青年の異世界珍道中〜ONE PIECE〜   作:クロイツヴァルト

5 / 5
皆さん、遅くなりましたが新年明けましておめでとうございます。
 だいぶ遅くなりましたがONE PIECE最新話を上げさせて頂きます。
コレからは少しずつ更新速度を上げられると思いますが楽しみにお待ちくださると幸いです。


ココヤシ村、対決魚人海賊団

 

 

 「ん、アレは…海賊船?」

 

 「どうしたの?」

 

 「あぁ、目的地の村に海賊船が停泊しているんだが」

 

 「なんか、嫌な感じ」

 

 「あぁ、そうだな」

 

 空の旅をしながらカイトはウタに相槌をしながら魔術で視力の強化を行う

 

 「…まずいな。ウタ、速度を上げるからしっかりと腰に捕まってろ!」

 

 「わ、分かった!」

 

 村の一部の家が天地がひっくり返ったかのような状態なのを見てカイトは目的の村にいる海賊が赤髪海賊団とは別種の略奪を良しとする非道な連中であると予想してか、ウタに指示を出し、腰にしがみ付くのを確認してから飛行速度を上げる。

 

 「よし見えた…って、かなりヤバいな…ウタ、飛び降りるからしっかり捕まってろよ!」

 

 「飛び降りるってこの高さから!?」

 

 「すまんが時間が無い」

 

 「ちょっと心の準備がァァァァッ!?」

 

 遥か上空から見えた光景にカイトはウタを抱えながら跨いでいた杖から飛び降り、ウタを抱えた状態で杖を片手に地表へとウタが絶叫を上げる中で急降下する。

 

 「…なんだ?」

 

 村人と対峙する数十人いる異形の集団の内の1人が何かを聞き取り上を見上げる

 

 「アーロンさん!上から何かが降ってきます!」

 

 「なんだと?」

 

 「風よ!」

 

 警告の声を上げた者に対して、アーロンと呼ばれた銃を島民の1人に突き付けた状態の異形が疑問の声を上げた所に突如聞こえた声と共に突風が吹き荒れ、異形の人物はその場から2、3メートルほど地面を両足で擦りながら後ずさる

 

 「っち、何だ今のは!」

 

 「ウタ、緊急事態につき手荒になってすまないな。」

 

 「ホントだよ!準備もなくあんな上から飛び降りるとか信じらんない!」

 

 悪態を吐くアーロンは土煙を上げ、話し声が聞こえる砂塵の中心を睨み付け

 

 「俺様の邪魔をするのはどこのどいつだッ!!!!」

 

 アーロンの怒鳴り声が響くのと同時に砂塵が晴れると目の前に現れたのは身の丈以上の杖をん持った少年とその少年に対して睨む少女の2人であった。

 

 「俺の邪魔をしたのは下等生物のガキ共か!」

 

 「おい、君達!どこから来たのかは知らんが危ないから早く逃げなさい!」

 

 遠巻きに見ていた島民の1人がカイト達に向けて声を上げる

 

 「…ウタは後ろの子供達の所に行っててくれ。」

 

 「分かった。あんな奴さっさとぶっ飛ばしてね!」

 

 カイトは敢えて島民の言葉を聞き流して後ろで倒れている女性とその傍らにいる2人の少女達を一瞥し、ウタを向かわせる

 

 「テメェ、何なんだ?ただの下等生物のガキじゃねえな」

 

 「…魚人族か。…アンタらは何の目的でこの島を襲った?」

 

 「決まっている、この島を俺様達の根城にするためよ。そしてこの島を俺達以外の海賊から守ってやる代わりに金を請求している最中だったんだよ!」

 

 「…それはタチの悪い押し売りだな。俺だったら拒否するがな」

 

 「舐めた口聞くじゃねえか…覚悟はできてんだろうな?俺様はガキでも容赦しねえぞ!!!!」

 

 「ッ逃げなさい!!!!」

 

 苦笑しながらアーロンの言葉に答えたカイトの言葉にキレたアーロンは手に持った銃をカイトに向けて発砲。直前に背後の女性が叫ぶが、間に合うはずもなく無情にもカイトに直撃する……が

 

 「単発銃…しかもこんな豆鉄砲で俺を殺せるわけないだろ?」

 

 「ッな!?」

 

 「カイトなら当然よ!そんなもんはカイトには通じないわよ!」

 

 撃たれた弾を片手で受け止めた状態のカイトを見て絶句するアーロンを見て何故かウタが得意げに言う

 

 「ウタ、そちらの女性の容体は?」

 

 「多少の打撲に擦り傷って所かな?血は出ているけどひどい怪我はないよ。」

 

 「そうか…、後はこのバカどもを早々に片付けて治療を行うとしようか」

 

 後ろを見ずにウタに聞けば近寄った際に軽く見たウタは仲間の船医から教えてもらった触診などで女性の容体を確認し、カイトに答え、それを聞いたカイトはとりあえず間に合った事に安堵する。しかし次の瞬間

 

 「「「ッ!?」」」

 

 魚人達はカイトの雰囲気が変わった事に気づく。子供が発する気配では無い事に驚き警戒を強める中、アーロンが吠える

 

 「この俺が下等生物如きに恐怖を感じたなど認められるかぁぁぁッ!!!!」

 

 「下に見ることしかできない奴ってツマラナイな」

 

 アーロンは羽織っていたコートを邪魔とばかりに脱ぎ捨ててカイトに突貫する

 

 「なっ、何だこれは!?」

 

 「戒めの封陣…見下してばかりいるからこんな罠にも引っかかる」

 

 カイトの目と鼻の先では突貫してくる体制の状態で固まるアーロンの足元には黒色に輝く魔法陣が描かれていた

 

 「貴様ァァァ!これを外せぇぇぇぇ!!!!」

 

 「それは無理な相談だな…貴様らは害意がありすぎる。憎しみに囚われている者を野放しにはできんよ」

 

 「お前ら、アーロンさんを助けるぞ!」

 

 「「おおおぉォォォォ!!!!」」

 

 空手着を着た魚人が声を上げ、それに呼応した他の魚人達がカイト目掛けて殺到する

 

 「鬱陶しいわ!!!!『七色の剣よ、我に仇なす敵を撃ち貫け』!!!!【プリズムフラッシャー】」

 

 殺到する魚人達の真上に光り輝く光剣の群れが降り注ぐ

 

 「「「ギャァァァァァッ!?」」」

 

 「同胞達ッ!?」

 

 「無駄な抵抗だ。大人しく縛につけば痛い目を見ずに済んだものを」

 

 悲鳴を上げる魚人達を目の当たりにしたアーロンが悲痛な声を上げる。そしてその様子を冷めた瞳で見ていたカイトは冷酷なまでに低い声で呟く

 

 「コレってどっちが悪役か分からなくなりそうなんだけど」

 

 そんなカイトの様子を見ていたウタが呟く言葉に傍にいた少女達は同時に頷くのである。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。