クミル村でのイベントです。ドンドンパフパフ。
「この村が、クミル村で……良いのか?」
ディートヘルムさんと別れ、一人で名もなき道を進んでいると、村と呼ぶに相応しそうな見た目の場所に着いた。
「いや、これを見ればここがクミル村がどうか分かるな。」
クミル村だったら進捗が進んでいる筈だと思いポケットから紙を出し確認する。
No4.ディートヘルムに会い、旅の同行を頼もう! ★COMPLETE★
No5.クミル村に辿り着こう! ★COMPLETE★
「お、達成出来たって事はここがそうなのか。」
ディートヘルムさんのは昨日の時点で達成済みなのは確認していた。今日で次がクリアできたからここがクミル村で間違いなさそうだ。
下の方にはこれらが達成済みの為、次の目標が出ていた。
new.クミル村で起きている問題を調査しよう!
「問題……?」
『どうやら村の人達の様子が変だぞ?話を聞いてみよう』
「村人から話を聞けば良いのか?」
今この村で何かしらの事態が発生してしまっているらしい、それが何なのか確認しろって事だよな。
「じゃあ早速始めてみますか……。」
リックベルの街でしたように村の人から話を聞いて行く。確かに見ているとどこか暗い雰囲気を漂わせている気がする。活気が無いと言えばそれまでだが……。
「てっきり原因はあれだと思ったんだが……。」
周囲から目を離し遠くを見る。ここから離れた位置に亀の様な見た目の馬鹿デカい建造物が建っている。見た目は石かなんかだと思う。聞いてみると少し前にそこまで動いて来たとのこと。もう…流石は異世界、としか言えない。
「どうやら少し前から水不足に陥っている様だな。」
少し前に地響きが起きてしまい、完全に涸れてしまったとのこと。今は離れた場所まで汲みに行き何とか凌いでいる。
「原因は取りあえず把握できたが……。」
解決することがやることなのかと考え、歩きながら一旦進捗を確認する。
No6.クミル村で起きている問題を調査しよう! ★COMPLETE★
new.水不足に陥った原因を見つけ、解決させよう!
「ん、次が出ているが……。」
『水不足になったのには原因がありそうだ……。水源地を調査しよう。』
「根本的な解決をしろってことか……。」
その場しのぎで良いなら持っている水を大量に放出したら終わりだったんだが、それでは駄目らしい。
「まずは水源地、この場合井戸辺りを見れば良いのか?」
近くに居る人に話を聞こうと考え頭を上げると、少し離れた場所で楽器が鳴っているのが聞こえる。
丁度良かったと思いそこに向かうと、男女の二人組がなにやら宣伝をしていた。
「あ、そこの黒髪のおにーさん!寄ってらっしゃい見てらっしゃい、なんでも作れる『グアラクーナ商会』だよっ。」
二人組の女の方と目が合い、声をかけられる。ってかなんて恰好してんだこの人は!?痴女かなんかか!?
青色に金色のデザインが施された服……?いや、あれはもはや前掛けみたいなもんじゃないだろうか?横はがら空きである。
「移動工房、グアラクーナ商会です!」
隣に居る男の人からも声をかけられ、一応寄って話を聞くことにした。
「商会?何か売ってたりしてるのか?」
「依頼があれば大抵のものは。例えばこの水車とかどうかな。」
横に展示されている水車を勧められる。いやいや、俺に水車なんて売ってどうするつもりだよ……。どこで使うんだそれ……。
「いや、残念だけど使い道が無いから必要ないかな……?」
「何か事情があるのか?なんだか村の人達の表情が暗いように見える。」
「そうそう、よかったら話してみて欲しいな!」
村人の暗い理由か?それと俺が買わないのは全く関係ないんだが……、でもこっちも聞きたいことあるし話すしかないか。
「この村では今、水不足に陥ってて……それの確保に追われているんだ。」
「村の水が不足しているのか?前に立ち寄った時はそんな事情には思えなかったけどな。」
「少し前に地響きがあったんだが、それから井戸が涸れて、一滴すら出ていないらしい。」
「………じひびき?」
「そうそう、今は遠い場所まで汲みに行って何とか凌いでいるらしい。」
「つまり井戸の問題を解決しないといけないってことか。」
「……そうなるな。」
俺はその井戸の場所を知りたいんだが……。
「ねぇアヴァロ、これ……私達で解決すればいいんじゃないかな?」
「………俺たちが?ああ、なるほどな。」
「これは鍛梁師の仕事の範囲内だ。井戸の修復は可能だし枯れた原因を探るだけでも役に立てる。でもな……。」
ふたりで取り込み中になってしまった……。話を聞いていると、井戸を修復すると他の人の仕事を奪いかねないとのことらしい。それを女の人のほうへ諭している。それを聞き納得している。
「………でも、やろうっ!」
……と思ったが、全てをひっくり返してきた。
「私達の力で村の役に立てるなら、動かない選択肢なんて選べない!それに、困っている人がいて、それを何とか出来る力があるならやるべきだよ。」
生き生きとそう語る彼女に当てられたのか、男の方も、『やっぱりそうなるか……しょうがないな』みたいな表情で納得していた。
これは男が尻に敷かれている……的な構図なのか?
「よし、それじゃまずは、井戸の涸れた原因を調べちゃおー!!」
話がまとまり、井戸の調査に向かう事になったみたいだ。ん?井戸の調査?
「あの……。」
「ん?どうかしたのか。」
「もしかして、水不足になった原因を調べに井戸まで行かれるんですか?」
「そうだよ、私とアヴァロの力でパパッって解決してくるからまっててねっ。」
これは……、良いタイミングだったのでは無いだろうか……?
「すみません、良ければなんですがお願いがあります。」
「うーん、精霊が、弱ってる……どころか、反応がないかも。」
「フィアも精霊の反応が感じられないのか。」
「うん、もうこの井戸に続く水脈からは精霊の存在が感じられない。」
今俺は件の井戸までやって来た。さっきの二人組……アヴァロとフィアにお願いして、調査にお供することが出来た。
最初に軽く自己紹介をしたが……その時に女性のほう、フィアと名乗ったその人は自分を女神と名乗っていた。そして隣に居るアヴァロはその使徒とのこと。
「これで二人目の女神……になるのか?」
異世界だ。なにが居てもおかしくはない。どちらも本物と言うなら多少は納得できる。まずは服装だ、これはどちらも薄い……というか生地の面積が少なすぎる。
それから容姿、あの女神は綺麗系だったが、こちらのフィアは可愛い系である。どちらも満点なのは変わりないが……。
「また私のせいだったーーー!!!」
唐突な叫び声に驚き二人を見る。何やらフィアの方が泣きべそをかいている。
「えっと、原因が分かったのですか……?」
早くも解決できるかもしれない。
「うぅ……私はこの村にとっての疫病神だったんだよ……ごめんなさいぃぃ……。」
………一体何があったんだ?
事情を聞くと、どうやらあの馬鹿でかい建造物……乗り物?の持ち主らしく、最近稼働したらしい。その影響で水の流れが変わってしまい……ああ、あの地響きがそのせいなら確かにそうなるな……。
「えっと、その、フィアさんはわざとしたわけじゃないんですよね?」
「それは勿論そうだよっ、わざとそんなことはしない!」
「なら不可抗力で仕方ないで良いじゃないですか?それを今から解決させようとしているから、罪滅ぼし?的な感じで……。」
「そうだな、井戸の問題を解決してちゃんと謝ろう。起きてしまった事は仕方がないんだから。」
「二人からの慰めが……胸に刺さる……。でも、そうだよね、解決してからちゃんと謝りに行こう。」
「その意気だ、井戸も前よりか良い物を作ってしまおうぜ。」
「よ~し、新しい地下水脈を探そう!」
女神さまが元気になったので、調査へと乗り出した。
原作メインのお二人登場です。
次はセンシィの湿地森に入っていきます。