原神×呪術廻戦   作:影元冬華

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原神プレイ推奨。雷電姉を捏造しまくってる件。色々許して…


2.

 その情報が高専に流れてきたのは朝夕の冷え方が激しくなる頃の事だった。呪霊がきれいさっぱり、残穢すら残さずに消えている地域がある、と窓から情報が上がってきたのだ。

 特級が縄張りの呪霊を一掃しているのかと考えられた時もあったが、それは現地にいる呪術師が実際に赴いて確認した際に否ということが判明している。

 

 まるでそこだけ、呪霊という存在を知らない唯一の安息地。そう言わんばかりの清浄さに逆に違和感を覚えざるを得なかったという。

 

 高専はこの場所を要監視地域とし、処分保留でただ見守るという手段を取ることにしていた。

 

 

 

 

▽▽▽

 

 

「───って話らしいけど、モラクス、貴方には覚えがあるのでは?」

『…あぁ、間違いないだろう。この気配、決して忘れることのないものだ』

「先生、もしかして…」

「…彼がいるんだ。ここに」

 

 

 

 呪霊の存在しない区域の話はフリーの呪術師として動く眞の下にも届いていた。空と蛍の2人を呪術師として育成しつつ、経験を積ませるために各地を回っていたのだが、この話を聞いた鍾離が少し様子がおかしかった為に寄り道をしていた。

 かつて璃月を守った「三眼五顕仙人」の一人、「護法夜叉大将」「降魔大聖」といった呼ばれ方もした少年の見た目をした仙人。璃月に蔓延る魔神の残滓を祓い続ける夜叉一族唯一の生き残りであり、そして旅を共にした仲間の一人だ。

 

 その名前を「(しょう)」という。

 

 

 

『…こうして数奇な運命を辿っても尚、契約を果たすか』

「先生、俺」

「迎えに行こう、お兄ちゃん。一人で戦う必要は無いって、言ってあげよう」

 

 

 

 双子は魈が守っているであろう場所を眺め、そこにはいつも見えている黒いものがないのをしっかりと見届ける。きっと彼は今も戦って、そして一人で抱え込んでいる。最早果たす必要のない契約を続けるのは忠義と恩義故なのだろう。

 目を閉じ、何かを考えていたであろう鍾離も眼下の街を見る。かつて自分が治めていた地を守る姿と被ったのだろう。

 

 

 

 

「行こう、先生。魈を迎えに」

『そうだな。飲兵衛詩人と同じとまではいかないが、今の魈は契約に縛られていない「自由」な身だからな』

 

 

 

 

 

▽▽▽

 

 

【報告・特別監査区域について】

 

・3か月前より発生していた残穢すら存在しない地域(以下、清浄域)は8月未明を持って突如消滅。同時に清浄域とまではいかないものの呪霊の発生数が極端に少ない区域が各地に発生。

 

・清浄域が消えた直後にその地域にて突如準1級相当の呪霊が発生。同時に特殊な残穢も確認されたことから、何者かが特殊な残穢を祓った結果として清浄域になったものと推定される。

 

・高専外の1級呪術師「雷電眞」による呪霊討伐報告と重なる区域が多いことから、以降「雷電眞」を監視対象とする。

 

・現在確認されている呪霊の少ない区域は北海道に集中していることから、そこに特殊な呪術師がいるものとして判断する。

 

 

・追記

 雷電眞の報告書より新規呪術師見習い2名がいるとの事。この2名も清浄域に関係しているものと見なし、以後監視対象とする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ってことで、なんかお上に怪しまれてる呪術師を見に行けって任務でーす!よかったね、北海道に今いるらしいから観光もできるよ」

「五条先生、それ本当に見るだけで終わるんですか?」

「さぁ?でも彼女、呪術師にしては珍しく「普通」の感性してるから話はしやすいと思うよ。ちょっとずれてるけど」

 

 

 ふらっと現れ、1年生3人組に任務の内容を告げる五条。それに胡散臭い顔をして嫌がる伏黒と、北海道に行けると聞いてテンションの上がっている虎杖と釘崎の落差が激しい。

 五条はそれを気にも留めず、気楽に話を続ける。

 

 

 

「フリーの1級呪術師、雷電眞。術式は呪霊化した双子の妹を従えて戦うって言ってるけどよくわかんない。ただ眞本人もすっごく強いから迂闊に挑めばまず勝てないよ」

「乙骨先輩と似たような感じ、ですかね」

「んー、うん。もしかしたらそっちの方が正確かも。でも時々変わるんだよね、影ちゃん」

「北海道!北海道のどこですか!」

「さぁ?」

「はぁ!?」

 

 

 

 日本の中で最も広い土地、油断して掛かれば痛い目に合う「試される大地」。そこにいると言いながら詳細は分からない、もはや絶望的な内容であった。

 五条は渡された紙を3人に見せながら、頭の中であのどこか食えない女呪術師の事を思い出していた。

 

「最近の報告で眞の所に2人呪術師が見習いとしているらしいんだよね。下手すれば君たちより強いかも?」

「見習いなのに?」

「見習いなのに。というか、眞と僕は相性最悪な天敵だし、そんな実力者の所に入れるってことはそれだけでポテンシャルは準1級だと思うよ。正式にはまだ4級だけど」

 

 

 五条の無限と雷電眞の永遠。それはどちらも似たようなものでありながら違うものであり、同時にお互いがお互いを食い合うがの如く、非情に相性が悪い。それ故に、五条は実力者として認めてはいるが苦手な呪術師、という認識であった。

 それだけの能力がありながら1級に留まり、かつ見習いを2人も見ている。だとすればその2人も「訳アリ」と見た方がいいだろうと五条は踏んでいた。

 

 

 

 

 

「ま、行けば何とかなるよ。眞は美人だからすぐ分かるさ。そこに小さい2人もいるとなればね」

「…えっ、子供が見習いなんですか?」

「あれ?言わなかったっけ。中学校行くか行かないかくらいの双子だって」

「言ってないです先生」

 

 

 




魈「帝君!?それにお前たちは!」
鍾離「久しいな」
空&蛍「つーかまーえた!」(年相応の反応)(14歳)

雷電眞「まぁまぁ」
雷電影「神子もどこかにいるのでしょうか…」



↑これを本編で書きたかったのにかけない事案。


魈は案の定呪霊を祓って自分の中に取り込んじゃって苦しんでた。双子と帝君に捕まったので解決。多分セコムになる(確定
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