サボる、語源はサボタージュ。サボタージュ、語源は木靴(サボ)で不当な扱いに対して抗議すること。
そういえば『サボ』っていう革命軍のキャラクターがどっかの漫画にいたな。
一一一一一一一一一一
霖乃助に外の道具を売り付けるため、無縁塚へ道具を拾いに来た。
そこには赤い髪のサボり魔な巨乳こと、死神の小野塚小町が木陰で寝息をたてていた。
一一一一一一一一一一
「小町、またサボりか?」
「zzz ……」
「なんだ、ただの屍か。」
「死神に対して屍ってどんな冗談だい?」
「なんだ、起きてたのか。」
「いや、今起きたのさ。それにしても久し振りだねぇ、あんたがここに来るなんて。」
「ここはあまり好きじゃないんだよ。」
「そりゃあ、あんたの知り合いもいるかもしれないからねぇ。」
「そうだな。だから、ここにはあんまり近づきたくないんだよ。」
「でもここに来たってことは吹っ切れたのかい?」
「そんなところかな。こっちには生活がかかってんだよ。今更恐いなんて言ってられねぇよ。」
「結構結構。どこかの賢者さんも言ってただろう?幻想郷はすべてを受け入れる。それは残酷なことだってな。」
「今になってその意味が理解できるようになったよ。」
「そうかい。あたいは未だにわからないけどな。」
「おい、……まぁ、外来人じゃねぇと理解できねぇかもな。」
「ほう、それならあんたに教えを乞おうじゃないか。」
「……」スッ
「なんだい、その手は?」
「俺はお前に教えてあげる。お前は俺に教えてもらう。OK?」
「三途の川の船頭のあたいに金を払わせるってあんたも大概命知らずだねぇ。」
「いいだろ。俺は三途の川の船頭じゃなくて小野塚小町に話してるんだよ。」
「あんたも逞しくなったねぇ。霖の字の影響かい?……これで足りるかい?」
「幻想郷のせいだよ。……あぁ、十分だ。」
「なるほどねぇ。まぁ、幻想郷で生きていくなら、特にあんたみたいに妖怪相手に商売するなら、それくらい逞しくないといけないね。」
「それはどうも。一本いるか?」
「おっ、ありがたいねぇ。頂くとするよ。」
「そういえば、お前、こんなところにいても大丈夫なのか?」
「なにがだい?」
「仕事は?」
「大丈夫さ。今日はやる気がしないからね。無理して働くよりもこうして休みながらする方が効率がいいのさ。」
「羨ましいよ。」
「ん?」
「俺のいたところではそんな言い訳通用しなかったからな。」
「そいつは残念だねぇ。あんたんところの上司も四季様くらい融通が効けばよかったろうに。」
「まぁ、そうかもな。ところで、『同時に振り返るゲーム』でもするか?」
「なんだい?その詰まらなそうなゲームは?」
「合図と同時に振り返るだけの遊びさ。けど意外と面白いんだぞ。」
「そうかい。それならあたいが合図を出すよ。」
「合図は『えーんまさまはとーんちき ゆーづーきかないとーんちき』で統一されてるからな。」
「そんなルールがあるのか?」
「まぁな、元々この遊びは現世の罪から目をそらし、融通の効かない閻魔様に悪態を吐くっていう落語がもとになっているからな。」
「なるほどねぇ。それじゃあ始めるよ。」
「『えーんまさまはとーんちき ゆーづーきかないとーんちき』…………あ、四季様。おはようございます……」ダラダラ
「無言で微笑まれると、非常に怖いんとすけど。え、今の言葉ですか?いやいや、本心な訳ないじゃないですか……。ちょっと、悔悟の棒をそんなに振りかぶらないでください!」ピチューン