~アメリカのとあるテレビ局~
アメリカのゴールデンタイムの定番ワイドショー「メルドラドショー」。
今回は近日開催されるワールドグランプリの主催者「マイルズ・アクセルロッド卿」と2名のスペシャルゲストを迎えたWGP特番が今放送されていた。
「今夜のメルドラドショウは世界が注目する石油王!マイルズ・アクセルロドが登場!」
「彼は史上初めてGPSなしでの世界一周に挑戦。皮肉にもガス欠起こし大自然の中で立ち往生。死亡したものと思われていましたが36日後!自然界から抽出した燃料で生還したのです!」
「その後彼は巨大な油田を売りに出し、自らを電気自動車に改造。また、再生可能なクリーン燃料開発に専念。ついに開発に成功したのがアリノールです。」
「そしてこの新しいスーパー燃料の性能を世界に証明するため、世界中のチャンピオンを招待して第一回ワールドグランプリを開催します!」
「どうぞ、マイルズ・アクセルロッド卿!」
「この番組に出られてうれしいよ。さて、石油というのは高くつくし、環境汚染も進む。石油の元は化石だ。例えば死んだ恐竜、恐竜に未来はなかった。代替エネルギーこそが未来だ」
「約束しよう。ワールドグランプリでアリノールの性能を見れば、ガソリンなどもう二度と誰も使わなくなるだろう。」
「たった今ワールドグランプリ出場車のフランチェスコ・ヴェルヌーイ衛星中継がつながりました!」
「光栄だろシニョールドラド。よろしく?」
「マイルズ、マックイーンと日本のヤクモは呼ばないんですか?」
「当然招待はしたよ、でも長いシーズンが終わったばかりで、しばらく休みたいそうだ。それと、、、」
「ライトニングマックイーンがこのフランチェスコ様に勝てるわけがない!」
「俺は時速300km出せるんだぞ、マイルでいうと、、えーっとぉ、、とにかくマックイーンよりずっと速い!」
「あーっと、けど嬉しい報告が一つ」
「それは?」
「サー・ハチマンは回答を保留していたけど、つい昨日参戦すると連絡があったよ!」
「今少しトラブって遅れているみたいだけどこの後衛星中継をつないでくれるって言っていたよ!」
「187.5マイルだよ、ビックマウス。こんにちは、いや?そっちは夜か、こんばんはミスタードラド」
「フランスのパリからの中継からハチマン・ヤクモ選手です!」
「しかも何と!イタリアのファビオラ・ヴァンディーニ選手とハンナ・ポルシェ選手も一緒です!」
「こんばんはシニョールドラド?」
「Guten Abend(こんばんは)」
「お次は電話コーナー!メリーランド州ボルチモアから!」
「いやぁ、これはレース場で決着をつけなきゃいけないようだ。どうだい?ライトニングマックイーン、あと一つ枠があるよ?」
「あぁ、喜んでと言いたいけど、クルーが休みに入っちゃってるんで、、、と思ったらクルーが戻った、出させてもらうよカッチャーオー!!!」
「マックイーンの参加でさらにグランプリが楽しみになりました!」
「ヤクモ選手はどう見ますか?」
「ライトニング・マックイーンとの面識はないが、彼の実績は伝説的だ。私は当時学生だったが、彼の最初のピストンカップ挑戦は録画で見たよ。感動したね、彼のスポーツマンシップは非常に尊敬しているよ」
「では実力は?」
「実際に走ってもいないのに何も言えるわけがないだろう?、それは二人も一緒だろ?なぁファビオラ、ハンナ」
「戦っていない相手のことはわからないし。何事もやってみないとわからないわね」
「同意。けど彼の能力は驚異的とみるべき」
「君は相変わらず弱腰なんだな、そんなだからトラブルも起きるんじゃないかぁ?」
「言ってくれるな。トラブっても私は君よりも速いが?」
「ヤクモ選手はスパフランコルシャンのタイムアタックで、今年フランチェスコ選手が出したコースレコードを更新しております!」
「ちがう!あれはマグレだっ、そんな事実は存在しない!」
「まぁ、それは数字が証明してくれるさ。あと、私は350マイルでる。覚えておくといい。」
「今夜はありがとう。レースは期待してくれ」
「ワールドグランプリに出場する、ハチマン・ヤクモ選手でした!」