ルフィの母親が求道心、探究心溢れたプラント星出身のサイヤ人だった件   作:メカ好き

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アルビダ一味を捕まえた翌日。ルフィ達一行は海軍基地が有る町が見える沖合まで来て停船していた。白旗を上げ、ジョリー・ロジャーやシンボルマークに✗印を描いているからと言って、それが海賊の欺瞞工作で無いとは限らない。故に船ごと拿捕した場合は入港前に沖合にて臨検を受けなければならない。

 

「この町でコビーとはお別れだな!海軍になって立派な海兵になれよ!」

「がんばってね、コビー君!」

「はい・・・!ありがとうございます!ルフィさんとウタさんも冒険頑張ってください!」

「シシシシ、おう!」

「うん!」

「それにしても遅えな~」

「そうだね、船ごと拿捕した場合は捕まえてる海賊も多い事が有るから直ぐに対応するはずだけど・・・」

「ッ!ウタ、コビー!伏せろ!!!」

 

ルフィがそう言った直後、基地の屋上にある大砲の砲口が光った。

 

ドドォン!!!

 

「う、撃ってきたーーーーーーーーー!!?」

「え!?な、何で!?」

「大丈夫だ!外れる!!」

 

ヒューーーーーーーーウウゥゥゥゥ

ドボンドボン!!!

 

「ほ、本当に外れた!?」

「アイツら、当てに来てた!!ウタ、おれが乗り込んで制圧する!!!守りきれるか!?」

「大丈夫!不意打ちで対応が遅れたけど、あれくらいなら一日中耐えられるよ!!」

「よし、じゃあやるか!!!」

「初ライブが戦場なのが残念だけど仕方ないよね!!」

 

ルフィが基地めがけて飛び立つと同時にウタもその歌声を響かせる。

 

「さぁ♪怖くはない♪不安はない♪私の夢はみんなの願い♪歌唄えば♪心晴れる♪大丈夫よ私は最強♫」

 

するとウタの服がレオタード調になり、手足には義手義足のような金色のアーマーが装着され、背中には赤い毛皮とブースターが背負われる。さらに頭には背の高い王冠が添えられ、正しく最強の名に相応しい出で立ちとなった。変身を終えると、彼女はブースターで宙に浮き、歌いながら指先から五線譜を生み出し、向かってくる砲弾を迎撃していく。

 

これはトットムジカの力の一部であるウタワールドの法則を現実に侵食させる力で、範囲は限定されるものの現実世界でもウタワールドで出来る事が出来るようになる。サヤからエレジアの真実を聞かされてから鍛練を重ね修得したのだ。

 

「す、スゴイ!これがウタさんの実力!!」

 

コビーはその勇姿を見て世界の広さを知った。

 

 

 

一方ルフィは海軍基地屋上に到着し、直様大砲を全て破壊した。

 

「な、何だ!?」

「急に大砲が真ん中からへしゃげたぞ!?」

「な、コイツ!何処から現れた!?」

「お、おい、壊れた大砲にあるあれって拳の跡に見えないか!?」

「ま、まさかコイツが素手で大砲を!?」

 

狼狽える海兵たち。ルフィの動きが早すぎて見えなかった為だ。

 

「狼狽えるんじゃねェ!!銃の一斉射で制圧しろ!!!」

 

一際体格が良くコートを羽織った海兵が指示を出す。すかさずルフィはその男の目の前に一瞬で移動した。

 

「ッ!?」

「お前がここの親玉か!!」

「オオオオオオオオオ!!!」

 

男、モーガンは反射で右腕の巨大な斧をルフィの首目掛けて横薙ぎにする。

 

ガギッ!!!

 

しかし、斧はルフィの首を刎ねるどころか、血も流させる事叶わず止まってしまう。

 

「なっ、何ィ!?」

「こんな軽い一撃、覇気を使うまでもねェ」

「く、クソ!!おれは海軍大佐、斧手のモーガンだぞ!!称号も地位もないお前なんぞに!!!」

「そんな見てくれだけのモンになんの価値があんだ?この斧みてェに・・・」

 

ルフィはそう言いながら右手で斧の刃を持ち、そっと力を入れる。

 

バキャアン!!!

 

「なっ!?」

「こんなふうに直ぐ砕け散るぞ」

「う、嘘だ、こんな事が!!?」

「あとお前、なにおれの幼馴染みに手ぇ出してやがる!!!」

 

ズドン!!!

 

「ッ!!?」

 

モーガンは腹に拳まるごと減り込む一撃を食らい崩れ落ちる。

 

「た・・・大佐が負けた!!!」

「モーガン大佐が倒れた!!!」

 

狼狽える海兵たち。ルフィはそんな彼等に問いかける。

 

「おい!!まだやるか!?」

 

海兵達は顔を見合わせる。そしていきなり歓声を上げた。

 

「「「「やったぁーーーーーーーーーーーーーー!!!」」」」

「解放された!!!」

「モーガンの支配が終わったァ!!!」

「海軍バンザーイ!!!」

「オイ、誰か『海賊狩り』を解放しろ!!!市民の恩人だぞ!!!」

「ヘルメッポを拘束しろ!!絶対に逃がすな!!!」

 

お祭り騒ぎの海兵を前に、ルフィは仕切りに首を傾げるしか無かった。

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