ルフィの母親が求道心、探究心溢れたプラント星出身のサイヤ人だった件 作:メカ好き
「こんの、バカモンがーーーーーーーーーーー!!!!」
レッド・フォース号の船長室にサヤの怒声が響き渡る。
「だが、あの時はああするしかなかった!!」
「あんたはウタちゃんを殺す気かい!!?」
シャンクスの反論はサヤの言葉で掻き消された。
「う、ウタを、殺す?おれが?」
「よく考えてみな!!今エレジアは国王を除いて文字通り全滅!住民は国王とウタちゃんの二人だけ!世界政府は国の体を成していないエレジアを除名するだろうね!!そして、復興は叶わずウタちゃんは荒廃したエレジアの光景を見ながら育つ!多感な時期にそんな環境にいきなり置かれたら精神面にダメージを負い続けるのは必至!それを大好きだった家族がやったと思えば尚の事さね!!それでもし、真実を知ってしまえば、独りになった優しいあの娘は自殺するよ!!」
「ゴードンには真実を伏せるように言って「そんなもん直ぐに暴かれるに決まってるさね!!」」
「真実ってもんはどんな嘘のベールに隠されてもいつかは暴かれる!!ロジャーんとこの船に乗っていながらそんな事も覚えなかったのかい!!」
サラは海賊女帝に劣らない美貌を怒りで染上げる。その顔は母親の顔だった。
「別れの間際、ウタちゃんはどんな顔をしていた!?泣いてたんじゃないのかい!!?子供が一番苦しい時に親が居てやらずにどうすんだい!!
親をやる事を、ナメんじゃないよ!!
サヤは呆然とするシャンクスの胸倉を掴み上げた。
「それとウタちゃん、イヤ、ウタはアタシが育てる!!」
「え゛!?」
「今から新世界にあるエレジアに迎えに行って帰ってくるには準備やウタのケアも入れて7日といったところかね?ウタと鉢合わせしたくないなら、それまでに補給を済ませてさっさと出ていきな!!」
そう言うが否やサヤはシャンクスを投げ飛ばした。シャンクスは大砲の弾の様に壁を突き破ると、『PARTYS BAR』の前の道に着弾した。
サヤも飛んで『PARTYS BAR』に向かう。着けば、赤髪海賊団の船員達が犬神家状態となったシャンクスを掘り起こそうとしているところだった。丁度その光景を店前から呆然と見守るルフィとマキノのそばに降りる。
「母ちゃん!!」
「師匠!!」
「マキノ、済まないけどルフィを七日間だけ預かってはくれないかい?」
「え?良いですけど何処かへ行かれるのですか?」
「ウタを迎えに行く」
「え?」
「「「「「「「「え!?」」」」」」」」
「う、ウタを迎えに行くって本当なのか?母ちゃん!」
「ああ、アタシが引き取って育てる。ウタはアタシとルフィの家族になるんだ。聞いたね赤髪のガキ共!!七日後にアタシは帰ってくる!!後はそこに埋まってるバカにでも聞きな!!」
サヤはそう言い残し飛び立つ。向かうは亡国エレジア。そこに残された少女を迎えに、彼女の母親になるために。