小6の夏、男子と女子は対立が強くなっていた。

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彼はもう、放課後学校に居残るつもりは無かった

美由紀は、後ろから、お尻にさわられて、飛び退いた。ひゃんっ! 振り向くと、けんがいた。ゾワッとしたあと、怒りが沸いてきた。こいつっ 。けんは、気持ち悪い笑いを浮かべて、へらへらしている。

実は、けんは触ってはいない。加藤が触って、けんを突き飛ばして逃げたのだ。けんは、とりあえず謝るとか、説明するという機転はきかなかった。

それは美由紀に分かる訳が無かった。これで2回目、3回目があったら私にも考えがある。計画は立ててある。けんを、放課後、女子達で懲らしめるのだ。

小1の頃から、けんとは同じクラスにあたり続けている。こいつのことは何でも知ってる。蟻に噛まれて大泣きしたり、誰とも話してる所を見たことがない。私の事を好きだという噂を聞いた時、なんで私がこんなやつに好かれなきゃならないのと思った。家も近所で、よくけんの鳴き声と親の叱り声が聞こえた。けんのお守り役を、先生に頼まれて、もう本当に嫌だった。3年生のときは、節分の茹でてない豆を食べて、べえっと口から出してるところを、放課後に見た事がある。バカじゃないの?まったく。

体育の授業、女子は校庭の隅でおおなわとびをして、男子は校庭いっぱい使ってサッカーをしていた。昔は女子は校庭をめいっぱい使わせて貰えなかったのだ。

妙子、もっと足を上げてよ 縄が引っかかるじゃない。みんな、来月の運動会に向けて頑張ろう!

リーダー的存在のさくらがクラスの女子を引っ張っていた。髪の毛は短髪でたまに茶色だったが、先生達は彼女を贔屓して何も言わなかった。カオルは、男まさりで男子とのケンカでも勝つ腕っぷしだった。小6の私達の最後の運動会。3クラスしかない学校だが気合いが入っていた。

この頃の女子は生理が始まり、イライラする時期だし、男子の方がバカだし、男尊女卑の世界を知るころで、男子や大人に対する嫌悪感は強すぎた。美由紀は、家で皿洗いやお客さんにお茶を出さないとならないのに、兄はしなくても良かった。納得いかない。

ふいにお尻に手の感触がくる。にやにやしながらアイツが貞子と、たまこと、デブス子と、アベシ子に触っていく。

さくらの決意は固まった。アイツをやるわ。

今日の放課後。

さくら達は、けんを囲んで問い詰めた。場所は校庭だ。

なんで、あなたは女子に触るの?私知ってるけど。かきくけ子は、けんが男子に命令されて何でも言うことを聞くことを知っていた。でも満場一致で、許さないことになった。アレだして。デブス子は、縄跳びの縄を持ってきた。

けんはぐるぐる巻きにされる。つぎは、100叩き。けんは

1桁減らしてくれと懇願する。分かった99にしてやる。1人目のアベシ子が軽く15発小突いた。カオルが、けんっ、1人100叩きだ。全員で1500叩きだ、と凄む。美由紀は、ぞくっとした。さすがにウソと分かってても怖かった。

アベシ子が、20発叩いた後、女子達の悪ふざけが始まった。けんは縄を解かれたが、たちまちパンツは脱がされた。アベシ子たちは道具も用意してある。たま子は、親の寝室にあったパサパサ箒ぽいムチを持ってきてある。

振りかぶると、けんは、びくっとして、目をとじた。ムチは、股間に当たる。すると、けんは気持ち悪い動きでよがった。こいつよがってる。美由紀は、気持ち悪くなったし、非現実的な状況がこわくなった。小さい声で、この辺で、、、と言ったがもう女子達の怒りに手が付けられなくなっていた。

ここからは、けんの心境から語ろう。

 

けんは、箒のようなムチで5、6発叩かれたあと、校庭を下半身裸で走らなくてはならなかった。逃げてもダメだ。なぜなら、服はカオルとさくらに取られているからだ。10周走らないと返して貰えない。

けんは胸がきゅんとした。放課後はまだ遊んでる人が多い。しかし、けんが走っても、空気のように誰も気にしない。明らかに分かる間違い探しの本を見てるのに。

けんは走るごとにおっきおっきしたおチンチンの先っちょから透明な液体が垂れてくる。ビョンビョン。液体は足に張り付いた。なおも液体は出続ける。けんの心臓はバクバクして、突然止まってもおかしくないくらいだ。

足はなんかもう、ベトベトだ。ペースを上げると胸が苦しいし、ペースを下げると走り終えるのに時間がかかる。

走り終えて安心したけんは、服を返して貰えなくて、ビックリした。

貞子は言った。今までのは手加減、これからが本番。けんはトイレにつれていかれると、ちんこをもまれた。いきたくなったら言えよ。しかし(いく)の意味の分からないけんは、出してしまう。そこへ皆のリンチが始まった。

1時間して終わったあと、美由紀と、けん以外帰って行った。ダメになったけんを見て美由紀は後悔した。

そこまでするつもりはなかったの。ごめんね。ごめんね。

美由紀は、けんの頭を抱えて抱きしめた。

けんは、目が覚めると病室のベッドの上だった。

 

 


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