予定が立て込みすぎてなかなか執筆出来ませんでした。
因みに翡翠葛の花言葉は『私を忘れないで』らしいです。
酒飲みの少女は今夜も酒を飲む。
月も見ず、花も見ず、音も聞かず目の前の盃をただただ空けていく。
一一一一一一一一一一
前回の続き。宴会に戻ると小さな鬼が横に座ってきた。
一一一一一一一一一一
「なんだ、萃香か……。」
「なんだとは大層な挨拶だねぇ。せっかくの酒が不味くなるだろう?」
「年中酔っぱらっているやつが酒の味を理解しているのか?」
「何が言いたいんだい?」
「たまには何か肴を摘まみながらゆっくり飲むのもいいんじゃないのか?」
「それなら何か肴になりそうな話をしてくれ。」
「わかったよ。どんな話がいい?」
「煙草以外ならなんでもいいぞ。あれだけは好きになれん。」
「わかったよ。それなら……翡翠葛って知っているか?」
「知らないねぇ。葛の仲間か?」
「あぁそうだ。幻想郷の外の世界にあった植物だ。」
「どんなやつなんだい?」
「一言で表すなら奇妙なやつだ。背丈は10間にもなり、その花は青い。」
「10間はなかなか高いかもしれないが、青い花は珍しくないだろうに。」
「そこらの青とは違う。自然ではなかなか見ない翡翠色の花を咲かすんだ。」
「そんな花があるのか。見てみたいねぇ。」
「見ない方がいいぞ。」
「何でだい?」
「翡翠葛はマメ科の植物だ。」
「は?そんなにもったいぶって話した内容が豆の話かい?」
「俺が話したいのは豆の話じゃないぞ。」
「じゃあなんだい?鬼に豆の話をしたくらいなんだから覚悟はできているだろう?」
「美しいものには棘があるって言う話と……」
「と?」
「お前は食えないやつだって言う話だ。」
「その心は?」
「小さな豆から生える巨木。ジャングルのなかでも異彩を放つ翡翠の花。お前らしくないか?」
「ほほぅ、お前さんも私のことをはぐれものだと言うのかい?」
「違うのか?地下で満足していた鬼も多かったろうに、それでも地上に出たがるやつははぐれものと同じじゃないのか?」
「違うね。私は地上で暴れたかったのさ、力比べがしたかったんだ。それは鬼とは違うのかい?」
「それなら奇襲でよかっただろ?宴会なんて開かずに。嘘をつくお前ははぐれものと違うのかい?」
「人に吐かれる嘘は嫌いだが、私は嘘を吐くさ。」
「それも嘘だろ?そんなやつが鬼退治されるときに『鬼は人を騙したりはしないのに……』何て言うのか?」
「……負けたよ!お前さんの勝ちさ。」
「……いつ勝負したんだよ……」
「いいじゃないか。私は楽しかったよ。」
「ならその楽しい気分のまま飲むか?」
「そうだね。今日は楽しい酒盛になりそうだよ。」
「それは良かった。」
「お前さんも飲むだろう?私の酒が飲めないとは言わせないよ。」
「止めておくよ。鬼と飲み比べをするほど俺は馬鹿じゃないんでな。」
「そうかい、それは残念だね。」
「地上にいればいつか飲めるさ。」
「そうさね。今度は竹林で月でも見ながら飲むかね。」
「お前も風流がわかってきたな。」
「今度は外の話をしてくれるかい?」
「あぁ、お前が見たことないもの、聞いたことないものなんでも話してやるよ。」
20話を越えて、皆さんがどのような話が好きか1度訪ねてみたいと思います。
1、のんびり系(魔理沙、妖夢など)
2、シリアス系(笑)(レミリア、うとんげなど)
3、その間系(籃、永琳など)
4、作者の作る話は何でも好きだぜ
コメントでもメッセージでも返信してくださると助かります。
今後の話の進み方に関わります。