クロバットさん(色違い)   作:しのは

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ズバットさんとキレイハナのアカリさん

どうしてこうなった……。

 

今、俺の前にはパパさん狂信ポケモンと(俺の中では)名高いキレイハナのアカリさんが居る。

 

『……レンさんへのプレゼント、何かいい案はありますか?』

 

何でも、毎年パパさんの誕生日にはプレゼントを贈って居るそうで。

とはいえ、パパさんとアカリさんが出会ったのはパパさんがまだ子供の頃。そんな頃から毎年プレゼントなんてしていればネタ切れだってするし、ここ数年は今までのプレゼントに少し変化を加えた程度なのでマンネリ感が否めないとの事。

 

その為、少しでもアイデアが欲しいとママさんのポケモンだったりにアイデアを聞いて回って居るらしいく、その流れで俺のところにも聞きに来た、と言う事らしい。

ちなみにパパさんの誕生日は記憶が確かならば半年以上先である。

 

 

気をとりなおして取り敢えずは過去のプレゼントを聞いて見たのだが。

お約束花束から始まり押し花、ドライフラワー、花の砂糖漬けなどなど……。まあ、花や植物関係は大体やり尽くしたのではなかろうかと思えるほど色々やっていた。フレーバーティーとかエディブルフラワーとかもやっている辺り前々から考えて準備しているのが伺える。

そりゃ今のうちから考えている訳だ、プレゼントと言っても基本的にお手製になる以上前々から準備していないと間に合わなくなる。ましてや植物系に拘っている以上、基本的に育てる時間が必要だったりするし。

 

ふと、プレゼントという訳では無いもののひとつ思い浮かんだのはある。

『精油を作ってプレゼントしたことがあるなら精油を使ったマッサージしてあげるとかどうですかね。キレイハナとかアロマセラピーとか覚えそうですし。』

 

『それは以前考えたのですが……。実はアロマセラピーはキレイハナは覚えないんです。ラフレシアなら覚えるらしいのですが。』

 

え、マジで?図鑑とかのイメージだとラフレシアよりはキレイハナの方が覚えそうな気がするけど。

 

『更に言えばキレイハナは足が無いので手で押すしか無いのですが、体重が軽い上に手で押すのであまり力が乗らず……。』

 

あぁ、そうか、キレイハナってナゾノクサとかとサイズ感はあまり変わらないんだっけ。足がない以上、足踏みマッサージは出来ないので手で押すしかない。

 

 

『じゃあ、あとは石鹸とかですかね……。原材料の苛性ソーダがちょっと危険らしいのでママさんとかに手伝ってもらう必要はあるかもしれないですけれどもオリジナルの香りの石鹸だって作れる筈ですし。』

 

正直、これはあまりオススメはしたくない。今までプレゼントの内容を聞くにほぼ完全なお手製な上に材料も自分で調達しているみたいなのでそういう面ではアカリさんに勧めるには向いていないのだ。

それに単純に苛性ソーダが危険なのであまり身の回りにあって欲しくないというのもある。お嬢がいるのでその辺は特に。

 

『そうですか……、石鹸……。

とりあえず1つの案として考えておきますね。多少のお金ならば私持っておりますので金銭面では問題ないと思いますし。』

 

えぇ……、なんでお金持ってるの……?

いや、深く考えるのはよそう。なんとなくそんな気がする。

 

『では、そろそろ失礼致します。

相談に乗って頂きありがとうございます。』

 

『あぁいえ、お気になさらず。』

 

 

 

ちなみにだがパパさんの誕生日には石鹸が採用され、時折パパさんからアカリさんの匂いにも似た柔らかな花の香りを感じられるようになった。

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