初めまして、私は早乙女ミコト、同時にキュアネッシーと言います。
真理奈さんと同じベローネ学院中等部2年桃組で勉強しています。
今は下宿を借りて、珈琲店のお手伝いをしていますが、実は皆さんには語られていない秘密があるんです。
その秘密を教えましょう。
~~~~~新邸~~~~~
「じゃあ、明後日里帰りするっていうの?」
『里帰りとはちょっと違うけど、まだ夏休み期間中ですし、シンさんや真理奈さん、なのはさんやユーノさんも一緒に遊びに行こうかと思いまして。もちろんエクセルさんやセレナさんも。』
「トランプ共和国の件で一躍買った茶髪の貧乏娘と銀髪のお嬢様、それから似てない機械仕掛けの姉妹も?」
真理奈は自分の部屋でiPadでミコトと連絡している。
ユグドラシル残党の事件を解決してから夜になった後、ミコトの方から連絡があった。
内容はミコトが実家に帰る事、いや、短い間の旅行と言った方が正解だろうか。
「もう、真理奈さん?人の悪口はいけませんよ?」
「ハイハイ。」
「では、よろしく伝えてくださいね?」
「いや、私が伝えんのかよ!?」
「いいでしょう?エクセルさんとセレナさんは私と一緒に珈琲店の手伝いをしてますから頼めますけど、シンさんの電話番号を知ってるのは真理奈さんじゃないですか。」
「まぁ、そりゃそうだけど・・・」
ちなみにフーカ、リンネ、アミティエ、キリエは新邸にいる。
「・・・ったく、わかったよ。後で連絡するわ。」
「お願いします。」
ミコトはエクセルとセレナに明後日の旅行の件を話し、真理奈はシンにこの事を連絡し、フーカ達にも伝える事にした。
そして二日後・・・
~~~~~サーゲイト国~~~~~
「こ、これは凄いもんじゃな・・・」
「ここがミコトさんの故郷なの?」
ミコトの故郷であるサーゲイトに到着するシン達。
リンネはミコトにこのサーゲイトが彼女の故郷なのかと尋ねる。
「はい。」
「早乙女は元々このサーゲイト国のお姫様なのよ。」
真理奈がミコトを代弁するかのように、ミコトの素性を明らかにする。
エクセル達はそれを聞いて驚く。
「早乙女ミコトは自分の身分を隠す為に偽名を使ったものでありまして、本当の名前はミコト・アイアロス・サーゲイトと言います。」
ミコトは珈琲店の手伝いやベローネ学院の生徒をやっている早乙女ミコトは偽名を使ったものだという事と、サーゲイト国の王女・ミコト・アイアロス・サーゲイトである事を教える。
「ま、お姫様だからって硬くならなくたっていいわよ?今までのように普通に呼んでいいから。」
「真理奈さんはいい加減に名字呼びはやめてほしいのですが・・・」
「名前で呼び合う程、仲良くないでしょ?」
真理奈とミコトは呼び方の事で揉め出す。
「はいはい。折角の旅行なんだから口喧嘩はそれ位にね?」
エクセルはミコトと真理奈を仲介する。
ミコトの実家とも言えるサーゲイト城に訪れる。
ミコトのお世話役の案内で客室に赴く。
その時、ミコトは客室にいた2人の少年少女に目を見開く。
「クルルちゃん!ラーサー君!」
「ミコト!久しぶり!」
「お久しぶりです、ミコト王女殿下。」
ミコトはその少女と少年をクルルとラーサーと呼ぶ。
クルル・マイア・バルデシオン。
バル国の王女であり、ガラフ・ハルム・バルデシオンの孫である。。
優れた霊感の持ち主で動物と会話することができる。
ラーサー・ファルナス・ソリドール。
アルケイディア帝国皇帝の第4子で王位第二継承者。
兄であるヴェイン・カルダス・ソリドール亡き後、アルケイディア帝国の君主となる。
「二人共、久しぶり!ラーサー君はアーシェ様の戴冠式以来かな?」
「うん!」
「えぇ。お元気そうで何よりです。」
ミコトはクルルとラーサーとの再会に喜ぶ。
(あの女の子、私が拾ったカーバンクルと同じ名前ね・・・)
真理奈はクルルを見て、カーバンクルのくるるを思い出す。
「ミコト、この二人は?」
「あぁ、紹介します。このサーゲイト国の隣国、バル国の王女クルル・マイア・バルデシオン。」
「初めまして!クルルです!」
「彼はアルケイディア帝国皇帝ラーサー・ファルナス・ソリドール。」
「初めまして。あなた方の事はカナタ王子やジョナサン大統領から伺っております。」
ミコトは真理奈達にクルルとラーサーを紹介する。
「カナタ兄さんやジョナサンの旦那の事知ってるの?」
「ジコチューやディスダークが消滅した後、支援してくれてたんです。」
真理奈の質問にミコトがラーサーの代弁するように答える。
カナタとジョナサンはその時からのラーサーとの知り合いだそうだ。
「それと同時にG.Fの設立もされてたのよね?」
「えぇ。リターナーの代表国・フィガロ国、フィン連合の代表国・フィン国、そしてアルケイディア帝国にアレクサンドリア王国、そしてエスタ共和国の代表達が話し合って魔獣討伐や人命救助等を実施しているんです。」
ラーサーはG.Fの設立について話す。
セレナはそれを聞くと、ラーサーにユグドラシルの残党に操られた経緯について報告した。
「申し訳ございません。私の不手際でそのようなことを・・・」
「そんなに責めないで下さい。調査の為とはいえ、一人で行かせたのはこちらの落ち度ですから。」
セレナはラーサーに頭を下げるが、「自分を責めるな」とラーサーが訴える。
「あの坊や、しっかりしてるわね?幾つなの?」
真理奈はミコトに耳打ちする。
「13歳です。まのんちゃんと同い年ですよ。」
「・・・マジで?」
真理奈はラーサーを見て、「13歳の子供が帝国の皇帝って・・・」と心の中で驚嘆している。
「あ。クルルちゃんとラーサー君も紹介するね。」
ミコトはクルルとラーサーに真理奈達の事を紹介する。
「カナタやジョナサンから聞いたと言う事はウルトラマンや時空管理局の事も?」
「えぇ。ユグドラシルの件はすでに情報が入っています。G.Fの方から空間の歪みの発生時、別の世界から来たという人物も保護しております。」
「それはありがたい報せだね・・・」
時空管理局の局員であるなのはとエクセルはラーサーの話を聞いて安心する。
真理奈は空間の歪みについて質問するが、進展はない模様。
この時、シンの口から「辛気臭いのはなしだ。今は旅行を楽しもうぜ。」と言い、その場にいた一同の緊張感は和らいでいた。
その後、客室にいたシン、なのは、ユーノ、アミティエ、キリエ、ラーサーは部屋から出て行った。
まだ客室に残っているのは、エクセル、ミコト、セレナ、真理奈、フーカ、リンネ、クルルの7人である。
「ミコトは真理奈とどのように知り合ったの?」
クルルはミコトに真理奈との出会いについて聞いた。
「あ、やっぱりそれ聞く?」
(なんで私と早乙女の昔話をしなきゃなんないのよ・・・?)
ミコトはクルルに聞かれて苦笑いし、真理奈は溜息をついていた。
「私も気になる!ミコトって元々、このサーゲイト国のお姫様でしょ?そのあなたが何で真理奈の学校を通ってたの?」
「私も知りたいな。ミコトちゃんと真理奈ちゃんの出会い。」
エクセルとリンネはミコトと真理奈の学校での馴れ合いについて聞いた。
「わかりました。真理奈さんもいいですよね?」
「好きにしな・・・」
ミコトは真理奈からの許可を得て、自らの過去を話す。
「実は2年前まで学校に通ってなくて、今まで家庭教師に勉強を教えてもらってたんです。」
「え?そうなの?」
「えぇ。この世界にも学校がいくつかあるのですが、外では魔獣が徘徊しておりますから、外出する時は護衛の兵士と一緒に出掛けてるんです。」
(そういや、ここに来るまでクジラのゾンビとか爆弾みたいな化け物とかいろんなのが見かけたわね・・・)
エクセルはミコトの話を聞いて、サーゲイト国に来るまでそれらしいものを見かけたのを思い出す。
「その頃にホープキングダム付近の離れ孤島にプリズムフラワーとよく似た次元エネルギーを観測したと知らせを聞き、私の祖父ゼザ・マティウス・サーゲイトと一緒に船でその孤島に向かったんです。」
「ノルンの事ですね?」
「はい。しかし、そこに向かう途中、魔獣の襲撃に遭い、船から落ちてしまったんです。」
ミコトの話を聞いて、真理奈と除くみんなは驚いた。
「だ、大丈夫だったの!?」
「魔獣に襲われて遭難されたんじゃろ!?」
「えぇ。ですけど幸い、流れ着いたのが、ノルンだったんです。」
~~~~~回想~~~~~
ノルンの浜辺に倒れていたのを、助けてくださったんです。
目が覚めた時は部屋の中でした。
「ここは・・・?」
「あ、目が覚めました!?」
私の目の前にいたのは、まのんちゃんとリンゴの皮を剥いていた真理奈さんでした。
「無理に起き上がろうとすんな?浜辺で倒れた所を察するに流されてきたんでしょ?体調は良くないはず。」
真理奈さんに言われると、少し体が重く感じたので、無理に動かないことにしました。
「あの・・・あなたたちは?」
「私は新まのんです。こっちは姉の真理奈。」
「真理奈よ。アンタは?服装からして妖精の世界の住人みたいだけど?」
「!?どうして妖精の事を?」
私は耳を疑っていました。
真理奈さんは妖精の存在を知っていたんですから。
色々教えてくださいました。
私がいる部屋は人間の世界である事、人間の世界と妖精の世界を繋ぐ発明品がある事、その発明品を作ったのが真理奈さんとまのんちゃんのお母様である事、そして、お爺様は多次元物理学を精通していて妖精の世界について研究をしていた事を。
私はそれを聞いて納得しました。
「私はミコトです。ミコト・アイアロス・サーゲイト。」
真理奈さんとまのんちゃんは悪い人ではない事を確信した私は自分の名前を教えて、サーゲイト国の事や件の次元エネルギーについて話しました。
真理奈さんはまのんちゃんに水を持ってくるように言って、部屋から出ていかせていました。
「アンタが言った次元エネルギーってのは、多分ディメンジョンゲートの事ね。」
「先ほど言っていたあなた達の世界と妖精の世界を繋ぐという・・・?」
私は真理奈さんに聞きました。
何の為にディメンジョンゲートを作り、妖精の世界に足を踏み入れたのかと。
「爺ちゃんが妖精の世界に行き来できる装置を作ったのは爺ちゃんが水晶のような巨大な花を見てからなのよ。なんで爺ちゃんが妖精の世界に行きたがっていたのか分からない。フランスってトコで実験中の爆発事故で死んじゃったからね・・・」
「あ・・・、すみません、悪いことを聞いて・・・」
「いいさ、くよくよしても仕方ないしさ。でも、爺ちゃんは妖精の世界で悪い事をはしない。ウチの両親もあの島の調査をしていたけど、部下に田畑を耕したり、家を建てたりする位で危害を加えたりはしない。まのんもあの島の地下で妖精と友達になったしね。しかもまのんは研究には乗り気じゃないし。」
「真理奈さんは?」
「私も母さんの跡継ぎの為、時々一緒にいるけど、まだ勉強不足。ここにはいないけどカーバンクルを飼ってるけど、私やまのんが世話をしてるから問題ないわ。それに妖精の世界に馬鹿なことをしたら爺ちゃんに怒られちゃうよ。」
私は真理奈さんの話を聞いて、侵略の目的でディメンジョンゲートを作ったのではないことを知り安心しました。
私の体調が良くなった頃、お爺様達が迎えに来たことを知り、真理奈さんのご両親に感謝した後、真理奈さん達とお別れしました。
それから暫く経ち、真理奈さんが住んでいる世界の事が気になり、どのような世界なのか、色々知りたくなったのです。
~~~~~回想終了~~~~~
「それ以来、転移魔法を使ってノルンに訪れて、何度か真理奈さんの話し相手をしたり、まのんちゃんと一緒に遊んでたりしてました。」
ミコトは真理奈とまのんとの出会いの過去を話した。
「その時はちょうど夏休みだったのよね。私がフィールドワークに出掛けてる間、まのんが早乙女を小泉学園に案内してたのよね。図書館寄って読書したり、博物館や美術館に行って見学しに行ったり。」
真理奈は補足するように話す。
「その事から真理奈の世界に興味を持ち、ゼザ殿に相談してベローネ学院で勉学を励んだのですね?」
「えぇ。一学期終わった後に編入しました。住まいの方も真理奈さんの紹介で珈琲店ウィンヒルのレインさんにお世話になっています。」
「早乙女ミコトって偽名を使ったのもそれからなの?」
「はい。真理奈さんのお母様に妖精の世界の王女様の立場は隠しておきなさいと注意されました。」
ミコトは人間界で暮らすようになってからの出来事を話した。
その時・・・
「大変です!」
一人の兵士が客室に突然入ってきた。
「どうなさいました?」
「魔獣の群れがサーゲイト国に襲撃されています!」
兵士の報告を聞いたミコト達は驚く。
「ザグナル、ラルド、ビッグホーン、ベルモーダー、アイアンドレス。それと、その群れを従えていると思わしき見たことのない魔人が!」
「私達が行きます!」
エクセルとミコトとセレナは魔獣の群れの迎撃に向かう事にする。
「クルルはバルに応援を呼んで!」
「うん!すぐ戻るよ!星に住む精霊達よ!我らの手を取りて、新たなる地へと導き給え!テレポ!!」
クルルは転移魔法で一旦バルに戻る。
真理奈とフーカとリンネは国民達の避難に、エクセル達は魔獣迎撃に向かう。
ついにFFキャラが登場です。
尚、FFVIのクルルとオリキャラのクルルは名前が被るので、オリキャラの方をひらがなに変更します。
『ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ』と『ウルトラリリカルキュアファイト《リメイク》』も変更することにします。