ヤンデレな神々に愛され過ぎて自由が手に入らない 作:松平 蒼太郎
男視点
…あり得ない。四霊どもの霊力が急激に上昇している…⁉︎
黄龍「あははっ!お兄さん、どうしたのー?さっきから、防戦一方だよ?」
獣人体・黄龍の短刀による攻撃を捌くが、身体が上手く動かない。それもこれも…
霊亀「うふふ…逃がさないわよ?ご主人様♡」
…遠隔から重力操作をしてくる霊亀のせいだ。しかも…
応龍「はぁぁっ!」
鳳凰「やぁぁっ!」
応龍と鳳凰まで参戦してきやがった。おまけに…
麒麟「……『鬼王爆雷』」
麒麟の雷撃による援護まで…この状態の四霊どもを相手にするのは骨が折れる。こうなれば、仕方ない…
男「奥の手を使う…『厄災凶化』!」
これまで制限をかけていた中の霊力を全開放する。不老不死である俺ならば、己の身体を消滅させることなく、奴らを根絶やしにできる。
男「まとめて滅ぼしてやる…俺たち四凶の力で!」
彼女らが託してくれた霊力を一点に集中させる。これを周囲にぶちかませば、いかに頑丈な四霊とてタダでは済まないだろう。これで決める…!
男「厄を放て…『超厄災禍』!」
瞬間、俺を中心にとてつもない衝撃が走る。世界が揺れる、まさにそんな感覚だった。
男「ぐっ…!がはっ…!」
思わず膝をつく。不老不死でなかったら、おそらく五体満足ではいられなかったろう。だが、この勝負…
黄龍「…勝ったと思った?残念でしたー☆」
…背後から突然、身体を貫かれる感覚がした。これは、この感覚は…
黄龍「ね…知ってた?古今東西、浮気する男は、女に後ろから刺される運命なんだよ☆」
バカ、な…!どうして、あの攻撃から生き延びて……ッ!
朱雀「ハァ、ハァ…へへ、やってくれたね?ご主人…まさか変身を強制解除させられるとは思わなかったよ…」
青龍「えぇ…なかなか重い一撃でした。ですが、わたしたちを倒すにはまだ火力不足でしたね?主…」
前から朱雀の槍と青龍の剣で、俺の身体は貫かれていた。クソ、こんなことが…!
玄武「ふぅ…今のはなかなかすごかったけど…ご主人様ごときに、そう簡単に負けてあげるわけにはいかないから。」
麒麟「強制的に分離させられたのは初めてかも…ねぇ、白虎?」
白虎「うん…おにーちゃんも前よりは強くなったね?えへへ…」
どうやら俺の渾身の一撃は、彼女らを進化前の状態に落とすに留まったらしい。なんて頑丈な奴らだ…!
黄龍「さぁて…さっそく、その薄汚い霊力をお兄さんの体内から全部抜き出さなきゃいけないね?浮気相手の力が体内に残ってるなんてあたし、耐えられないもん。」
青龍「えぇ…一度主の身体を木っ端微塵にして、それからわたしたちの霊力で再生させる。なに、問題ありません。主は正真正銘の不老不死なんですから。」
朱雀「身体の再生なら任せてよ…これでも、治癒や回復に特化した霊獣だから。ご主人が滅びても、何度でも蘇らせてあげるよ?」
麒麟「破壊なら任せて欲しい…さっき、お兄さんに殺された分まで倍返しにするから。」
白虎「それじゃあ、あたしは再生したおにーちゃんの身体に片っ端からマーキングしちゃおーっと♪ 二度と上書きされない程度にやっちゃえば、今回みたいな問題は起こらなくなるよね?」
玄武「散々わたしたちの心を弄んだんだから、覚悟はできてるわよね?まぁ、できてなくても、お仕置きは確定なんだけど♡ うふふっ♪」
く、やめろ、お前ら…!それ以上、俺に近づく………アッーーー!
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天帝視点
あらあら…これはなんというか、あっけない幕切れだったわね…
元より彼が四神に勝てるとは思っていなかったけど…やっぱり愛の力って、素晴らしいわね()
「とりあえず…今回はこれで一件落着、といったところかしら?」
わたしも肩の荷が降りたし、めでたしめでたし……まぁ、彼なら大丈夫でしょう。だって不老不死だし。
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???視点
四凶は完全に敗れ去ったようですね…となれば、次はわたしたちの出番ですか。
「ふふっ…あの不老不死の彼は素晴らしいですね。わたしたちの陛下にふさわしいお方…♡」
あの強力な四神に真正面から喧嘩を売るなど、愚の骨頂。わたしはわたしのやり方で、彼を手に入れて見せましょう。
「待っていてくださいね?準備が整い次第、すぐにお迎えに上がりますので…陛下♡」
さぁ、これからはわたしたち『四罪』の時代ですよ。
後日談終わらせてから、新章突入します。いきなりシリアスをブレイカーしてすまない…