桶は身を隠すことができるからから好きだ。
桶は外を見なくていいから好きだ。
桶は私を守ってくれるから好きだ。
私は桶が好きだ。
桶は私が好き?
一一一一一一一一一一
ヤマメの案内で絶賛下降中。
(都合上ヤマメは少ししか出ません)
一一一一一一一一一一
「……。」
「……。」アタマカクシテシリカクサズ
ヤ「……。」
「ヤマメ……これが何かわかるか?」
ヤ「認めたくないけど私の友達の釣瓶落としのキスメさ。おーいキスメー、出ておいで。」
「……。ヤマメ……そこの人誰?」
ヤ「それは本人に聞きな。私はさきに降りるからね。」
「……。」
「……貴方は……誰?」
「俺は地上の万屋で相模友人。まぁ、煙草さんとか万屋さんとかで呼ばれることの方が多いがな。」
「……万屋さん?」
「あぁそうだ。で、お前の名前は?」
「……キスメと言いますです。……一応釣瓶落としなのです。」
「キスメか。よろしくな。」
「……はい。よろしくなのです。」
「キスメは何でここにすんでいるんだ?」
「……人を食べちゃうからなのです。……だから……人に恐れられて地下に閉じ込められたのです。」
「ん?ヤマメはそんな妖怪はいなくなったって言っていたがお前は違うのか?」
「……それは理性がある強い妖怪の話なのです。……力のない妖怪は本能に従って人を食べるのをやめられないのです。」
「俺を食べようと思わないのか?」
「……私は力のない妖怪のなかでも強い方なので……満月の夜みたいに妖力が強くなるとき以外は理性が働くのです。」
「それは良かった。食べられずにすむんだな。」ナデナデ
「ふにゃー」
「ん?気持ちいいか?」
「……なんと言うか落ち着くのです。……これまでの人間とは違う優しい感じがするのです。」
「それは良かった。」
「……万屋さんは不思議な人間なのですね。」
「最近よく言われるよ。ところで……」
「何ですか?」
「何で桶を被っていたんだ?」
「…………万屋さんが怖かったからなのです。」
「もしかして人見知りなのか?」
「…………はいなのです。…………と言うよりも人間に封印されたときのトラウマとでも言うのでしょうか……」
「なるほどな。」
「……けど、怖くないとわかったから今は大丈夫なのです。」
「それは良かった。いつまでも怖がられていたら嫌だしな。」
「……万屋さんはいい人なのですね。」
「そうか?」
「……はいなのです。……なんだかヤマメみたいに私の面等を見てくれそうな気がするのです。」
「やめてくれ。俺は一人面倒見るだけで手一杯なんだよ。」
「……それは誰なのですか?」
「教えねぇよ。」
内気+人見知り=(幼女モードの)羽入