ルフィの母親が求道心、探究心溢れたプラント星出身のサイヤ人だった件 作:メカ好き
フーシャ村にある酒場『PARTYS BAR』
そこでは赤髪海賊団の宴が開かれていた。しかし、主役と言える頭のシャンクスの顔は優れない。まあ、頭に大量のたん瘤の山を作っていれば、顔が優れないのは当たり前ではあるが。
「あ〜、頭痛え。こうも痛むと酒が楽しめねえや」
「シャンクスはまだ頭だけだから良いだろ。オレなんて頭を殴られる前に、大量の気功波を撃たれて身体中が痛えよ」
そんなシャンクスの横で、同じく頭にたん瘤の山を築きつつ身体中がボロボロなルフィが、顰めっ面でパスタを突いていた。
「二人とも自業自得でしょ!」
「そうね、女性に年齢を指摘するのも、約束事を破るのも良くないわ」
シャンクスの隣に座るウタがそう言うと、女店長のマキノも同意する。サヤの存在故かこの村では女の発言力が強い。彼女に影響されて肝っ玉が据わっているのも理由だが・・・。
どかーーーーーーーん!!!!
「・・・またですか」
「す、スマン。弁償するよ」
「当たり前です。それはそうと、チョットお説教してきますね」
スッ
音もなく消えたマキノ。次の瞬間にはオイタをした若い船員達の前にいた。
「その机、お店のものなんですけど」
「ヒッ、ま、マキノさん」
「ゆ、ゆるし」
ガシ!!!!
「サヤさんがよく言ってるんですけど、男の人って痛みを伴わなければ直ぐに忘れるんですよね。だから、謝罪されても制裁はします」
メリメリメリメリッ!!!!
「「ぎゃああああああああああああ!!!!??」」
船員二人の頭をアイアンクローして持ち上げるマキノ。掴み上げている大の男二人が暴れているのにびくともしない。
「ま、マキノ怖え」
「カッコイイ・・・」
そんなマキノに怯えるルフィとは対象的に、ウタは目をキラキラさせながらそうのたまった。娘の将来が心配になるシャンクスであった。
「シャンクスー、次の航海はどこに行くんだ?」
「次は少し偉大な航路に向かう。音楽の島とうたわれるエレジアに向かう予定だ」
ルフィの問いに答えるシャンクス。その内容にまたもやウタは目をキラキラさせ始めた。
「音楽の島!?すっごく楽しみ!!」
「ウタは歌うのが好きだもんな」
仲良く話す幼い二人を目尻に頬を緩めるシャンクス。
「エレジアに向かうのかい?」
「うお!?サヤさんいつの間に」
「ついさっきだよ。それで?あの島に本当に行くつもりかい?」
サヤのその言葉にシャンクスの目付きが鋭くなる。
「何か、あるんですか?」
「あの島にはトットムジカとか言う厄災が封じ込められてるって伝説があるのさ」
「トットムジカ・・・、分かりました。気を付けておきます」
「ふん、行くのを辞めるとは言わないんだね」
「それはそうでしょ。俺たちは海賊ですから」
そう言って笑うシャンクスに、サヤは呆れたように苦笑いをこぼすのだった。