ルフィの母親が求道心、探究心溢れたプラント星出身のサイヤ人だった件   作:メカ好き

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ウタの誘拐未遂事件から2日が経過した。

 

他惑星にて鍛練を行っていたサヤは、帰還後直ぐに異変に気付きルフィ達の元に瞬間移動した。そして事情を聞いて激怒。下手人であるシュガーを能力者用の拘束具(海楼石の手錠、首輪、足枷、胴枷が鎖で繋がった物)で自由を奪い家の地下室(防音仕様)で尋問を行った。そこで分かった事実から義父であるガープを呼び出したのである。無休不眠で急行したガープがついたのは夜が明けようとしていた時間帯であった。

 

「じゃあ、釈明を聞かせて貰おうじゃないか」

「待て待て待て待て、わしはホントに何も知らんのんじゃ!少しは状況を説明してくれ!!」

「・・・本当に何も知らないようだね?なら、説明してあげるよ」

 

そう言ってサヤはウタが自分の義娘である事、彼女がエレジアの生き残りの一人である事、ホビホビの実を食べた回し者にオモチャにされて誘拐されかけた事、ルフィが間一髪で助けた事を話した。

 

「それでアタシが回し者のガキを尋問したんだけどね、面白い事を沢山話してくれたんだよ」

 

そう言うサヤの表情は笑顔だが、ガープには怒気で周囲の風景が歪んで見えた。

 

「あのガキ、ドンキホーテ海賊団とか言う連中の一員らしくてね。どうも今回の件は何処かと取り引きした結果らしいんだよ。ワザワザホビホビの実の能力で周囲の記憶からも抹消する様に注文を付けたらしいね。さて、聞くけどアタシがここにいる事を知っていて、ドンキホーテ海賊団とやらが取り引きできる相手って誰だろうね?そう言えばドンキホーテって姓、どこぞの()()()の中に有ったような記憶があるけどね?」

「ッ!?」

 

エレジアの滅亡

トットムジカ

行方不明の生き残り

フーシャ村を拠点にしていた赤髪海賊団

エレジアを探るサイファーポール

ドンキホーテを名乗る海賊

 

ガープの中でこれらのピースが一つに繋がった。

 

「どうやら気が付いたようだね?さて、取引と行こうじゃないか。こちらから提示する慰謝料は貸し三だ。使う時に突っぱねたら即マリージョアとマリンフォードを消し飛ばすからね」

「それは取引じゃなく脅迫じゃろう・・・」

 

しかしガープに、否、海軍と世界政府に断るという選択肢は無い。『BOUNTY WITHDRAW(懸賞金取り下げ済み)』とは、世界政府が指名手配した相手に向けて掲げる白旗なのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全く、アタシがウタを引き取った時点で諦めとけば良いものを、ホントろくな事しないね()()()()()

 

サヤはガープと引き渡したシュガーを乗せた軍艦が、水平線に消えて行くのを眺めながら悪態をつく。

 

「アタシがアンタ達と()()()を滅ぼさないのは、あのヒトの頑張りを台無しにしない為なのにのね。憐れだよ、もうチェックメイトがかかってるってのに」

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