これだけ投稿しておきます。
暗い部屋
私は独り
貴方は一人
私も一人?
貴方も独り?
一一一一一一一一一一
暗い夜道を独りで歩く。
一一一一一一一一一一
「腹が減ったのか?」
「そうね。でも、貴方を食べたら巫女に殺されて、賢者に異世界に飛ばされそうだから止めておくわ。」
「そうしてくれると助かる。……食べるか?」
「なにこれ?」
「兎の干物だ。」
「頂くわ。……本当は人間を食べたいんだけどね。」
「腹が減ってる状態で贅沢言ってられないだろ。」
「そうね。」ガシガシ
「……」
「ところで……」
「ん?」
「人間はどうして光を好むの?人は太陽がでない日を悪魔が来ると恐れていると聞いたんだけど。」
「怖いからだろ?」
「人の心の中には必ず闇がある。違う?」
「闇を持つからこそじゃないのか?一種の同族嫌悪だと俺は思うがな。」
「人の心は小さな部屋。暗く狭い部屋。壁が厚い人もいれば穴が開いてる人もいる。その部屋を照らすために人は高いところにあるスイッチを押そうとジャンプしている。押すことを諦めた人も、フィラメントが切れてしまった人、スイッチを押すためにズルして高く飛ぼうとする人もいる。……そう思うの。」
「性悪説か……。」
「そうね。でも、これを唱えた2000年前の偉人は殺されたわ。」ソウナノカーポーズ
「怖いからじゃないのか?」
「そうね。」
「俺だって暗く狭い部屋に独りなら怖いかもしれない。けど、大多数の人は独りじゃないだろ?」
「大多数はね。でもここにいるのは忘れられたものたち。誰が人喰い妖怪に近づいてくれるの?」
「俺だろ?」
「……」
「……」
「ブフッ」
「笑うなら笑ってもいいが吹き出すなよ。」
「だって貴方にそんな臭い台詞似合わないもの。」
「そりゃあそうだ。」
「不思議な人間。」
「何がだ?」
「何で真っ暗な私の部屋を照らそうとするのよ。」
「何でだろうな。」
「貴方はいつもそう。人の部屋を照らそうとしすぎよ。」
「仕方ないだろ俺の部屋の電球は横向きについてんだからな。」
「ずれた人ね。」
「ここに来たお陰でその言葉が実は誉め言葉じゃないかと思えるようになれたよ。」
「あら、誉めたつもりなのだけど?」
「それはどうも。」
「私の見た感じ、貴方の電球はフィラメントが切れているみたいだけど灯りは灯るの?」
「エジソンを恨まねぇといけないな。」
「貴方の電球も困ったものよね。真下は照らせないくせに横向きなら真っ黒の部屋でも少し明るくできるものね。」
「仕方ねぇだろ。接触が悪いんだよ。」
急にお気に入りが増えてました。
驚いて理由を色々調べていたらランキングに載ったらしいです。
しかもこの小説を紹介してくださったかたもいらっしゃいました。
この小説を見てくださっている皆様のお陰です。本当にありがとうございます。