人のためを思うなら注意すべきである。
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神社での弛く長い一時。桃色の(説教の)鬼に邪魔された……
一一一一一一一一一一
「また吸っているのですか?」
「華扇か……。」
「霊夢でも待ってたのですか?」
「いや、今日はただの暇潰しだ。近々下に行くことが決まったからな。」
「下って旧地獄のことですか?」
「そうだが、やっぱり嫌か?」
「そうですね。旧地獄はその名の通りまさに地獄ですからね。人間がそこへ向かうのは好ましいとは思いません。」
「止めないのか?」
「止まるのなら止めますよ。」
「止まらないさ。」
「そう思ってましたよ。」
「約束は守る男なんだよ。」
「……何で?」
「ん?」
「何で止まらないの?」
「昔、約束を破っちまったからな。その償いだよ。」
「償いをする必要はないって言ってなかった?」
「償えないものは仕方ない。けど、償えるものは全力で償わなくちゃいけないと考えている。まぁ、俺の勝手な思い込みだけどな。」
「命の危険に晒されても?」
「約束を破っちまったときにそいつを大変な目に会わせちまったからな。」
「後悔なのね……。」
「そういうことかもな。けどもし、そいつが何事もなかったら俺はここにいなかっただろうな。そういう意味では後悔してないかもな。」
「どういうこと?」
「……約束を守らなかったらあんなに悩むこともなかったんだよ。そして、死にたいと思うこともな……。律儀に人の仕事までしてたんだから可笑しいよな。」
「……私なら貴方を導けると思う?」
「無理だと思うぞ。人に偉そうに人生について語っていた俺が自分自身を見失っていたんだ。誰にも、どうすることもできなかったさ。」
「よかったと思ってるの?」
「言ったろ、後悔はしていないって。」
「そうじゃなくて……。」
「幸か不幸かで問われれば俺は間違いなく幸せだよ。だから心配すんな。」アタマナデル
「……うん。」
「まぁ、幸せかどうかなんて人が死ぬ瞬間に己の人生をどう思うかだ。後、40年くらい待ってろ。」
「貴方は幸せだったって言えるの?」
「言ってやるよ。空に向かって大きな声でな。」
「それならよかった……。」
「だろ?」
「貴方のことだからどれだけ不幸でもそう言うんでしょうね。」
「望まない死に方さえしなけりゃ誰でもいい人生だったって言えるさ。」
「本当に変わった人ね。」
「よく言われるよ。」
「誉めているのよ。人間にしておくのが惜しいくらいにね。」
「やめてくれ。冗談でも恐い。」
「あら、知らないの?」
「何をだ?」
「私はね嘘つけないの。」
「へー、知らなかったな(棒)。」
何かとフラグが多かった風神録編が終わりました。
このまま一気に最終回迎えられるくらいの状態ですが、最低でも地霊殿までは書こうと思っています。
まぁ、その後どうするかは何も考えてないんですけどね……