不服不満あらばお申し付け下さい
本項は次の幻想郷縁起に掲載する予定である、人里のお人好し『相模友人』に関する記述である。八雲紫の検閲を通していないため、このまま掲載されることはないだろうが著者『稗田阿求』の主観が最も多く含まれているともいえる。参考程度に読むことを推奨する。
<里の何でも屋>
相模友人 Tomohito Sagami(※1)
職業 よろず屋、教師
能力 舌を増やす程度の能力
主な出現場所 人里、博麗神社
最近無縁塚に流れ着く外来人が増えた印象がある。八雲紫いわく、外の人間が我々『忘れ去られたものたち』について新たな理解を得始めたのが原因となっているらしい。そして、相模友人は多くの外来人が妖怪に喰われている中、運良く妖怪の餌にならず今日まで生き続けている。(※2)
彼は現在、人里の西の果てで何でも屋を営んでいる。何でも屋とは体の良い言い方であり、話し相手から寺での床下の異音調査まで本当に幅広い仕事を(妖怪や神、仙人を相手に)している。(※3)
彼は昼間に自身の営む万屋にいることが少なく仕事を頼む際には注意が必要である。店にいない場合には人里や博麗神社にいることが比較的多いようである。そこでも見つけることができない場合には日を改めなければならない。(※4)山の巫女はそんな彼のことを『ぴっぴを捕獲するよりは楽』だと話していた。
○性格
為人は極めて温厚であり他人と話すときは主に聞き手になることが多いようである。聞き上手であることもあり、彼にたいしてあからさまな敵意を持つ人間は私の知るところにはいない。
特に私は彼と気が合うようで、里や甘味屋で会えばついつい話し込んでしまう。つい先日も私の密かな野望について熱弁してしまった。多くの人妖が彼の話し上手、聞き上手であると感じているらしく、個性の強い人妖が多い幻想郷では彼が良い潤滑剤となっていると言える。
○仕事
前述の通り、彼は安全な人里の中心ではなく、人里の西の果てで店を構えている。人里の中心から遠く、香霖堂が見えるほどの危険地帯であるため、人間はなかなか寄り付かず依頼者のほとんどが妖怪だという。彼になにかを頼みたいとき、急ぎの用事でない限りは彼が人里まで来るのを待つのが賢明である。
仕事ぶりに関しては10人中9人が『普通』と答える程度である。しかし、どのような依頼も決して断らず、決して投げ出さないところを見る限り、彼がいかに誠実な人間かが見てとれる。
顧客の多くが妖怪であり、滅多に人間の客が来ないので儲けはあまり大きくないらしい。(※5)
○能力
能力の詳細については今執筆している私も全く知らない。能力の名前についても数日前に八雲紫から聞かされたのみである。これがどのような能力であるのか知ることができるときはいつか来るのだろうか。
※1 印をもらおうとしたが『信用ならないから』と言われ、ミミズのような線を描かれた。聞けば外ではこれで事足りるらしい
※2 これについては様々な意見がある。季節が良かった、昼間でたまたま人が通りがかり拾われた、『たまたま運良く』安全な博麗神社に流れ着いたなど言われているが、真偽はわからない。
※3 本人いわく、一番辛かったのは寺の床下の異音調査だそうだ。
※4 この記事をかくため会談を行うために三度ほど店に遣いを送ったが一度として店にいなかった。そして、たまたま居酒屋にいたところを捕らえて会談までこぎ着けた。
※5 なぜ彼が毎日煙草が吸えているのかは人里の数ある不思議の中の一つである。