自己紹介させてもらうわ。
私は新真理奈。
ベローネ学院中等部2年桃組で学校生活を送ってる研究者志望の優等生よ。
妖精の世界の研究をしている母さん達の手伝いもしてるわ。
エクセル達が使っているファンタジラインは私が作った物なの。
でも、とある事故でそいつは廃棄処分した。
ところが、廃棄処分したはずのファンタジラインが完成され、プリキュアに変身できるようになっていた。
誰が作ったのかは分からない。
まぁ、それは後で考えるとして、妖精の世界、今はフロントワールドと呼んだ世界でルナっていう女の子がファンタジラインを使って、キュアナインテイルに変身した。
他にもすでに誕生したプリキュアがいるわけだけど、私達がフロントワールドで旅行している間、人間界、いや、今はフェイスワールドと呼んだ世界で、その内の1人のプリキュアがある女の子と出会った。
~~~~~フランス・パリ~~~~~
シン達がフェイスワールドで旅行に行っている間、まのん達のツアー計画も終わりの時が迎える。
まのん達はシャン・ド・マルス公園で散歩していたところ、路上ライブを行なわれているのを見たので、立ち寄る事にした。
ちなみに、その路上ライブには男二人女三人のグループで行なっており、歌っているのは、『サ○○○○3』の『御旗のもとに』である。
「ああ、マロニエに~♪歌を口遊み~♪」
5人グループの路上ライブを観賞しているまのん達。
歌を聞いていく内にまのん、めぐみ、ひめ、ヴィヴィオは乱入して踊り始めた。
六花、いおなは4人に注意したが、周囲の人達は盛り上がっていた為、止められなかった。
「あああ、素晴らしい~♪巴里華撃団~♪」
5人グループがサビを歌い終わると、まのん達は踊るのをやめて、マヤ達の許に戻っていく。
「へぇ~。あの娘、やるね。伸びしろはあるかな?」
そんな様子を窺っていたアホ毛がチャームポイントのボブカットにカチューシャを付けた少女はまのんを見てそう呟く。
数分後、路上ライブが終わり、次の観光地であるエッフェル塔に向かった。
「流石、世界有数の観光都市ね。」
「町が芸術的だし、音楽も華やかだわ。」
「なんだかトランプ王国で歌を歌った時の事を思い出すわ。」
「その街をキュアアール一人で守ってきたのですね。」
「大変ですね~。」
「でも、最近ではメルシィプリキュアもメンバーが増えてるみたいだよ。」
ヴィヴィオ達は歩きながらフランスの町の感想を雑談する。
(お祖父ちゃん、見てる?お祖父ちゃんが亡くなって2年、こんなに沢山のプリキュア達と出会い、空間の歪みに巻き込まれたとはいえ、違う世界からウルトラマンや魔導士さんと出会って、この世界の平和の為に戦っています。私もプリキュアになって、お姉ちゃんも・・・今は変身する力を失ったけど、ウルトラマンになって怪獣と戦ってきました。)
まのんは祖父である新光太郎の事を思い呟く。
~~~~~回想~~~~~
「え?アイドル歌手に?」
「Oui(ウィ)!真琴さんのライブを見たけど、可愛かったよ!」
私がアイドルを目指したのは、剣崎真琴さんのライブを見に行ったのがきっかけ。
初めて見に行った時、可愛かったし、かっこよかった。
真琴さんがキュアソードだって事実を知った時、益々憧れていったけど、私がプリキュアになって一緒に戦えるなんて思うと、ドキドキしてきた。
とにかく、真琴さんのようなアイドルになるために、歌の練習やダンスの練習を励んでいます。
「私も真琴さんみたいにステージに立って、多くの観客さん達にエールを届けたらなぁって・・・」
「随分非科学的なこって・・・まぁ、やるって言うんなら止めないよ。協力もしないけどさ。」
「もう!お姉ちゃんったら、ロマンのないこと言って!」
お姉ちゃんに辛辣なセリフを聞いた時はムッとしたけど、私の部屋にはダンスのレッスンに最適なDVDがあるし、多くのアイドル歌手のCDも置いてあるもん。
真琴さんにこの話を暴露するかもと思うとちょっと気が引けちゃうけど・・・
歌の練習も、時々、放課後の帰りに1時間ほどカラオケで歌ったりしてるから問題なし。
お姉ちゃんに心配されるようなことはありません。
~~~~~回想終了~~~~~
(お祖父ちゃん、今の私の事、どう思ってるのかな?)
まのんは真理奈とのやり取りを思い出しつつ、もし光太郎が生きていたらどのように思われるのか考えていた。
「もしもし、そこの考え事をしてる君。」
「えっ?」
まのんは後ろから誰かに声を掛けられて、後ろに振り向く。
ヴィヴィオ達もその声を聞いて振り向く。
まのんに声を掛けたのは、少し暗めのオリーブグリーンの髪をしたボブカットの少女である。
「いきなりで悪いけど、来てくれないかな?よかったらお友達も。」
まのん達はボブカットの少女に連れられ、『クレルホテル』の一部屋に案内される。
「ユウナお姉ちゃん!リノアお姉ちゃん!」
ボブカットの少女は部屋にいる女性達に声を掛ける。
その部屋には3人の女性がいて、一人は青と碧のオッドアイをした茶髪の女性、一人は清楚な感じをしたロングヘアの女性、一人はロングヘアに編み込みでお嬢様結びをした褐色肌の少女がいた。
一番最後の人物より先に二人を紹介しよう。
まず、青と碧のオッドアイの女性はユウナ。
ビサイド島で育った元召喚士であり、スフィアハンター・カモメ団のメンバーである。
ザナルカンド寺院でユウナレスカに究極召喚の祈り子を誰にするか迫られたが、消せない悲しみと戦う事を決め、それを突っ撥ねた。
そして、清楚な感じの雰囲気をしたロングヘアの女性はリノア・ハーティリー。
反ガルバディア政府レジスタンス組織・森のフクロウのメンバーである。
魔女アルティミシアに意識を乗っ取られ、魔女となったが、仲間に助けられた事をきっかけにアルティミシアと戦う事を決心した。
「もう・・・レン。呼ぶ時はリノア若社長でしょう?」
「なんて呼んだっていいじゃん、サァラ。」
褐色肌の少女はボブカットの少女に戒めるが、ボブカットの少女は構わずに突き放す。
「レン、連れてきたのはいいけど、ちゃんと事情を説明したでしょうね?」
「あ、忘れてた。」
リノアはボブカットの少女にまのんを連れてきた事情を説明したのか聞くと、忘れてたと返事する。
「そういえば、自己紹介もまだだったね?ボクは姫矢レン。よろしくね。」
ボブカットの少女は自らを姫矢レンと名乗る。
「こっちはサァラ。」
「初めまして、サァラと言います。ごめんね、レンが強引に連れてこられたみたいで。」
褐色肌の少女はサァラと名乗り、レンが突然連れてこられた事を謝る。
「あ、いいえ!・・・ん?レンにサァラ・・・って、もしかしてあのギフト・フェアリーズの!?」
「うん♪よろしくね。今回はユウナお姉ちゃんの引き立て役だけどね。」
まのんはレンとサァラの名前を聞いた時、アイドルグループ『ギフト・フェアリーズ』のメンバーであることに気付く。
そして、レンの口からユウナの名前を出した時、真琴とひめ、マヤは目を見開く。
「ユウナ!?」
「ユウナってあの大召喚士様!?」
「えっ!?まさか!?」
真琴とひめとマヤはユウナの事を知っているらしい。
「有名人なの?」
めぐみはひめにユウナの事を聞いた。
「妖精の世界ではすごごごーく有名だよ!『シン』って言う巨大な魔物を倒して、永遠のナギ節を作った大召喚士様として英雄扱いされてるの!今じゃ、妖精の世界にもこの世界にも名の知れたアイドル歌手だよ!」
ひめは長々とユウナの事を説明する。
「そのユウナ様がこんな所で会うなんて・・・」
「君がトランプ王国の戦士のキュアソード、真琴ちゃんだね?私はユウナ・アサナです。」
「私はリノア・ハーティリー。森のフクロウって言う芸能プロダクションの社長をやってます。」
「ハーティリーって、あのジュリア・ハーティリーさんの?」
「うん。その娘よ。お母さんはこの世界でピアノ歌手をやっててね。妖精の世界のいざこざが解決した後、この世界でユウナやレン達の音楽活動を支援してます。」
ユウナとリノアは真琴達に自己紹介する。
「実は今夜開かれるユウナのコンサート、トロカデロ広場でやるんだけど、困った事にトラブルがあってね・・・」
「トラブル・・・?」
困った顔をしたリノアにまのんは気に掛ける。
「うん。さっきも言ったけど、僕とサァラはユウナお姉ちゃんの引き立て役。バックダンサーを任されてるんだ。でも、サァラがダンスの練習中に足捻っちゃったから、踊れる状態じゃないんだ。」
レンはリノアの代わりに説明する。
「だから、サァラの代わりに君がボクと一緒にバックダンサーをお願いしてほしいってわけ。」
「へっ!?」
まのんはレンが言った言葉に固まる。
真琴達もレンの言葉に驚いた。
レンがまのんをリノア達に会わせたのは、今夜、エッフェル塔を背景にユウナのコンサートを開く事になり、バックダンサーをレンとサァラが担当する事になったが、ダンスの練習中、サァラが捻挫をしてしまい、満足に踊れない状況になってしまった。
その為、レンはサァラの代役になれる人を町中探した所、まのん達が路上ライブの飛び入りで踊った所を目撃した。
レンの見立てでは、4人の中でまのんの方がダンスが上手いと判断し、サァラの代役になれると思い、まのんを誘ったという事である。
場所が変わり、まのんとレンは付近のスポーツジムでダンスの練習を励んでいる。
ユウナはまのんとレンとは別の場所でダンスの練習は勿論、歌の練習を励んでいた。
「上出来だよ!これなら今夜のコンサートも問題なしだね!」
「あ、ありがとうございます、レンさん。」
「もう~、他人行儀だなぁ。レンでいいよ。歳変わんないし、固苦しいの苦手だから。」
「え、でも・・・」
「いいから、いいから♪」
「えっと、レン、ちゃん・・・で、いいかな?」
「う~ん・・・できれば呼び捨ての方が気持ちがいいけど、まずはそこからか。」
レンはまのんのぎこちなさに苦笑いする。
「でも、レンちゃん・・・」
「なに?」
「どうして私をサァラさんの代役をお願いしたの?真琴さんは絶大な人気を誇るアイドルだから、私より真琴さんの方が・・・」
まのんはレンに、なぜサァラの代役を自分に頼んだのか、理由を聞く。
「真琴じゃダメなんだよ。」
「えぇっ!?」
「あぁ、違う違う!真琴を嫌っての事じゃないよ!」
まのんはレンの一言に驚くが、レンは慌てて誤解を解く。
「バックダンサーってのはね?前にも言ったけど、主役のアーティストの引き立て役なんだ。そのアーティストを良さを際立つようにするのが役目なんだよ。真琴ってさ、最近世界中で有名になったでしょ?もし、その子が代役したら、注目の的はユウナお姉ちゃんじゃなくて、真琴の方に向けられちゃうよ?今の真琴はユウナお姉ちゃんと同じ立場にいるライバルみたいなもんだからさ。有名になった真琴を代役にはやらせないよ。」
レンは長々と力説する。
「それに、君を代役にしたのは、ボク個人の希望なんだよ。」
「レンちゃんの?」
「うん。あの路上ライブで君が飛び入りして踊り出した時、君と一緒に踊りたいって思ってたんだ。」
「私と一緒にって、どうして?」
「なーいしょ♪」
「え~っ!?ここまで話しておいて!?」
「にしし♪それより今は練習、練習!あんまり時間ないからね。」
レンにはぐらかされてツッコミを入れるまのん。
レンはそんなことをお構いなしにダンスの練習を続ける。
その頃・・・
「すみません、皆さん。旅行中なのに、こんな事になってしまって。」
「あー、気にしないで下さい。」
ヴィヴィオ達は一足先にトロカデロ広場に着き、森のフクロウの仕事を手伝っていた。
ヴィヴィオとアインハルト、マナ達とマヤはステージセットの設置のサポートや飾りつけをしていた。
トーマとリリィ、めぐみ達はユウナのコンサートのチラシ配りをしている。
サァラは今、捻挫をしている為、松葉杖で移動しつつ、様子を見る事しかできなかった。
「旅行の続きは明日でもできますので。」
「それにバックダンサーが一人減って、コンサートに支障が出るのに、断ったらそれはそれで申し訳ないですし。」
「心強い限りです。」
サァラは申し訳なさそうに言うが、ヴィヴィオとマナは気にするなと言う。
「レンさんとサァラさんは知ってたんですか?ユウナさんは妖精の世界では召喚士をしていたって?」
「えぇ・・・というより、レンから聞いたんです。レンとユウナさんは2年前からの知り合いですから。レンにその話をした時は驚きました。」
ヴィヴィオはサァラにユウナとの関係を聞く。
本人曰く、ユウナの事をよく知っているのはレンで、サァラはレンからユウナとの関係を聞いたとの事。
「ゾーンさん!ワッツさん!チラシ配り終わりました。」
チラシ配りを終えたトーマ達はトロカデロ広場にいるスタッフと合流する。
「ありがとう。皆の差し入れがそろそろできるから、取りに行ってくれないか?」
「こっちもあと少しで終わるッス!」
「はい!」
スタッフのゾーンとワッツはステージセットの準備はもうすぐ終わり、そろそろ昼食となったため、トーマ達にランチを持ってくるように指示する。
トーマ達はランチを取りに行く。
その時、遠くから逃げ惑う人々の悲鳴や爆発音が聞こえる。
「マナ!この近くに闇の鼓動が感じるシャル!」
「えぇっ!?」
「ユグドラシルはすでに捕らえられたはず!?」
「とにかく行こう!」
マナ達とめぐみ達、そしてマヤはトロカデロ広場のステージから離れる。
悲鳴や爆発音はまのんとレンにも耳に届いた。
「なにかあったのかな?」
「そうみたい・・・」
窓から覗いたまのんとレンは只事じゃないと認識する。
「ごめん、レンちゃん!練習は後で!」
「あっ!」
まのんはスタジオから出る。
レンはまのんが咄嗟に出ていくのに対応できなかった。
「・・・」
レンはスタジオから出ていったまのんの表情を見て何かを感じ取り、後を追うようにスタジオを後にした。
場所が変わり、シャン・ド・マルス公園に恐竜の骨のモンスター・ボーンドラゴンと竜の死体のモンスター・ドラゴンゾンビーが暴れていた。
いやこの2体のモンスターだけじゃない。
2体のモンスターの後ろに甲冑を纏い、剣と盾を装備した骸骨のモンスターがいた。
その骸骨のモンスターの背後に鎧を纏った骸骨のモンスター・スケルトンの群れがいた。
「人間共の賑やかな雰囲気を見ると、虫唾が走る。このウィークが恐怖のどん底に陥れてくれるわ!」
ウィークと名乗るモンスターはスケルトンの群れに周囲の人達を襲うように命令する。
「あなたに届け!マイスイートハート!」
「ラブリービーム!」
その時、スケルトンの群れに光線が浴びせられ、消滅された。
「なんだと!?」
ウィークはスケルトンの群れが呆気なく消滅された事に驚きを隠せなかった。
「そこまでだよ!」
ウィークは声がした方に振り向く。
そこには、ドキドキ!プリキュア、ハピネスチャージプリキュア、キュアイージスがいた。
「愛をなくした悲しい骸骨さん!このキュアハートがあなたのドキドキ取り戻して見せる!」
「骸骨にドキドキって・・・」
ダイヤモンドはハートの決め台詞にツッコむ。
「なんだか知らんが、邪魔はさせん!」
ウィークは剣を掲げると、ウィークの右隣に炎の馬のようなモンスター・ブッシュファイアが現れ、左隣に金色のゴーストのモンスター・アーリマンが現れた。
ウィークはボーンドラゴン、ドラゴンゾンビー、ブッシュファイア、アーリマンにハート達を始末するよう命令する。
ハート達はボーンドラゴン達に立ち向かう。
ちょうどその時、まのんはシャン・ド・マルス公園に到着し、ハート達がボーンドラゴン達との戦闘を目撃する。
「あのゾンビ達が暴れてるの?」
「キュゥ!」
くるるはまのんに変身をせがむ。
「そうだね!その為に来たんだもんね!行くよ、くるる!」
「キュッ!」
まのんはくるるを抱き上げる。
くるるは額の宝石を赤く輝かせ、まのんと共に光の中に包み込む。
くるるはまのんの中に入り、一心同体となる。
そしてまのんはキュアエレメントに変身する。
「繋ぎ合う7つの光、キュアエレメント!」
エレメントはハート達の戦闘に介入する。
「燃え上がる炎よ、焼き払って!プリキュア・ファイヤーボール!」
エレメントはプリキュア・ファイヤーボールを放つが、ブッシュファイアが割って入り、エレメントの技を吸収する。
「えぇっ!?」
エレメントはブッシュファイアにプリキュア・ファイヤーボールを吸収した事に驚く。
「エレメント!後ろ!」
エレメントはフォーチュンに言われて、後ろに振り向くと、ウィークが剣で斬りかかる。
エレメントは咄嗟にウィークの攻撃を躱し、距離を取る。
「あなたは何者なの!?」
「これから死に逝く者に答えるつもりはない。その首、掻っ切る!」
ウィークはエレメントを再び斬りかかる。
エレメントはウィークの攻撃を躱しつつ、反撃に出るが、ウィークの盾で防がれる。
エレメントはウィークから離れ、ブローチの宝石を青く輝かせる。
「迸る水よ、逆巻いて!プリキュア・ウォーターピアーズ!」
エレメントはプリキュア・ウォーターピアーズを放つ。
しかし、ウィークはエレメントの技を盾で防ぎ、口から黒いガスを勢いよく吐き出し、エレメントを包み込む。
エレメントはウィークのガスを吸ってしまい、苦しそうに咳をし、蹲ってしまう。
「小娘がこの程度か。すぐに片付けてやる。」
ウィークは剣先をエレメントに向け、ゆっくり近づく。
「シルフィー・エアーインパクト!」
その時、ウィークが突然、吹き飛ばされる。
エレメントはまだガスの影響で苦しんでいるが、ウィークが突然吹き飛ばされた事に驚く。
ラブリー達も突然の出来事に驚いた。
「誰だ!?」
地面に叩きつけられたウィークは起き上がり、吹き飛ばした方向に振り向く。
エレメントも同様だ。
エレメントとウィークが見たのは、緑を基調としたコスチュームを身に纏い、羽根付きのカチューシャを嵌め、鳥の羽根のような形をした宝石が付いたアームカバーを身に着け、胸に蝶々の形をしたブローチを飾り、龍の周りに踊るように飛んでいる6人の妖精が描かれたスマホポーチが描かれていた。
「プリキュア・・・?」
「何者だ、貴様!?」
ウィークは緑のプリキュアに何者なのかを聞く。
「歌って踊る妖精の風!キュアシルフィー!」
緑のプリキュアは自らをキュアシルフィーと名乗る。
「キュアシルフィー?!」
「新しいプリキュア!?」
「プリキュアウィークリーを見たけど、あんな子、見たことないよ!」
ラブリー達はキュアシルフィーの存在に驚きを隠せなかったが、ハニーは彼女の事を知っているそうなので驚かなかった。
「天駆ける風、力の根源へと我を導き、其を与えたまえ!エスナ!」
シルフィーは呪文を唱えた後、エレメントに青い光の柱の中に包み込む。
「あれ?苦しくない?」
「よかった。効いたみたいだね。」
シルフィーはエレメントに掛けた光のおかげでエレメントの状態が治ったことに安心した。
「邪魔するつもりなら容赦せん!」
ウィークは口から黒いガスを吐き出す。
シルフィーはファンタジラインを取り出し、ブローチに翳す。
「シルフィー・シールドストーム!」
シルフィーはエレメントを守るように、緑の竜巻を発生させて黒いガスを防ぐ。
ブッシュファイアとアーリマンは瞬間移動でシルフィーとエレメントの目の前に現れ、襲い掛かろうとするが、赤い体毛をした狐面を被った鳥のような外見をした生物が遮る。
その後、魔法陣を展開してそこから無数の光子弾を放つ。
ブッシュファイアとアーリマンはその攻撃に怯む。
「ありがと、ヴァルファーレ!」
シルフィーはその鳥の事をヴァルファーレと呼ぶ。
ヴァルファーレはユウナが使役した幻獣である。
故郷であるビサイド島の寺院でユウナが召喚の力を得てから付き合いは長い。
「大丈夫?」
エレメントはヴァルファーレをよく見ると、背中にユウナが乗っていたことに気付く。
「ユウナさん!?」
エレメントが見たユウナは巫女のような服装だった。
初めて会った時は私服姿だったので、モンスターと戦っている場所に来ることに驚きを隠せなかった。
「ボクもエレメントも大丈夫だよ!向こうは?」
「ティーダとスコール君が行ってる!」
エレメントはシルフィーとユウナとのやり取りを見て気付く。
「えっ!?もしかしてレンちゃん!?」
エレメントはシルフィーを見て、その正体はレンなのではないかと言う。
「正解!聞きたい事はいろいろあるだろうけど、今はこいつらを何とかしよう。」
「あ、えっと・・・うん!」
エレメントは立ち上がり、シルフィーの隣に並び立つ。
「ヴァルファーレ!」
ユウナはヴァルファーレに指示を出す。
ヴァルファーレは口からレーザーを放ち、ブッシュファイアとアーリマンの足元に照射後、爆発を起こす。
ブッシュファイアとアーリマンはヴァルファーレの攻撃により消滅された。
「お疲れ様、ヴァルファーレ。」
ヴァルファーレはユウナの許から飛び去り、展開された魔法陣へと入り消えた。
その後、ユウナは片手に収まるほどの大きさのプレートを出し、穴に嵌っていた宝珠から隣の宝珠へ線上になぞるように触れる。
すると、ユウナの巫女服が露出度の高い西部劇調の服装に青い巻きスカートを加えた衣装へと変わる。
「変身した!?」
「ユウナお姉ちゃんのドレスアップだよ!」
ユウナが使用していたプレートはリザルトプレートと呼び、ドレスフィアと呼ばれる宝珠の力を解放し、どんな敵にも対応できるように複数のドレスに変える事ができるアイテムである。
先程の巫女服は召喚士のドレスで、今はガンナーと呼ばれる衣装である。
「ユウナお姉ちゃん!早いトコ片付けてコンサートをやろう!」
「うん!エレメント、お願いね!」
「はい!」
エレメント、シルフィー、ユウナはウィークに戦いを挑む。
次回はあのウルトラマンが復活します。