望む世界があるのなら手を伸ばせばいい。
欲しいものがあるのなら手を伸ばせばいい。
それでも手に入らないのであればあがけばいい。
一一一一一一一一一一
仕事も終わり帰ろうとすると、八意先生に主に挨拶しろと言われた。
一一一一一一一一一一
「入るぞ。」
「どうぞ~。何しに来たの?」
「いや、八意先生にお前に挨拶してこいと言われてな。」
「あらそうなの?まぁ堅苦しいの抜きにしてゲームしましょう。」
「止めておく。遅くなると帰れなくなるからな。」
「帰りの案内なんてそこら辺にいる因幡達にさせればいいじゃない?」
「わかったよ。で、何をするんだ?」
「そうね……。最近流れてきたスト2何てどう?」
「スト2か……。もうここに来るのか。」
「知ってるの?」
「勿論だ。言っておくが俺は強いぞ。」
「あら、それは楽しみね。」
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「ところで、」
「何?」
「いつもこんな風にゲームしているのか?」
「まさか。私は楽しいことがしたいだけよ。ゲームはその一貫。」
「永遠の命を持てば殺し合いも娯楽ということか。」
「遠からず近からずといったところね。」
「どういうことだ?」
「死なないとはいっても元は普通の人間よ。殺されればそれはもう死ぬ程痛いわよ。私にその痛みを楽しむ趣味はいわ。」
「だとしたら何でいつまでも殺し合うんだ?」
「楽しいからよ。」
「さっきの話とどう違うんだ?」
「私は退屈な日々が嫌いなの。あいつといたら絶対に退屈しないの。だから一緒にいるだけよ。」
「面倒くさいやつだな。会いたいと言えばいいのに……。」
「そんなわけないでしょう?隙あらば私を殺そうとするやつに会いたい?」
「俺は嫌だな。けどお前自身、同じ時を刻むあいつと共にいたいと感じてるんじゃないのか?」
「……。」
「図星か?」
「そうかも知れないわね。けど……。」
「ん?」
「それを認めたところで私とあいつの関係は変わらない。今までと同じ、殺したり殺されたりまた殺されたり……。今までの関係が一番心地いいのよ。誰にも奪わせたりしない。」
「奪われても、奪い返すんだろう?奪ったやつを殺してでも。」
「当たり前よ。私を殺しに来るやつを助けるなんて滑稽な話でしょう?」
「そうでもないさ。それがお前にとって最善ならばそうすればいい。」
「そうかもね。」
「あっ、」
「どんなもんよ♪インド人に関取で勝とうなんて甘いのよ♪」
「いいだろ、好きなんだから。」
「それでも勝てなきゃ意味ないでしょう?」
「まぁな。」カチッ
「館のなかは禁煙よ。」
「堅苦しいことはなしっていったのはお前だろう?」
「それもそうね。」
「やっぱり、米兵の方がいいのか?」
「そうかもね。」