おケイ「やるじゃないヒサコ!」ニヤリ!
シドーシャ「大した腕前ね」
シャーマン's≪ドドドドドドギャラギャラギャラギャラギャラ!
武部【続いて後続がカーブを抜ける!トップのⅣ号との差は5秒程!】
秋山【大洗以外のチームは出方をうかがっているみたいですね。群れで走っています】
武部【さあ次は心臓破りの坂道にさしかかります!】
T-34<ドドドドドドドドド
プラウダ生徒「指導者、大洗の逃げをゆるしていいのですか?」
シドーシャ「放っておいても自滅するわ」
プラウダ生徒「え?」
シドーシャ「あの速度であの急カーブを抜けるのはかなりの集中力と操縦技術が必要。あんな操縦、消耗が激しすぎて最後まで保たない」
プラウダ生徒「な、なるほど・・・」
戦車's≪ドドドドドドドドドドドドドドドド!
武部【Ⅳ号を先頭に全車が坂にさしかかりました。戦車の群れが坂を上ります】
おケイ「ゴー!サンダースゴー!」
シャーマン's≪ドドドドドドドドドドドドドドドド!
武部【あーっと!ここでサンダースのシャーマン5輌が前に出た!】
シドーシャ「クララ、狙い撃ちよ」
IS-2車長兼砲手クララ「ヤー(※了解)」
IS-2<ドドドドドドドド・・・
武部【おっと?プラウダのIS-2が足を止めた!】
ISー2<ウィーン・・・
IS-2<ドッ!
\ドゴーーーン!/
みか「!」
おケイ「ワッツ!?」
武部【あーっと!足を止めての砲撃!坂を上る敵チームを狙い撃つ気だー!】
ドゥーチェ「ぬゎんだと!?レースなのに砲撃ー!?」
シドーシャ「ルール無用なんだからこれくらい当たり前よ!クララ!やっちゃいなさい!」
Ⅳ号<ドドドドドドドドド!
西住「!」
冷泉「どしたい、かほ」
西住「砲撃音・・・後ろで誰かが撃ったみたい」
冷泉「聞こえたのか?」
西住「うん・・・たぶんIS-2の砲撃だよ」
冷泉「音で利き当てられるなんて、こいつはとんでもねえ戦車バカだね」
クララ【バケラッタ!(※狙い撃つぜ!)】
IS-2<ズドッ!
サンダース生徒A「危ないキャプテン!」
シャーマン<ギャララララ!
\ドゴワッ!/ シャーマン<ドゴーン! シュポッ
おケイ「!?・・・私達の盾に・・・!」
武部【あーっと!IS-2がサンダースのフラッグを狙ったが別のシャーマンがかばった!走行不能だー!】
クララ【クピポ・・・!(※今度は外さない・・・!)】
IS-2<ズドォ!
サンダース生徒B「キャップはやらせない!」
シャーマン<ギャギャギャギャ!
\ドッゴォ!/ シャーマン<ドガーン! シュポッ
おケイ「みんなーっ!」
武部【フラッグへの砲撃を再び仲間が防ぐ!さすがの連携だサンダース!】
クララ「ポプテピピック!(※クソ!)」
シドーシャ【焦ることないわクララ。2輌撃破でも大したものよ】
クララ「チョケップリィ・・・(※ありがとうございます、指導者・・・)」
戦車's≪ドドドドドドドドドドドドドドド
武部【さぁ全車が坂を登り切った。依然トップを独走する大洗Ⅳ号】
武部【その後ろを5秒差でサンダース、プラウダ、継続、アンツィオ、聖グロ、BC、自由、黒森峰の順で集団を形成しています】
秋山【みんな腹の探り合いをしていますね。ヘタに前に出たら先程のサンダースのように狙い撃ちされますからね】
秋山【そして砲弾を積んでる車輌は早めに砲撃して、車体を少しでも軽くしたいはずです】
秋山【砲弾を載せてる車輌はいつ砲撃するかも駆け引きになるんです】
Ⅳ号<ドドドドドドドドドドド!
西住「・・・」チラ
戦車's≪ドドドドドドドドドドドド!
西住「久子ちゃん、後続は動きがないみたい」
冷泉「ちぢこまってるみね」
西住「継続とアンツィオと私達の秘密同盟の作戦では――」
――・・・―前日夜―・・・――
みか「それじゃあ私達の秘密の同盟作戦を伝えるよ」
ドゥーチェ「おおっ、なんかかっこいいな」
みか「まず大洗のⅣ号さんはアクセルを全開にして、常に先頭を走ってくれ」
冷泉「どうしてだい」
みか「敵に揺さぶりをかけるのさ。誰かが独走してると周りは焦る。釣られて周りもアクセルをベタ踏みにするだろう」
みか「そうして敵を無理にトバさせて、エンジンの過熱や操縦ミスを誘発して潰すって寸法さ」
西住「つまり私達はエサになって敵の自滅を誘うんですね」
みか「そういうことだ。アンツィオは私達のすぐ後ろに常に付いてきてくれ」
ドゥーチェ「うしろ?」
みか「私達が風除けになって君達を守る。終盤にさしかかったらスリップストリームで君達を引き上げるよ」
ドゥーチェ「すりっぷ・・・ああ、あの一気に速くなるやつな!」
みか「CV33を優勝させるためにBT-42が援護に回るのさ」
西住「アンツィオさんを最後まで温存する作戦ですね」
みか「そうさ。君達大洗は出来る限り敵を巻き込んで、ふるいにかけておくれ」
冷泉「任せな」
――・・・――・・・――
西住「このままじゃ私達が勝手にカラ回っちゃうだけだよ」
冷泉「だと言って他に何も考えつかん。いくとこまで行くっきゃない」
西住「うん。久子ちゃんならエンジンをオーバーヒートさせずに走りきれるもんね」
冷泉「おう、あたしは冷泉久子。諦めの悪い女」ガコン
Ⅳ号<ドドドドドドドドドドドドド!
武部【おっとここにきてさらに速度を上げる大洗Ⅳ号!】
秋山【エンジンの回転数を常に調節して、過熱しすぎないように工夫して走ってます。冷泉殿の操作技術ですね】
武部【なるほどこのままトップを独走だ行けー!久子ー!】
Ⅳ号<ドドドドドドドドドドドド!
武部【Ⅳ号から遅れること7秒、後続集団が後を追いかけます!】
武部【さあ先頭のⅣ号が連続カーブ地帯にさしかかります!】
シドーシャ「動くわよ。構えなさい」
プラウダ砲手「え?」
シドーシャ「この先は曲がり角が続くわ。大洗が減速して下がってくる」
Ⅳ号<ドドドドドド!ギャラギャラギャラ!
武部【右へ左へのカーブが続きます!】
Ⅳ号<ギャラギャラギャラギャラ!
後続集団≪ギャラギャラギャラギャラ!
シドーシャ「・・・?」
Ⅳ号<ギャラギャラギャラギャラ!
後続集団≪ギャラギャラギャラギャラ!
Ⅳ号<ギャギャギャギャ!ギャギャギャギャ!ギャギャギャギャ!
シドーシャ「!・・・下がってこない!」
武部【Ⅳ号と後続集団の差が縮まらない!縮まらない!むしろ開いているか!?】
田尻「減速を最小限に抑えて・・・出来うる限りの最大速度で連続してカーブを切り抜けてる」
シドーシャ「なんて操縦技術なの!?」
武部【さっすが久子!毎日自転車で新聞配達してるから大洗の土地は慣れたもの!】
秋山【どこで減速すべきか、どこで加速すべきか、身体が覚えてるんですね。大洗は冷泉殿の土俵です』
武部【久子にとっちゃ、あんなこんなどんなカーブもへっちゃらだー!】
Ⅳ号<ダダダ!
Ⅳ号<ディダダ!
Ⅳ号<ドゥダダ!
秋山【すごい!減速せずに全てのカーブを切って落とした!】
武部【よっしゃー!唸るエンジンで後続なんかぶっちぎれー!】
田尻「・・・天才はいる。悔しいけれど」
Ⅳ号<ギャギャギャギャギャ!ドドドドドドドドドド!
シャーマン<ギャギャギャギャギャ!
おケイ「チィ!こんなに左右に振られるのにどうしてあんなスピードで進めるのよヒサコ!」
みか「振り落とされないようにくっついて来ておくれよ、アンツィオさん」
ドゥーチェ「おわー!置いてかないでくれー!」
後続集団≪ギャラギャラギャラギャラ!
武部【そして最後の直線!スタート地点に帰ってきましたー!】
\\\ワアアーーーーーーーーー!///
秋山【このコースをあと2周したチームが優勝となります】
武部【ほとんど同時にゴールしたらどうなるの?】
秋山【参加校の生徒会長さんを審査員として迎えてあります。各生徒会長さんが目をこらして審査し、誰が一位か多数決で決まります】
武部【結局人の目で計るしかないもんね】
秋山【各校の代表ということでひいき目なしに公平に審査もできますから】
秋山【――1周目を終えて順位は、大洗・プラウダ・サンダース・継続・アンツィオ・BC・自由・聖グロ・黒森峰となりました】
武部【さあ2周目に入って依然トップはやはり!飛ばしに飛ばして大洗Ⅳ号!】
武部【後続との差は10秒程!速さは自由か孤独か!このまま優勝は大洗のものかー!】