もしもなのはに姉がいて、お互いシスコンだったら?   作:先名咲亜

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05 prologue5

 なのはに少し遅れて一階に降りるとお父さんとお母さん、兄さん、姉さんのなのは以外の家族が勢ぞろいして待っており、私はなのはが心配だからこっそりついていくと話すと、「なのはを頼む」とお父さんが言うので、

 

「うん、了解!」

 と普段の私とは少し違った言い方をして家を出てなのはを追いかける。

 

 なのはの行き先は動物病院だろうし、なのはの魔力をたどればすぐにたどり着ける。

 それにデバイスなんかなくても一応空も飛べるし、バリアジャケットもどきも作れる。

 

 少し先にある角を曲がって家から見えなくなったのを確認して、バリアジャケット(もどき)を作り、空に舞い上がる。

 

 

 

 

 

 なのはの魔力反応がある、動物病院付近に着くと、まず半壊しがれきとなった動物病院にその周りの家の壊れた石の塀、傾いた電柱が目に入る。

 

 そしてその中心で走っているなのはとそれを追いかけている黒い物体。

 

 なのははまだセットアップしておらず、普段着のままでいつ大怪我をしてもおかしくない状況だった。

 そのため、なのはに怪我をさせたくない私は、なのはがセットアップできるまで黒い物体の足止めをしようとしたのだが、それは後ろからやってきた魔力反応によってできなくなった。

 

 こっちに向かってきている魔力反応は、すぐに目視できるようになり、私の10m先の空で立ち止まった。

 

「誰だッ!な、なのはっ!? いや、この髪型はあの時の……」

 

 そう言ってきたのは月によって反射して輝く銀色の髪と、年の割には整いすぎており不自然な顔、そして先の発言から数年前になのはを襲った転生者だとわかる。

 

 それがわかった私はすぐに攻撃態勢に移る。

 これには手加減なんてしたくないし、あの時のお返しをたくさんしてあげないと気がすまない。

 

 相手は転生者、もしかしたらとんでもなく強いかもしれない。しかし、どんなに強くてもこれとなのはを会わせたら絶対にダメだということ。

 

「お前のせいで俺のよm――ッ!?」

 

 相手が喋っていて油断している好きに、魔力を瞬間的に爆発させ、加速し相手の目の前まで潜り込み、身体能力+魔力での身体能力の強化+加速の威力が乗った拳を不自然に整った顔にお見舞いする。

 

―――――パリンッ

 

 拳が銀髪の顔面に触れる瞬間、銀髪を包む半透明なもの。その半透明なものが拳の威力を半減させ、銀髪は十数メートル吹き飛ばされる。

 

 さっき響いた何かが壊れる音は、あの半透明なものが壊れる音であり、その半透明なものはおそらくシールド。

 

「神威、遅れたけれど、シールド張ってあげたんだから許してくれるよね」

 

 ふと後ろから聞こえる声に振り返ると、そこには灼眼に紅色の髪、そしてその髪から飛び散る火の粉というまさに某灼眼の○ャナの姿をした少女が立っていた。

 

 その少女の問いかけに応えるように、フラフラしながらも戻ってくる銀髪。

 

「ちっ、この糞女!助けるならはやくたすけやがれ、それと俺の嫁にそっくりなビッチ女!ぜってーゆr――――」

 

「神威、確かにやり返したいこともわかる。けれどアレ無しだと勝てないことも分かっているでしょ。それに、基地に戻ればあんたの自称嫁のクローンも、その目の前にいる自称嫁そっくりの子のクローンも作れるだから、今はそれで我慢しなさい」

 

 言いたいことがありすぎて何から言えばいいかわからない、けれど――

 

「貴方たちは―――――」

 

「ちっわかった。もう命令違反なんてできねぇしな。しかたねえお前のクローンを壊れるまで徹底的に犯してやる」

 

 銀髪はそう言い残して炎髪灼眼の子と転移して去った。

 

 その後私は最悪の気分で家に帰り、お父さんたちには何もなかったと言って自分の部屋に戻って布団に潜り込む。

 

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