本を読むことは知識を得ること、知識を得ることは生きること、生きることは本を読むこと。
すばらしい人生です。
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鈴奈庵に呼び出されました。どうやら依頼のようです。
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「いらっしゃいま……あっ、万屋さん。よく来てくださいました。」
「久しぶりだな。で、今日の依頼は何だ?久しぶりの人間からの依頼だからなよろしく頼むよ。」
「はい、今日の依頼は本探しに行って貰いたいと思ったのです。」
「他の本屋に探しに行くのか?」
「いえ、貴方には無縁塚に行ってきてください。」
「新しい外の本が欲しいってことか?」
「そうです。最近、外の本がなかなか読めていないので……」
「飽きもせずによく読めるよな。」
「読書に飽きなんて来るわけ無いじゃないですか。一冊一冊にその著者の人生が詰まっているんですよ。」
「そんなもんなのか?」
「そんなもんです。どんな本も私にとっては著者の人生を描いた伝記のように思うのです。」
「小難しい話は苦手なんでこれくらいにしてもらえるか?」
「そうですね。それでは万屋さん、お願いできますか?」
「わかったよ。ところで何で俺なんだ?無縁塚なんて危ないところ霊夢とか魔理沙とかの方が向いてるんじゃないのか?」
「それはもちろんです。けど……」
「けど?」
「霊夢さんは拾った本を別の本屋に売りそうですし、魔理沙さんは面白そうな本があれば自分のものにしそうなので……。」
「そうか。」
「もちろん貴方のことは信頼してます。消去法ではないので落ち込まないでください。」
「わかってるよ。」
「そういえば、最近無縁塚に妖怪が出るらしいので気を付けてください。」
「メディスンのことか?それなら知り合いだぞ。」
「聞いた話では常に何か探し物をしているそうです。」
「探し物……テケテケか?」
「テケテケですか……。テケテケに関しては以前、外の世界の本で読みました。ちゃんと呪文言えますか?」
「呪文は効かないんじゃなかったか?」
「私が読んだ本ではそのような呪文は無いとありましたが、他の文献にはあるとも書いてあるんですよ。」
「どうなんだろうな。」
「新しい妖怪なので参考になる本が少ないんですよ。」
「難しいところだな。」
「そうですね。できることならそういう新しい妖怪についてまとめてある本も欲しいんです。」
「……ぬ~べ~は何刊まで読んだんだ?」
「全部読みましたよ。そういえば……」
「どうした?」
「ぬ~べ~が外の世界で実写化されたらしいですね。」
「誰から聞いたんだ?」
「この間、少し力の強い本があったのでその処理を紫さんにお願いしたんです。その時に聞きました。」
「楽しみか?」
「もちろんです。流れ着いたらすぐに霊夢さんとさんと一緒に河童のところに行って見るつもりです。」
「そうか……」
「どうかしたんですか?」
「期待せずに待っていた方がいいぞ。」
期待していたんですけどね……