クロバットさん(色違い)   作:しのは

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野外のズバットさん改め娘ちゃんの手持ちのズバットさん

 

「じゃあみぃちゃん、今日から家族になるズバットさんに名前つけてあげよっか。みぃちゃんはどんな名前がいいと思う?」

 

無事捕まったので続いての名前(NN)の命名イベントである。

まぁ、よっぽど変な名前で無ければ良いかなって思ってる。

流石にまだ幼いくらいの子が決める以上、こんな言い方は悪いけれどもかっこいい名前とかそういうのは期待は出来ない気がしてる。なんなら進化後のピンク色が決め手な以上、多分可愛らしい感じになりそうな気がする。

 

「しんかしたらピンクいろだからモモンちゃん!!」

 

「分かった、じゃあモモンちゃんね。」

 

命名:モモン(ズバット)

モモンかぁ……。

毒タイプに毒消しの名前とは何たる皮肉……。

いや、当の本人にはそんな意図は無いんだろうけど。

それにまぁ、

 

「じゃあみぃちゃん、そろそろお散歩終わりにしよっか。」

 

「うん!モモンちゃんはやくクロバットにならないかなぁ……。」

 

凄く楽しみで嬉しいって感じの声色なのを聞くとモモンでもまぁ良いかなって気になってしまうよね。

それはそれとして流石にすぐには無理ですよ、娘ちゃん。

いや、娘ちゃんは流石にマズいかなぁ、仮にも娘ちゃんのポケモンって事になったんだし。

マスター、みぃちゃん(?)、お嬢……。うん、お嬢だな。

そういう事でお嬢、今後ともよろしく!

あれ、なんか作品違うなコレ。

 

 

 

 

「お母さん、ただいま。」

 

「おばあちゃん、ただいま!ズバットつかまえてきた!!」

 

 

そうこうしているうちにお嬢とママさんの家に着いたみたいである。

お嬢がおばあちゃんって言ってる辺り、三世代家族なのか。

 

「2人ともおかえり。

みぃちゃんズバットさん捕まえてきたのかい?名前はもう決めた?」

 

「ピンクいろになるからモモンちゃん!!」

 

「ピンク色になるって事は……、あぁ色違いか。

また珍しいズバットさんを捕まえてきたねぇ、みぃちゃん。おばあちゃんにもそのズバットさんを見せてくれないかい?」

 

「いいよ!でてきてモモンちゃん!」

 

そう聞こえたらモンスターボールの外に出された。

うわ玄関広っ、この感じ田舎の家っぽいな。

何はともあれ、まずは挨拶。言葉は伝わらなくともこういった細かい事を積み重ねるのが大事って婆ちゃん言ってた、多分。

 

『お初にお目にかかります、お祖母様!

ズバットのモモンと申します!これからお世話になります!』

 

「あら、まぁ随分と礼儀正しいズバットさんねぇ。

それに人慣れもしてるし、どういう経緯の子なのかしら。」

 

お祖母様すげぇ、なんか意味通じたっぽい!

もしかしたら雰囲気とかそのあたり汲み取ってくれたのかも知れないがだとしてもポケモンの雰囲気汲み取ってる時点で凄いのである。

 

「ほんとに謎なんだよねぇ……。私のダイヤちゃんに相手して貰ったのだけど、その時平伏してたから何処でそんなの覚えたのって思ったし……。」

 

「それは確かに謎だけどねぇ、それ以前にバンギラスなんか出てきたらそりゃあ平伏したくもなるでしょうよ……。」

 

あの時は平伏じゃなくてこれからお世話になりますって礼儀を通しただけなんだけどね。いやまぁビビってたから土下座の気分だったけど。

というかなんか外?お隣?から色んなポケモンの声が聞こえるのだけれど、お隣さん何してるの?

 

「ところでモモンちゃんの居場所どうする?

私の子達と同じ様にお父さんの育て屋の所に住まわせてもらう?」

 

「まだズバットだから家の軒下とかでも良いけどねぇ。

まぁ、進化すると少し窮屈になるだろうからそうしようか。」

 

という事は此処って育て屋なのか。そりゃあ外から色んなポケモンの声が聞こえる訳だ。

まぁ、口振りからして育て屋と言っても同じ敷地内に育て屋があるだけで住居は別に作ってあるみたいだけれども。

 

「じゃあ、案内するから着いて来てねモモンちゃん。

みぃちゃんは先にお家に上がっててね。」

 

そう言って外に出たママさん。

とりあえず着いては行くけど……、やっぱり日光キツいっす……。

 

移動する事十数秒、お隣の建物に到着である。

 

「お父さん、ちょっと来てー!」

 

「なんだ、いきなり。って色違いのズバットなんて連れてどうした?アザミ、珍しいからって捕まえてきたのか?」

 

「まぁ、珍しいから捕まえたって言うのは間違ってないけどね。

一応、みぃちゃんが捕まえたからみぃちゃんのポケモンだから。

それで、住処どうしようかってなって今回もお父さんの牧舎の一角を借りようかなって。」

 

「おぉ、そうか。ミカもついにポケモンを持ったか。

なら、後でお世話の仕方教えて上げないとな。

住処ならアザミのポケモン達の隣辺りにしておいてくれ。」

 

お祖父様すっごい嬉しそうな声色してるな。

まぁ、孫との話題になるだろうしなぁ、ウキウキなのも致し方無しか。

何はともあれ、こちらでも挨拶よ。

 

『お初にお目にかかります、お祖父様!

ズバットのモモンと申します!これからお世話になります!』

 

「おう、ミカの事これから頼んだぞ。」

 

祖父様もそれとなく意味分かってるみたいだし凄いな育て屋夫婦。

 

「じゃあもう少し奥行くからまた着いて来てね、モモンちゃん。」

 

さて、これからママさんのポケモンとの顔合わせである。

これから関わる事は多いだろうし、第一印象は大事だろう。

失礼のないようにせねば。




ちなみにですが、ママさんのポケモンはバンギラス含めて8匹居ましたが、内2匹はパパさんに譲られています。
とはいえ、基本的にパパさんはポケモン達に遠慮してあまり連れ回す事はしません。
ポケモン側が着いて行く気だったりポケモン含めてパパママみぃちゃんの家族旅行とかなら連れて行きますが。
パパさんのポケモンはママさんから譲られた2匹と独身時代からの唯一の手持ちの計3匹です。
それにみぃちゃんのポケモンのズバットさん……。
計10匹ってこの親子(と言うかママさん)ポケモン持ちすぎでは。
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