ルフィの母親が求道心、探究心溢れたプラント星出身のサイヤ人だった件   作:メカ好き

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シロップ村から少し離れた海が見える崖の上。そこでウソップは黄昏れていた。

 

「よっ、ここにいたのか」

「ぶっ!!!」

 

そんな彼にルフィが飛びながら逆さまになって声をかける。

 

「バカヤロウ!!普通に声かけっって飛んでるーーーーーーー!!?」

「あっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!今のでハッキリ分かった!お前、ヤソップの息子だろ!!」

 

ルフィはそう言いながらウソップの横に腰を下ろした。

 

「お前!!親父の事を知ってんのか!!?」

「ああ、子供の頃に会ったぞ。ヤソップは赤髪海賊団の船に乗ってんだ」

「あ、赤髪海賊団!!?大海賊じゃねェか!!!そんなにすげえ船に乗ってんのか、ウチの親父は!!!」

 

それから二人はヤソップや赤髪海賊団の事を語り合った。ウソップはヤソップの雄姿を聞き嬉しそうに笑う。そんな中、急にルフィが黙った。

 

「どうした?」

「なあ、ウソップ。アイツ誰だ?」

「うん?っ!?」

 

ルフィが指差す崖の下に居たのは如何にも怪しげなサングラスにハットの変な男と、執事姿の眼鏡をかけた男だった。

 

「クラハドール!!何でアイツがこんなところに!?」ヒソッ

「知り合いか?」ヒソッ

「めし屋で話した大富豪の屋敷の執事だ!もうひとりは見ねェ顔だな・・・」ヒソッ

 

男たちはルフィとウソップに気付くことなく話を進める。

 

「それで・・・計画の準備は出来てるんだろうな?」

「ああ、もちろんだ。いつでもイケるぜ『お嬢様暗殺計画』」

「ッ!?」

「!」

 

それから彼らは計画を煮詰めていく。それをウソップと意外にもルフィも隠れながら黙って聞いていた。クラハドール、否キャプテンクロとジャンゴが立ち去るまで身を潜めた。しっかりと彼らの今までの経緯とこれからの計画を聞いて。

 

「よし、行ったぞ!これからどうする?」

「幸いあのジャンゴとか言うヤツの位置は覇気で掴めてる。おれはこのまま尾行してヤツ等の船の位置を調べに行く」

「やっぱ見聞色が使えんだな!通りであの時隠れ方が上手い訳だ!!ん?村には伝えねぇのか?」

「おれは村じゃ有名なホラ吹きだからよ、3年間地道に信頼を得てきたクラハドールが海賊だって言っても誰も信じねェ!後悔はしてねェが自業自得だ。だがな、おれはこの村が大好きだ!!!みんなを守りたい!!!」

「よし、ウソップは船を見つけろ!おれはウタ達に知らせて来る!!」

「え?協力してくれんのか!?」

「ああ、だから船を見つけてもそのまま待っとけよ!」

 

そう言うとルフィは直様その場から飛び立った。

 

「アイツまじで飛んでやがる・・・。いけねェ、ジャンゴの後を追わねェと見失っちまう!!」

 

ルフィが飛ぶ姿に呆気に取られるウソップ。しかし直ぐに自分のやるべき事を思い出し、ジャンゴを追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれがクロネコ海賊団の船か・・・」

「ああ師匠、ジャンゴが乗っていくのを見た。間違いねェ!!」

「ジョリー・ロジャーも情報通り。これは確定だね」

 

日の入り後、ルフィは仲間であるウタとゾロに加えクラウとナミを連れて、クロネコ海賊団の海賊船を見つけたウソップの元に戻ってきていた。

 

「さぁて、どうする?」

「待ち伏せをおれは提案する。奇襲でもいいがそうなると取り逃がしが出る可能性がある。そうなると厄介だ」

「師匠の言う通りだ。ここから海賊達が村に向かうとすると北か・・・。上陸地点から村までに必ず通らなきゃならねェ一本坂がある。そこで罠を仕掛けるのはどうだ?」

「見聞色で感じる気配からそこそこの数は居そうだよね。二手に分かれて襲ってくるとか無いかな?」

「ウタの懸念も最もね。南も北と同じく一本坂があるから、そこにも罠を仕掛けましょ。あと念には念を入れて私は海賊船を見張ってるわ。私とクラウは小電伝虫を持ってるからそれで連絡し合えば良いし」

 

ゾロ、クラウ、ウタ、ナミが意見を出し合っている中、ルフィが口を開く。

 

「なあ、あの羊はいいのか?」

「羊?」

「ああ、キャプテン・クロの事か。確かに気を付けた方が良さそうだ」

「おし、そっちはおれが行く!」

「おいおい、大丈夫かよ?」

「屋敷の外から羊を見張って何かすればぶっ飛ばしゃ良いんだろ?簡単じゃねェか」

「いや、そんな単純な・・・」

「良いんじゃないかな?キャプテン・クロっていくら強くても東の海で燻ってた程度の海賊だよ?ルフィならそれくらい簡単に倒せるし」

「ねえ、ルフィってどれ位強いの?」

「う〜ん、ウチの家族以外に分かりやすく説明するのは難しいかな」

「ルフィの全力は知らないが、おれは鍛練中全力でいってるが未だに手も足も出ねェどころか傷一つ付けられてねェ。しかもコイツ、メシのときはいつも素潜りして海王類を獲って来ては、丸かじりで骨も残さず食い尽くすからな」

「へ?」

「オイオイ、マジか?」

 

ゾロの言葉に思わず困惑の声を溢すナミとクラウ。ルフィはそんな反応が不思議なのか首を傾げるばかり。

 

「はいはい、話を戻そ?取り敢えず、作戦はこれで決まりでいい?」

「そ、そうだな。それだけ強くて海王類を仕留められるなら隠密行動も出来るだろうし、キャプテン・クロの監視はルフィに頼もう」

「うし、任せとけ!」

「ナミはここで海賊船の監視。何かあったら小電伝虫で知らせて」

「分かったわ」

「おれとウソップは南北それぞれの一本坂に罠を設置する。その間ウタとゾロは時間があるから、念の為自分たちの船を安全なところに動かしておいたら?」

「そうだね、私達の船は今北にあるし。ゾロ、手伝って」

「了解だ」

 

確認が終わるとルフィがパンッと掌に拳を当てて力強い笑顔を浮かべた。

 

「おし、お前等!!気張っていくぞ!!!」

「「「「「おう!!!」」」」」

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