ハイスクールD×J~噛み砕け、俺のジョーカー!~ 作:伊達 翼
新しい二次を書くことを決めました。
題材はハイD。
今回はハイD単独のつもりです。が、何かしらの理由で何らかの設定を使ったりする可能性もあるので、保険はつけておきます。
ちなみに魔導騎士物語とは何ら関係はありません。
かつて聖書の神が生み出した
それは非力だった人間に異能の力を与えると同時に宿した者の運命を翻弄してしまう、人間にとっては諸刃の剣。
神器は時に祝福を、時に呪いを保有者に与えてきた。
それはこの永い時の中でも幾度となく起きてきたことだ。
そして、歴史に名を残すような人物に宿り、その力を振るったこともある。
現代でもスポーツ選手などに密かに宿り、表面上の力を無意識に発揮させることだってある。
反面、幼い頃に発現した神器は呪いとなって保有者の命を削っていき、神器によってその命を落とす者も少なくはない。
さらに神器の種類によっては自らの命を糧にその強大な力を振るうモノもあり、必ずしも良い方向に傾くわけではない。
しかし、神器はただ『力』であり、保有者の善悪は問わない。
神器が悪として振るわれるのであれば、それは悪の価値観を持った人間の所業なのだろう。
しかし、その逆も然り。善の心を持った人間が神器を振るえば、それは正義に転ずることだってある。
そうして神器は人々の中を渡り歩いていく。様々な人間の中に宿っては、その宿主が死ねば次の人間に移ろう。
神器とは、そういうものだ。
そんな神器の中でも『神をも滅ぼす具現』とされる特殊な神器…『
最初に見つかった神滅具はキリストを貫き、その血を浴びたとされる『始まりの神滅具』、『
神滅具の代名詞とも言える神器であり、
そして、時代が進むにつれて、神滅具の数も増えていき、現在では13種もの神滅具が確認されている。
しかし、『黄昏の聖槍』以前に
その神滅具には七体の存在が封印されていた。
力はあるが、名前のない存在…。
伝説や伝承にも残らなかった、そんな存在が七体も封じられていたのだ。
だが、その神滅具は現代まで目覚めることはなく、永い時の中を人間達の中で過ごしていく。
その永い時の中で、七体もの存在は、一体を除いて散り散りになってしまう。
理由は定かではない。しかし、『七体もの存在を封じた』という時点で、既に不具合はあったのかもしれない。
一つの神器の中に七体もの存在…歪な形になっていても不思議ではない。
こうして、いつしか忘れ去られた零番目の神滅具。
これは、今まで目覚めることのなかった神滅具が初めて目覚め、今代の宿主となった探偵と共に歩む、そんな物語。
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・独自用語解説集
『
かつて聖書の神が神器システムを創った際に生み出したとされる神滅具、その試作型である。
これは封印系独立具現化型の原型とも言える神器であり、七体もの力はあるが、名前のない存在を神器へと封印した代物。
黄昏の聖槍が神滅具として認知されるよりも前に創られたものだが、その全容を見た者はいない。というのも神器として覚醒した例は一度もないのだ。この神器が創られてから永い時の中、目覚めることなくただただ人間の間を彷徨っている零番目の神滅具。
その永い時の流れの中、忘れ去られた神滅具。
いつしか神器の中に宿っていた力は一体分を除いて散り散りとなってしまっていた。
そして、その内の一体は今代の宿主の中で眠り続ける。