魔法科高校生の勘違い   作:和菓子工房

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第三話です。今回はあまり、勘違いしてないかもですね。
それでも楽しんでいただけたら幸いです。


下校

「ほーん、俺はE組か」

 

 窓口でIDカードの個人認証を終え、自身のクラスを確認した男子生徒は、一人自分の家に帰るために、校門へと歩を進めた。

 その男子生徒は、ガタイが良かった。先ほど、講堂で視線の集中砲火を受けた彼ほどではないものの、男子高校生としては立派すぎる程の体格を持っていた。短く切りそろえた茶髪と、ハーフやクォーターなのか少々日本人離れした容姿。気力に満ち溢れたような印象を与える男子だった。

 

 その男子、西城レオンハルトは特に誰かといるということもなく、一人で講堂内をを歩いていた。

 別に彼は、コミュニケーション能力に難があるわけではない。ただ、登校から入学式開始までの短い時間の中で、出会いに恵まれなかっただけなのだ。

 

(まぁ、こういうのは運だしな。クラスメイトと仲良くなればいいさ)

 

 レオは早々に思考を切り替える。元々、こういったことをくよくよと考えるタチではないのだ。

 

 

 

「…………んおっ? なんだ、あの人だかり」

 

 講堂から出ようとしたときに、ふと視界の隅に人だかりが見えた。結構な人数が集まっているようだ。

 周囲の生徒は、一科生が多そうだ。レオは少々臆したものの、結局その人数に興味をひかれ、野次馬の中に入っていった。

 

 

「お兄様、その方たちは……?」

「こちらが柴田美月さん。そしてこちらが千葉エリカさん。同じクラスなんだ」

「そうですか。……早速、クラスメイトとデートですか?」

(なんか修羅場ってんな。というかあの女子、入学式で当時してた、主席の子じゃねぇか!?)

 

 

 なかなかキャストの濃い修羅場のようだった。少し周りを見れば、生徒会長なんかもいる。レオはますます、騒動の中心にいるらしい、二科生の男子への興味が湧いてきていた。

 とはいえ、レオはこういった恋愛沙汰に首を突っ込むつもりもなければ、野次馬をする気もない。事態の中心にいる面々の顔をそれとなしに覚えつつ、人ごみから出ていった。

 

 

(さて、特にすることもねぇな。突っ立っててもしょうがないし、とっとと家に帰るか)

 

 

 

 外には、レオと同じように帰路につくのだろう、新入生たちがまばらに歩いていた。一科生・二科生が同じ道を歩いてはいるものの、その間に交流は発生していない。入学初日ですら、既に区分がされてしまっているのだろう。

 

(思ったより、溝は深いみたいだな。みんな仲良く、なんて理想が通用しないのは分かってる。けど、やっぱ気に入らねぇな……)

 

 

 レオはその気性上、こういった差別などに反感を抱きがちであった。元からこうであると決めつけ、それに基づいて侮蔑するのがどうにも気に食わないのだ。

 しかし、レオ一人がそんな考えを抱いたところで、この学校の流れが変わるわけでもない。せめて、一・二科生間で起こるいざこざに巻き込まれないことを、祈るのみだった。

 

 

 

 

 

 

 

 そんな時、周囲にわずかなどよめきが起きる。

 

 

 レオは反射的に後ろに振り向く。そこには、一人の巨漢が歩いていた。

 高校生離れしたその肉体、レオすらも超えるその体躯は、道が小さくなったのかと錯覚するほどであった。そう、つい先ほど講堂で問題行為をしでかした、あの男子生徒が歩いていたのだ。

 

(うぉっ……。あいつは、さっきの筋肉野郎か)

 

 レオは少々気圧されつつも、歩きながら彼を眺め続ける。見れば、やはりというかなんというか、周りからは遠巻きに見られるのみで、干渉されてはいないようだった。

 それはそうだろう。講堂内の空気をガン無視した張本人だ。本人にどんな事情があったかはわからないものの、客観的に見れば厄ネタ以外の何物でもない。平穏な学校生活を望むのなら、関わらないのが得策だろう。

 周囲からは、多少の陰口すら聞こえてくる。やれ、『筋肉つけると馬鹿になるの?』だの、『二科生は空気を読むこともできない』だの。それを直接言われないのは、やはりその容姿ゆえだろうか。

 

 

(ま、かわいそうだが、自業自得ってやつだわな。ご愁傷様。…………ん?)

 

 

 レオも、周りに合わせて彼から視線を外し、距離をとろうとした。が、その直前、どこか違和感の残る光景が、視界の隅をかすめる。

 男子生徒が校門へ向かう道から逸れ、見当違いな方向へと進んでいく。今日は入学式と個人用IDカードの交付以外に行事はないはずなので、待ち合わせなどがなければ、校門以外に向かう場所はないはずである。視線に耐え切れずに道を変えたのかと思ったが、入学式で今以上の視線に晒されて平然としてきた男だ。この程度で自分が行く道を変えるとも考えにくい。

 そのまま目で追い続けると、頻繁に手元の端末を見ては、あたりを見渡しながら歩を進めていく。しかし、向かう方向は、校門とはまるで別方向である。なんというか、典型的な迷子に見えた。

 

 

(あれ、大丈夫なのか? 助けた方がいいんじゃ。いや、でも、俺がそこまでする義理は……)

 

 周囲が、彼の様子に気づいているのかいないのか、分からない。しかし、誰一人として助けに入る様子はなかった。ある意味、当然と言ってもいい行動である。

 レオも、周りの流れに乗っかって、彼のことを無視しようとし……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だぁっ、くそっ」

 

 

 少々の悪態をつき、彼のもとへと向かっていった。

 放っておけなかったとか、そういう理由もある。だがそれ以上に、見かけや周りの反応だけで物事を勝手に決めつけて、一方的に避けるのは自分の流儀に反すると感じただけだ。

 

 

「よぉ、道に迷ってんのか?」

「っ!?」

 

 うろつく巨漢の背後から、レオは声をかける。巨漢は驚いたように肩を跳ね上げ、そのガタイに見合わぬ俊敏な動作で振り向いた。その顔には、背後のレオに気づいていなかったのか、驚愕の色がにじんでいる。しかし、すぐにその顔を、警戒からか、険しいものへと変えた。

 

 

「……何の用だ」

「その言い草はねぇだろ。困ってそうだから話しかけたっていうのによ」

「そうなのか。すまなかった」

(案外普通の奴、なのか?)

 

 巨漢の受け答えに、レオは外見や行動とは異なり、まっとうな男子という印象を受ける。やはり、外部の情報だけで判断してはいけなかったな、と思いつつ、そのまま会話を続ける。

 

「いやいや、良いってことよ。で、見た感じ道に迷ってたぽいけど、なんかあったのか?」

「…………あぁ、まぁ、その」

「言いにくいようなことなのか? それなら無理しなくてもいいぞ?」

 

 巨漢は、その威圧感ある顔を少し困ったように歪ませる。視線も、右に左に、あわただしく動いていた。レオは、突っ込んだ質問をしすぎたかと思いつつも、巨漢の返答を待つ。少しして、巨漢は口をわずかに開いた。

 

「……実演所区域に」

「あれ? 実演所でなんか行事ってあったか?」

「いや。個人用IDカードがあれば、入学初日からでも使用できるはずだからな。少し魔法の練習をしてから帰ろうかと」

「あ~、なるほど。やる気あるな」

 

 レオが思っていた以上に、この生徒はやる気に満ち溢れているようだ。二科生とは思えないぐらいに、魔法へのモチベーションが高い。一科生の高慢さと同じぐらい、二科生の卑屈さにも悪感情を抱いていたレオにとって、目の前の巨漢はとても好感が持てる相手だった。

 

「ただ、見ての通り方向音痴なものでな」

「実演所までの道が分からなかった、ってことか」

「そういうことだ」

「マップ見てもわからないレベルって、相当な方向音痴なんだな」

「まぁ、確かにその通りなんだが……。普通、思っても初対面の相手に言う言葉か?」

「俺、オブラートとか苦手なんだよ。それにお前、そんなことを気にするようなタマじゃないだろ?」

「…………」

 

 巨漢が押し黙る。どうやら反論はないようだ。レオは少し気分を良くしつつ、巨漢へと提案した。

 

「なら、俺が道案内してやるよ」

「っ、いいのか?」

「なぁに、困っているときはお互い様よ! 代わりと言っちゃなんだけど、俺もその魔法練習、一緒にやっていいか?」

「あぁ、かまわない。恩に着る」

「いいってことよ。そんじゃ、早速行こうか!」

 

 そう言って、レオは巨漢が手に持っていた端末の画面を覗き見る。マップをあらかた記憶し、現在地と目的地の位置関係を把握すると、割り出したルートに沿って歩き始めた。その横に巨漢が並ぶ。

 周りからは先ほどから、痛いほどに視線が、それも決してよくない類のものが突き刺さっているが、気にしない。レオは世間体よりも、この巨漢とのつながりの方が重要だと、貴重だと判断したのだ。

 

 

 

 

 

「そういや、自己紹介してなかったな。俺は西城レオンハルト。クラスはE組だ。レオでいいぜ」

「……俺は、遠塚一。同じ、E組だ」

「マジか! なら、明日からもよろしくな、ハジメ!」

「あぁ、こちらこそだ、レオ」

 

 

 

*****

 

 

 やっと、やっと入学式が終わった……。

 マジでしんどかった。後方から視線がグサグサ突き刺さってくる。入学式の途中で、生徒会長や新入生主席が出てきたときは、多少視線が減ってくれて助かったけどな。やっぱみんな、美少女が好きなんすねぇ。

 

 そんなこんなで視線に晒され続けた結果、入学式が終わった後も、しばらくの間動けなかったしな。おかげさまで、個人用IDカードを受け取るのも、一番最後になってしまった。

 まぁ、カードを受け取る順番で何かが変わるわけでもないし、どうでもいいっちゃいいんだが。

 

 さて、この後は行事もないみたいだし、とっとと一人で帰るか。え? ボッチ? うるせぇ、陰キャなんて皆そんなもんだろ。

 

 

 

 

 …………ん? なんだありゃ? 講堂の入り口にやけに大きな人だかりが……。近づかずに、ちょっと遠めから見てみるか。

 

 騒動の中心にいるのは、男子一人に女子三人か。そのうち女子一人が一科生、それ以外の三人は二科生だ。周りの人だかりは、一科生が多いみたいだな。

 というか、あの一科生の女子、新入生主席の子じゃないか? あんな美人さんはそうそういないし。それ以外の二人も、なかなかの美人さんだな。おっとり癒し系と、快活かわいい系でバランスもとれてる。ギャルゲーだったら、ヒロインの時点で結構評価高くなるんじゃないか?

 

 それはそうと、そんな美少女たちに囲まれてる、あの二科生の男子は何者だ!? うらやましすぎるんだが!? モテる方法教えてくださいお願いします何でもしますからっ!

 とりあえず、あいつは今後、心の中ではギャルゲ主人公って呼んでやるとしよう。絡む機会があれば、の話だけどな。

 はぁ、俺もモテたいよ。欲を言えば美少女に、それも複数人から。年頃の男子たるもの、ハーレムへの期待は捨てきれないのだ。

 

 

 

 このまま見てても嫉妬心が増えるだけだし、とっとと講堂を出て、帰らせてもらうとしよう。

 

 講堂を出ると、やはりというかなんというか、周りからの視線がきついな。しかも、その視線に友好的なものは一切ないとかいうね。まぁ、自業自得といわれてしまえば、それまでなんだけどさ。入学式中よりは、幾分マシだ。我慢して帰るしかないか。

 こういう、大勢の人が同じ目的地に向かっているのは好きだ。なんせ、道に迷わなくて済む。人の流れに身を任していれば、自動的に目的地にたどり着けるのだ。方向音痴の俺からすれば、これほどありがたいものはない。

 

 

 

 

 

 ……にしても、さすがにこの視線の雨は、精神面にくるな。さっきから、ちらほら陰口っぽい者も聞こえるし。せめて、本人に聞こえないように言えってんだ。俺の地獄耳、舐めてんとちゃうぞ? こちとら五感には自信があるからな?

 別に今は、入学式の時と違って、この視線を受け続ける必要はない。この道から逸れて、人気のないところで時間を潰せば、このような視線に耐えずに済むだろう。

 帰りまで道に迷うのは勘弁だと、視線に耐えて人の流れに乗っていたが、そろそろキツいな。俺のメンタル強度は、余程のことがない限り、豆腐で固定されている。こんな悪意に長時間晒されて、何も感じないというのは、さすがに無理というものだ。

 

 よし。校門までの、貴重な道しるべを手放すのは惜しいが、ここは人の流れから外れさせてもらうとしよう。近くのトイレにでもこもって、端末に入ってる百合小説を読んでいれば、時間ぐらいいくらでも潰せる。新入生があらかた帰り終わった後に、一人悠々と帰ればいい。

 道に迷うかもしれないが、その時はその時だ。もしかしたら、今朝みたいに誰かが、欲を言えば美少女が助けてくれるかもしれないし、なんとかなるだろう。

 

 

 

 

 そうと決まれば、早速端末を開いてマップを確認だ。えっと、自分が今いるのは、……ここ、か? だとしたら最寄りのトイレは、こっち側の建物にあるっぽいな。じゃあ、ここにある道を行けば……、ってない!? おかしい。マップ上じゃここに道があるはずなのに、それっぽいのが全く見当たらない。あれ、反対側には道が。でも、講堂がある方向があっちだから、この方向に道はないはずで……。馬鹿な、マップと周りの道構成が、まるで違う。

 やっぱりこれクソマップだ! 責任者出て来い! 小一時間クレーム入れてやるっ!

 頼む―! 今朝みたいに手助けしてくれる美少女、来てくださーい!

 

 

 

 

「よぉ、道に迷ってんのか?」

「っ!?」

 

 うおっ!? びっくりした! 急に後ろから話しかけてくんなよ、心臓に悪い!

 なんなんだ。今朝の件といい、ここの生徒は背後奇襲(バックスタブ)が趣味なのか?

 道に迷ってんのか、とか言って絡んできやがって。なんだぁ? 入学式の俺の行動に不満でも持ったんか? なら入学式前のタイミングで絡んで来いや! そしたら俺、喜んで後ろの席に戻ったっていうのに。

 

「……何の用だ」

「その言い草はねぇだろ。困ってそうだから話しかけたっていうのによ」

「そうなのか。すまなかった」

 

 あれっ? やばい、普通にいい奴っぽい。絡んできたわけじゃなくて、俺のこと心配して話しかけてくれたっぽいぞ。

 もしそうならありがたい。このクソマップのせいで、トイレへの行き方すらわからないんだ。

 

「いやいや、良いってことよ。で、見た感じ道に迷ってたぽいけど、なんかあったのか?」

 

 いやー、実はトイレに行きたく……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おおおおっとぉぉぉ!? 男子生徒の背後に、生徒会長さんの姿を確認! しかもこちらに気づいている模様!

 

 生徒会長さんは、あんな戯言を口走った俺にも優しくしてくれた聖女! しかも、わざわざ話しかけてきたことから、ワンチャン、俺に気がある可能性すらある!

 すなわち、現状俺が最も見栄を張りたい相手! ありていに言えば、彼女の前では格好つけたい!

 そんな相手がみている前で、トイレに行きたいとか、口が裂けても言えるわけがない! ど、どうにかして別の場所を伝えなくては!

 

「…………あぁ、まぁ、その」

「言いにくいようなことなのか? それなら無理しなくてもいいぞ?」

 

 そういうわけじゃないんだ! すまん男子生徒!

 クッソ! どこだ? どこなら格好いい?

 講堂に落とし物? だめだダサすぎる。

 無難に校門? 道を外れる必要がない。

 教室? 行ったところでどうする。

 何か、何かないのかー---っ?

 

 

 

「……実演所区域に」

「あれ? 実演所でなんか行事ってあったか?」

「いや。個人用IDカードがあれば、入学初日からでも使用できるはずだからな。少し魔法の練習をしてから帰ろうかと」

「あ~、なるほど。やる気あるな」

 

 これだっ! これなら、初日から魔法実習に個人的に取り組む、非常に意欲的な新入生としてとらえられるはず! 生徒会長からの好感度も、上がるんとちゃうか!?

 

「ただ、見ての通り方向音痴なものでな」

「実演所までの道が分からなかった、ってことか」

「そういうことだ」

「マップ見てもわからないレベルって、相当な方向音痴なんだな」

「まぁ、確かにその通りなんだが……。普通、思っても初対面の相手に言う言葉か?」

「俺、オブラートとか苦手なんだよ。それにお前、そんなことを気にするようなタマじゃないだろ?」

「…………」

 

 そんなことねぇよ。普通に傷つくわ。こちとら、メンタル常時豆腐なんだぞ。外見で人を判断しないでくださーい。肉体の強度と、精神の強度は、比例しないんですー。

 今だって、メンタル豆腐じゃなかったらちゃんと反論してたんだからな?

 

「なら、俺が道案内してやるよ」

「っ、いいのか?」

「なぁに、困っているときはお互い様よ! 代わりと言っちゃなんだけど、俺もその魔法練習、一緒にやっていいか?」

「あぁ、かまわない。恩に着る」

「いいってことよ。そんじゃ、早速行こうか!」

 

 やっぱコイツ、めっちゃいい奴だ。見ず知らずどころか避けられてた俺に、わざわざ話しかけて、しかも道案内までしてくれるとか。

 さらに、一緒に練習してくれる? お前、聖人かなにかなの?

 俺が女子だったら、ギャルゲのヒロインよろしく、あっさり惚れるところだったぞ。俺がノンケでよかったな。

 

 

「そういや、自己紹介してなかったな。俺は西城レオンハルト。クラスはE組だ。レオでいいぜ」

「……俺は、遠塚一。同じ、E組だ」

 

 おっ。クラスも同じなのか。こりゃ、良い奴と知り合えたな。高校ではボッチ生活をせずに済みそうだ。

 

「マジか! なら、明日からもよろしくな、ハジメ!」

「あぁ、こちらこそだ、レオ」

 

 よっしゃ。そうと決まったら、実演所に向かうぞ。やましい理由で決まったとはいえ、練習して損はないしな。

 というか、俺は筆記もそうだが実技もひどいからな。こまめに自主練しないと、授業内容においてかれる。

 

 

 

 この後、みっちり二時間ほど実習してから、レオと一緒に帰路についた。




真由美(初日から個人練に行くなんて! 入学式の座席といい、彼は素晴らしいわ! 私の眼に狂いはなかったわね!)
服部(なんなんだ、あの新入生。二科生の分際で、やけに会長に気に入られてるし。許せん……!)

 真由美からの、駒的な意味合いでの好感度を上げまくるオリ主。それに比例して、服部からの好感度が自動的に下がりまくる。

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