ルフィの母親が求道心、探究心溢れたプラント星出身のサイヤ人だった件 作:メカ好き
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出航二日目
ルフィとウタは途中大渦に遭遇するも、ルフィが船を持って飛ぶことで回避し、無事島に着くことが出来た。しかし・・・
「海賊だな〜」
「海賊だね~」
船を入江に固定したあと、複数の気を感じる場所に来てみればジョリー・ロジャーを掲げる一隻の船が停泊していた。ウタはそれを元に手配書の束をめくって調べる。
「・・・見つけた。『金棒のアルビダ』500万ベリーだって。食料や水を買うお金の足しにはなりそうだけど、どうする?」
「取り敢えず捕まってるヤツを探すか。アイツとかそれっぽいよな」
ルフィがそう言って海岸にいるピンクの髪の少年を指差す。
「確かに、ひ弱そうで悲壮感がビシビシ伝わってくるね」
「よし、行ってくる!」
ルフィはタオルを一枚取り出すと、目にも止まらないスピードで少年を攫って戻ってきた。いつの間にやったのか、少年の口は例のタオルで塞がれている。
「ただいま。取り敢えずここじゃコイツが騒ぎそうだし、船のある入江に戻るか」
「そうだね」
「・・・話を総合すると、コビーは2年前に釣りをしようと間違えて海賊船に乗り込んでしまった。やりたい事はあるけど、恐怖で逃げ出す事が出来ずに、2年間航海士兼雑用としてアルビダの船で働いていたと」
「お前、ドジでバカだなーーーー。そのうえ根性無さそうだし、おれ、お前キライだ!はっはっは!!」
「え・・・えへ、えへえへえへへへへへ・・・・・・そんなはっきり・・・」
ルフィの物言いにショックを受ける少年コビー。そんな彼の様子にお構いなくウタは質問する。
「コビーくん、アルビダの船に君と似たような境遇の人って居る?」
「えへえへえへ・・・へ?いえ、僕だけです」
「よし、じゃあアイツら捕まえるか!!」
「あ、アルビダ様達を捕まえる!?む、無理ですよ!!アルビダ様は500万ベリーの賞金首で、配下もたくさん連れてるんですよ!!出来るわけ無いですよ!!ムリムリ!!」
「ふん!」ボカッ
「痛い!!!何で殴るんですか!!?」
「なんとなくだ!!!」
「・・・でもいいや・・・慣れてるから・・・えへへへ・・・」
愛想笑いするコビーを放って、ルフィは踵を返す。
「コビー」
「?はい?」
「やらなきゃ何にも出来ねえし、大切なモンを取りこぼすぞ」
「ッ!?」
「ウタ、船を海賊船のある海岸に回してくれ。着く頃には終わらせる」
「分かった!行ってらっしゃい!」
「おう!!」
ルフィはアルビダの海賊船の方へと飛び立った。
「と、飛んだーーーーー!?」
「舞空術って言うんだ」
「舞空術!?術って言うことは体術の様な体得可能な技術って事ですか!?」
「私は出来ないんだけどね。悪魔の実の能力者だから」
「え、えーーーーーーー!!?」
「さあ、グズグズしてたらルフィを待たせちゃうから直ぐに出るよ!コビーくんも手伝って!」
「あ、待って下さーーーーい!!」
丁度その頃、ルフィは海賊船の直上に居た。
「コビーのヤツ!!逃げやがったね!?」
「アルビダ様、どうします!?」
「船があるのはここだけ。まだこの島に居るはずだよ!!島中隈無く探しな!!!」
どうやら船員が全員揃っているようで、ルフィにとってはまたとない好機だ。ルフィは直様アルビダ達の進路を塞ぐように降り立つ。
「こ、コイツ、空から・・・!!!」
「ワリィけど、捕まって貰うぞ」
ルフィはそう言うと手加減の練習ついでに、当て身で全員を瞬く間に気絶させた。
その後、ルフィは合流したウタとコビーと一緒にアルビダ達を拘束し、船のジョリー・ロジャーやシンボルマークの上から✗印を書いて出航した。流石にルフィ達の船では小さすぎたので、今はアルビダの船に牽引させている。
「ルフィさん!僕でも海軍に入れるでしょうか!!!」
「海軍?」
「海軍になって偉くなって悪い奴を取り締まるのが僕のユメなんです!!!小さい頃からの!!!やれるでしょうか!!?」
「そんなの知らねェよ!ま、やらないなら、どっちにしたって出来ねェぞ?」
「そうですね・・・!やります!!!ぼくは!!!海軍将校になる男です!!!」
「ま、がんばれ。シシシシ!!」
「これから海軍にアルビダ達を引き渡しに行くから、その時に入隊すれば良いよ!!」
「ありがとうございます!!」
船はゆく、海軍基地へ!!!