リコリス・リコイル 平和を守る物語   作:クウト

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これで一話は完結です。
少し長くなってしまった。
あと戦闘シーンはやっぱり難しいね。
後書きに少しだけ主人公設定を載せています。


第五話

千束と雑談をしながらバイクを走らせ、篠原さんの家付近まで近づいた頃。

住宅街には似合わない発砲音が聞こえる。

 

「おいおい。もう始まってんじゃん」

 

「ちょちょちょ!シュウはやくはやく!」

 

「わかってる。こっちに撃ってくれるなよ?」

 

「たきなぁ!こっち撃たないでねぇ!!」

 

大声をあげる千束。

いや、流石にまだ聞こえないだろ。

そんな千束に少し呆れながらも、急いでバイクを走らせると現場が見えてくる。車の後ろに出てしまったが、そのまま速度を上げて車の横を通り抜け、井ノ上さんの元へとたどり着いた。

 

「あー!待って待ってたきな!私達だから狙わないで!!」

 

「降りろ千束!」

 

「いよっと。そっち任せるよ!たきなちょっとこっち!!」

 

「え、あ、千束さん!?何するんですか!」

 

バイクから飛び降りた千束が、井ノ上さんを曲がり角に引き摺り込んだのを見ながら、俺はバイクを盾にして相手が銃を撃ってこないように銃を取り出し撃つ。

お?車体が斜めになっているって事は一応車はパンクして、走行ができないようになっているようだ。なら俺は、相手が逃げないように立ち回るとしよう。

頼むから撃ってくるなよぉ?いくら命の方が大事とはいえ、バイクを壊されるのは嫌だし……!

 

「シュウ!左からいける?」

 

「はいよ」

 

「たきなを合図にしてね!」

 

「あ?なにそれ」

 

どういう事か聞き返そうとした時には発砲音がした。真横から聞こえてきた音には驚いた。

 

「いっきまーす!」

 

「ばっか!いきなりでびっくりしたわぁ!」

 

千束の行動は速い。

井ノ上さんの発砲音に紛れるように一瞬で、車のドアを盾にしようとした助手席側の男に迫った。

 

「やぁ。取引したいんだけど?」

 

「うわぁ!」

 

千束は至近距離で放たれた銃弾を避ける。

ほんと化け物だな。あんなのできんて。

 

「ほらほら、そっちばかりに注目しないでよ」

 

「はぁ!?ぐはっ!」

 

バリンッ!

俺は運転席側の窓ガラスを殴り割る。

グローブをしているおかげで怪我はしない。

そのまま運転手の襟を掴み、ハンドルに引き寄せて頭を打たせる。相手が怯んでいる間に鍵を開けて扉を開けた。

それにしても、最近の俺って窓ガラス割り過ぎじゃない?

 

「はい。どいたどいた」

 

「いてぇ!ぐわっ!」

 

「失礼しますよぉ。あ、篠原さーん怪我はないですか?ん?」

 

ナイフでシートベルトを切って運転手を外へ引き摺り下ろす。そのまま車の中に乗り込み、篠原さんが無事か確認しつつ、後ろのドアの鍵を開けようとしたが。

 

「死ねぇ!」

 

「あぶねぇって」

 

助手席側の男の意識があったようだ。

千束のように撃った弾を見ながら避ける事はできないが、今回は動きが見えていたから避けれる。

一度車から降りて射線から逃れ、ついでに投げ捨てた男の顎を蹴って意識を落としておく。

 

「千束ぉ!助手席のやつ、まだ意識あるって!ちゃんと気絶させなさいよ!ほれ!」

 

千束に文句を言いながら、相手の構えた銃を落とす為に手を狙い撃つ。

 

「うぎゃあ!!」

 

「あ」

 

あ、すまん。

咄嗟に手を狙ったから指が吹き飛んでいた。

 

「うっそ!ごめーん!」

 

「そっち終わった?」

 

「二人拘束したよ」

 

「それじゃあ一応終わりか」

 

それにしても、すまん。

俺は千束の非殺傷弾じゃなく実弾だからさ。

まぁ悪い人だし、一応こっちも命懸けだから仕方ないよね!

俺が開き直っていると、車の後ろに回っていた敵を処理し終えた千束が助手席側に戻ってきた。

俺が撃ってしまったのを治療しようとしているようだ。

 

「おっかしいなぁ。結構撃ち込んだから動かないと思ったんだけどなぁ。タフだねって、うひゃあ。シュウのせいで指吹き飛んでるってぇ……痛そぅ〜」

 

「あー。まぁ自業自得という事で」

 

千束は俺が撃ってしまったほうの応急処置を始めた。なら俺は、こっちの井ノ上さんが撃ってしまったやつの手当てでもしようか。

気を失っているせいでやり易いな。嫌がったり逃げたりせんし。

 

「敵を手当てするんですか?」

 

「ん?まぁね。やっぱりおかしいと思う?」

 

篠原さんを落ち着かせていた井ノ上さんが泣いている篠原さんと一緒にこちらに寄ってきた。

 

「当たり前です。敵ですよ?」

 

「そうだけど、ウチの方針は命大事にだからね」

 

「敵もなんですか?」

 

「そりゃそうよ。千束が非殺傷弾使ってるの見たでしょ?それより井ノ上さん」

 

「なんですか?」

 

「君、護衛は?篠原さん捕まっていたみたいだけど……なんで?あ、そっち持って」

 

男の腕を持ってもらいながら話を聞く。

動かなければ手当てがやり易いと思ったが、やっぱ本人に動いてもらう方が簡単だったな。

あ、井ノ上さんそこ持って。

 

「……尾行に気づいたので、誘き出す為に囮にしました。彼らの目的のためには沙保里さんを殺す必要はないと判断しました」

 

こ、これは……。

この子の教育は全て千束と先生に任せたい。

戦闘訓練ならまだしも、コチラのやり方について教えるのは苦労しそうだな。

とはいえ、何も言わないのは無責任すぎるか。

今回に関しては俺の判断もありで、この子に護衛を任せたんだし……。はぁ……。

 

「それだけで護衛対象を人質にしたの?」

 

「はい。彼らの目的はあくまでデータですし、この車に乗れる人数なら、一人でも制圧して沙保里さんを助けだせます」

 

「井ノ上さん。俺は君に護衛を任せたよね?」

 

「はい」

 

「篠原さんを危険に晒している時点で任務は失敗。千束から聞いたけど君は評価を上げてDAに戻りたいんだよね?残念だけど、これじゃ無理でしょ」

 

「なっ!」

 

「今回の任務は護衛。それなのに、護衛対象は人質になっていて、銃撃戦の中にいるなんて論外だよね?君、銃取引の情報の為に勝手な行動したよね?」

 

「そ、それは!」

 

「楠木さんは、自分の思い通りに動かない犬はいらないって判断する人だよ。その点、今の君は要らない方に入るだろうね」

 

「……そんな」

 

言い過ぎただろうか?

井ノ上さんは落ち込んでしまった。

だが事実である。尻尾切りにされたであろうこの子が楠木さんとどんな話をしたのかは知らない。だが、楠木さんの命令を聞かず移動させられたこの子に、あの人が結果を出すと戻すとも言うとは思えないのだが……。

ん?なんだあの車。

道の向こうからライトを点けず猛スピードで走ってきている。このままだと突っ込まれるな。

 

「千束!新手だ!避けろよ!」

 

「え?うっそマジで?ってアレ突っ込んでくるじゃん!」

 

「井ノ上さん悪い!」

 

「へ?うわっ!なにを」

 

「あ、ちょっと!置いていくなバカぁ!」

 

俺は井ノ上さんと篠原さんを抱えて飛び上がる。

まずは車の上、そこから民家の塀の向こうへ飛び移る。

家の中に電気は点いていなく、おそらく無人なのはありがたかった。これで家主も出てこられるとますます面倒になってしまう。

 

「こ、近衛さんは、化け物ですか?人を二人抱えてこれだけ飛ぶとか、ありえないでしょう」

 

いきなりの人間離れした行動に井ノ上さんはドン引きした顔であった。

それを見た瞬間に、ドカンドカンと車と車が激突する轟音。

一応住宅街だぞここ!普通ここまでするかぁ!?

というか俺らが手当てした連中死んだろこれ!

 

「千束は死んだかぁ!?」

 

「生きとるわぁい!私だけ置いて行きやがってぇこの!」

 

「仕方ないだろ!?反対側にいたお前を抱えれるわけないでしょうが!」

 

「そうだけどぉ!っていっぱい出てきたぁ!」

 

どうやら何人か出てきたみたいだ。

いくつもの発砲音が辺りに響き渡る。

急がないと警察が来ちゃうな。

 

「篠原さんはここにいてください。すぐに終わらせますので」

 

「な、なんなのこれ!どうなっているのよ!」

 

「すみません。もう少しで終わりますので、我慢してください」

 

篠原さんがパニックになっているが、ここに居てもらえれば怪我をする事はないだろう。

さてと、それじゃあ行きますか。

 

「井ノ上さん。一気に制圧するから合わせてね」

 

「はい」

 

「あ、待って待って」

 

井ノ上さんは玄関の方に向かうが止める。

玄関から出て回り込むつもりだろう。だけどそれは相手も警戒しているだろうし、出た瞬間蜂の巣にされるのはごめんだ。

それにしても井ノ上さん?何するつもりだこいつみたいに見ないで?傷つくよ?

 

「よっと!」

 

一瞬だが顔だけ出して塀の向こう側を確認。

ふむふむ。運転席にいるのを含めて五人か。

運転席に一人。二人は車の向こう側、残り二人こっち側にいて距離を詰めながら千束に迫ろうとしていたな。

千束は最初の車を盾にしているが距離を詰められつつある。うーむ、タイミング的に五秒ないな。

急がねば。

 

「行くよ」

 

塀から少し距離を取って助走をつける。

それを見た井ノ上さんは何かに思い至った顔をする。はい、おそらく考えている通りです。

 

「え、まさか」

 

「フンッ!!」

 

「やっぱり!この人おかしいです!」

 

バガンッと塀をタックルで破る。

それに巻き込まれるのが二人。

タイミングはバッチリだったね!

俺のタックルに巻き込まれて車に頭を強打。そのまま動かなくなってしまった。気絶だよね?死んでないよね?

 

「うほぉ!シュウすっごい!ゴリラじゃん!」

 

誰がゴリラだ!!

騒ぐ千束で我に帰ったのか、唖然としていた井ノ上さんが割れた塀から飛び出して、新しい方の車のタイヤを撃ちパンクさせた。

 

「運転席を頼む。殺すな」

 

「はい!」

 

俺は、運転席にいる男の処理を井ノ上さんに任せておき、さっきのように車の上へ飛び上がった。

着地の大きな音に気を取られた男が二人。

おいおい。二人してこっちにばかり気を取られているとさ。

 

「それっ!」

 

「うぎゃっ」

 

そのまま向こう側にいる二人を制圧しようとしたが千束が距離を詰めてきていた。

ほら、こいつが来ちゃうって。

千束が撃った方は任せておきもう一人の方の顔を蹴り飛ばす。

 

「グペッ!」

 

あ、結構いい感じに入ってしまった。

顔面に蹴りがクリーンヒットして吹き飛んだ。

 

「……なんか、変な声出てたよ?死んでない?」

 

「いい感じに入ったが、死んでないだろ」

 

「殺してたら後でめちゃくちゃ怒るからね?」

 

「はいはい。クリーナーは?」

 

「もう来てるよ」

 

あ、本当だ。

またまたライトをつけていない車が近くに来ていた。タイミング的に最初に制圧した時にでも千束が電話したのだろう。

その後、すぐに来たけど戦闘が起きていたから待機していたのか。それにしても相変わらず凄い速さだな。さすが裏のプロ集団である。

 

「あとはお任せください」

 

「すみません。よろしくお願いします」

 

いくつかクリーナーの人と話をした後、千束がちょっと落ち込んでいる表情で話しかけてきた。

 

「篠原さん。ちゃんと送らないとね」

 

「そうだな」

 

パニックになっていたからなぁ。

ここまで非日常に巻き込まれれば精神面が心配である。

今回の件はDAから口止めもされるだろうし、これからの日常も不安だろうな。

せめていい病院は教えておこう。

こういう事はキチンとケアをしなければトラウマになってしまうからな。

色々とあったが、とりあえず今回の依頼は終わりだ。阿部さんの報酬では割りに合わなすぎる仕事になってしまったが、楠木さんから少しでもお金を引き出せないか先生に交渉してもらえるかなぁ……?

 

「あ、たきな!篠原さん送るよ」

 

「わかりました。すぐに呼んできます」

 

「シュウは先に戻ってていいよ。後は私たちがやっとくから」

 

「じゃあ頼んだ」

 

篠原さんを送る千束達を見送る。

さて、俺も帰るかな。

 

「あ、近衛さん」

 

「はい?」

 

さっさとこの場から離れようとしたら、クリーナーの人が声をかけてくる。

なんというかすごく嫌な予感が……。

 

「バイク……どうしますか?」

 

「え?……あ」

 

視線の先には二台目の車に大破させられたバイク。

今思えば激突音が二回していた。俺のバイクも巻き込まれていたようだ。

 

「回収、してもらっても、いいですか?」

 

「はい。……あの、よかったらどうぞ」

 

「……ども」

 

落ち込む俺を哀れに思ったのかクリーナーの人が飴をくれた。

その飴の甘い味が、少しだけ俺の心を癒した気がした。はぁ……本当に、割りに合わなすぎる仕事だったな。

 

 

 

次の日。

昨日はあの後、重い足取りでリコリコへと戻った俺は、今回の事件のことを先生へ報告。その後、落ち込んだ俺を引きずるようにミズキさんが車で家へと送ってくれた。

だが今になっても落ち込んだメンタルを引きずっており、先生が慰めながらくれたおはぎとコーヒーを頂いても気分が晴れず、座敷で寝転びボーッとしている。

そんな俺には触れず、井ノ上さんを抜いた千束達三人は昨日のことを話していた。

 

「イチャついてる写真をひけらかすからそうなるのよ」

 

「僻むなー」

 

「僻まない」

 

「僻んでないわ!SNSへの無自覚な投稿はトラブルのもとになるって言ってるのよ!てか、修哉!あんたもいつまでも落ち込んで嫌な空気を出さないで!私らの仕事は接客業でしょうが!」

 

「バイクがぁ……」

 

「結構気に入ってたもんねぇ」

 

「千束。どこに写ってるんだ?」

 

「ん?あーここ。大きくしたら分かりやすいよ」

 

ミズキさんの言う事は正しい。

寝転んでいた俺は起き上がり、のそのそと座敷からカウンターへと戻る。先生が千束のスマホを持って篠原さんの写真を見ているようだ。

 

「それ、DAの情報の三時間前らしいよ。やっぱ楠木さんたち、偽の取引時間掴まされてるでしょ」

 

「あ、出てきた」

 

「はぁ……。クリーナー使っちゃったしなぁ。しばらく出費できないんだよなぁ」

 

今月ピンチだな。

銃取引の時にわざとではないが千束のバイクを潰してしまい、ご機嫌取りに色々と買い物に付き合ったりした事もあり、いつもより出費が多い。

バイク買えるのはまた今度だなぁ。

 

「え!?あんた達、またクリーナー使ったの!?高いのよあれ!!」

 

「DAに渡したら殺されるでしょう?それにシュウが払ってるから経費は使ってないよ」

 

「……ならいいか」

 

「なぁ、今からでも経費で落ちない?」

 

「落ちない」

 

くっそ。

せめてバイク代だけでもとミズキさんに交渉するが取り合ってもらえなかった。

さらに落ち込んでいるとミカ先生がある提案をしてくれた。

 

「そう落ち込むな。知り合いの方に安く売ってもらえないか交渉してみよう」

 

「ミカ先生!ありがとう!本当にありがとうございます!」

 

「流石に見てられんからな」

 

「よかったねぇ。まぁ私も乗るし少しは出してあげるよ」

 

「千束お前……!」

 

「ふふん。どうだ!千束様ありがとうございますと感謝しても「何が狙いだ」……んだとぉ!?せっかく私が気を遣ってあげてるというのにコイツ!」

 

いや、だってよ。

お前も乗るとはいえ、そこまで優しくされると警戒するだろ?日頃の行いというやつだ。

 

「まぁ、アレだよ。DAもコイツら追ってるんでしょ?シュウにも手伝ってもらって、私達がDAより早く捕まえれるとたきなの復帰が叶うかもしれないじゃん?」

 

「あぁ、そういうことね」

 

「そーそー。これで安心できたかな?」

 

「喜んで手伝わせていただきます」

 

「よろしい。シュウも手伝うって!早く終わるかもねたきなー」

 

「本当ですか!?」

 

店の奥からリコリコの制服に着替えた井ノ上さんが出てきた。

おぉ、結構似合うね。髪もツインテールになっておりとてもいい。

 

「うおっほぉ〜!かーわーいーいー!なになにちょっと!!」

 

「ん?なんて?」

 

千束。

井ノ上さんの制服を前にして興奮のあまり言葉を忘れる。

なになにちょっと?ぐらいまでが俺が聞き取れた事だった。いや、可愛いけど言葉を忘れるな。

 

「見て見て!超似合ってるじゃん!シュウもみ……なくていいや!」

 

「見てるわ」

 

「そんなに見ないでください」

 

「ごめんなさい」

 

怒られてしまった。

いや、確かに可愛いから目の保養になるが、変な意味はないのよ?わー!似合ってますね!ぐらいのつもりだったよ?だからそんな目で睨まないでほしい。

 

「あれ?なんか二人、あんまり相性良くない?」

 

井ノ上さんに抱きつきながら、そんな様子を見た千束は疑問に思ったようだ。

でも確かに俺って何かやったか?確かに昨日、注意はしたけどそれぐらいじゃない?

 

「えぇ……?俺なんかした?」

 

「お尻を触られました」

 

「は?」

 

「え?」

 

「なに?あんたいきなり新人にセクハラしたの?」

 

「……」

 

「え?ちょっ!うそ待って」

 

女性陣の目が怖い。

ついでにお前は一体何をやっているという目で先生までもが見てくる。

 

「お尻、触っただぁ!?」

 

「待て!ステイ!千束さん待って待ってください!!いでぇ!!」

 

「なぁにが待てだコラァ!この手か?この手で触ったんか!あぁん!?」

 

怒り狂った千束に手をつねられる。

ミズキさんも俺を拘束するせいで逃げられない。無理に逃げると千束はともかく、この人は怪我しちゃうしって!

 

「痛い痛い!本当に痛い!てかいつ!?井ノ上さんごめんなさい!イタタタ!!!ギブギブ!!」

 

「私と沙保里さんを抱えた時ですね」

 

「咄嗟だったんです!そこまで意識できなかったんですぅ!」

 

「分かっています。ちょっと仕返しをしたかっただけです。千束さん離していいですよ」

 

「ふん。たきな様に感謝しやがれ」

 

いってぇ……。

あと千束。お前怖いわ。

 

「ほらほら!邪魔だからさっさと起き上がる!記念に写真撮るよ!あ、シュウはミズキの方行ってね。たきなの後ろに行ったらお尻触るかもだし」

 

「おい。そんな理由で私の後ろにするな」

 

「触らんわ!!」

 

「あーもう。ほらいいから撮るよー」

 

パシャリ。

文句を言っていたミズキさんも一瞬の間に顔を作っていた。流石だなこの人。

 

「早速お店のSNSに載せるわ」

 

「君はさっきの私の話を聞いていたのかね?」

 

「大丈夫でしょ。この店に襲撃かけたら返り討ちになるよ」

 

「そーそー。変な取引の現場とか写らないよ」

 

千束がスマホを操作している時店のドアが開く。

さて、俺も準備しないとな。

 

「やぁミカ」

 

ん?先生の知り合いか?

驚いている先生なんて久々に見る。

まぁ久しぶりに会う友達だろう。

 

「「「いらっしゃいませ」」」

 

兎にも角にもお仕事開始である。

今日も一日頑張りましょー!




主人公設定

名前 近衛修哉

年齢 18

身長 180

髪 黒髪

容姿 リコリコのSNSに写真が投稿されると少し騒ぎになる程度には整っている。

武器 コンバットマスター、特殊な防刃防弾グローブ、ナイフ


残りの設定はありますが後々明かしていきます。
追加のタイミングが来たら後書きに書いて、多くなってきたらそれように設定のみを書いておきます。
おそらくアニメ三話が終わったあたりで書けるかと。
バイクはそれぞれ想像でも大丈夫ですが私はカワサキのスポーツ系バイクが好きです。
でもここに出てくるバイクがそれとは限りません。
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