サーゲイト国に襲撃した魔獣の群れ。
その群れを率いているのは、ウサギの外見をした魔人・シメトリである。
エクセル、ミコト、セレナはキュアスピカ、キュアネッシー、キュアランスロットに変身し、魔獣の群れを迎撃する。
シメトリを追い詰めるスピカ達。
しかし、シメトリは斬鉄魔導怪獣アルマージを呼び、形勢逆転される。
その時、ウルトラマンゼロが乱入し、アルマージと対峙する。
その最中、スピカ、ネッシー、ランスロットは集まってきた魔獣達の対処に当たった。
「アクセルシューター!」
スピカはアクセルシューターでラルドとビッグホーンを蹴散らし、ディバインバスターでアイアンドレスを貫く。
ネッシーは光のレイピアでベルモーダーを突き刺し、ランスロットは光の剣でザグナルを叩き切る。
その時、突然の強風にスピカ達は腕で顔を覆う。
スピカ達は見上げると、緑色の体色をした羽のある蛇が舞い降りた。
その蛇の名はアルケオエイビス。
ダメージを受ける毎に弱点を変えてくるモンスターである。
攻撃技が様々でバッツ達を苦戦させた。
「アルケオエイビス!?ロンカ遺跡でガラフ様達に倒されたはず!?」
ネッシーはアルケオエイビスを見て驚愕する。
アルケオエイビスは炎を吐き、スピカ達を火炙りにしようとする。
「無念の響き、嘆きの風を凍らせて忘却の真実を語れ!ブリザガ!!」
その時、スピカ達の目の前に巨大な氷が現れ、アルケオエイビスの攻撃を防いだ。
「今のは氷の上級魔法!」
ネッシーは先程の巨大な氷を氷の上級魔法・ブリザガである事に気づく。
その直後、2本の矢がアルケオエイビスの胴体に貫く。
「ご無事ですか?」
ネッシー達は声がした方に振り向くと、弓、長剣、短剣、槍を携えた白い髪の青年と弓を装備している紫の髪をした妙齢の女性、そして、斧を持つ鍛え抜かれた肉体の男がいた。
「フリオニールさん!マリアさん!ガイさん!」
「ミコト様、お久しぶりです。プリキュアになられたと聞きましたが、とても似合っていらっしゃいますわ。」
「ミコト様、無事、よかった。」
ネッシーは白い髪の青年をフリオニール、紫の髪の女性をマリア、鍛え抜かれた肉体の男をガイと呼ぶ。
フリオニール、マリア、ガイ、この3人はパラメキア帝国に立ち向かうべく立ち上げた反乱軍に身を投じた。
フリオニールはウェポンスペシャリストと言う肩書を持ち、あらゆる武器を使いこなす。
マリアはレオンハルトの妹で、弓術や白魔法が得意。
ガイは片言だが、動物の言葉を理解できる。
「チェーンバインド!」
「アクセルシューター!」
ザグナルとアイアンドレスとベルモーダーが緑色の鎖によって拘束され、その直後にピンク色の光弾によって撃滅される。
なのはとユーノがスピカ達と合流していた。
「みんな、大丈夫?」
「はい!なのはさんとユーノ司書長もご無事で!」
「港で徘徊している魔獣も多かったけど、何とかなったよ。」
スピカはなのはとユーノの無事を確認でき、安心した。
「クルル様は貴女様の友人と合流し、魔獣との対応に当たっています。」
「ありがとうございます。アルケオエイビスの対処をお願いできますか?私達はあの巨人、ウルトラマンの援護に行きます。」
「大丈夫です。お姫様は私とランスロットが守ります。」
ネッシーはフリオニール達にアルケオエイビスの撃滅を頼み、スピカとランスロットと共にゼロの援護に行くと告げる。
スピカはそれに付け足すように言う。
「私とユーノ君も手伝います。」
なのはとユーノはフリオニール達の援護を買って出る。
「分かりました。お気を付けください。」
「あなた達も!」
ネッシー達はゼロの元に向かい、なのはとユーノとフリオニール達はアルケオエイビスの対処を行う。
「チェーンバインド!」
なのはとユーノはチェーンバインドでアルケオエイビスの動きを封じる。
「マリア!」
「えぇ!」
フリオニールとマリアは弓を構え、アルケオエイビスに向けて矢を放つ。
2本の矢はアルケオエイビスに命中し、怯んだ所をガイが斧を両手に構え、ジャンプし、何十周も回転し、アルケオエイビスを切り刻む。
「アクセルシューター!」
なのははアクセルシューターでアルケオエイビスを狙撃する。
アルケオエイビスはブレスウィングでなのはの攻撃を防ぎ、稲妻を放ち、なのは達を襲う。
なのはとユーノはフリオニール達を守るようにラウンドシールドで防ぐ。
アルケオエイビスはなのはとユーノを巻き付こうとするが、2人は瞬時に飛行し、アルケオエイビスの猛攻を躱す。
マリアはアルケオエイビスにブリザガを放ち、ダメージを与える。
フリオニールとガイは立て続けにそれぞれ剣と斧を構え、アルケオエイビスを斬りつける。
一方、スピカとネッシーとランスロットはゼロと合流し、アルマージと対峙する。
「ええい!どいつもこいつもしつこいピョンね!」
アルマージは角から火球を放つ。
ゼロはウルトラゼロディフェンサーで火球を防ぐ。
アルマージはスピカ達に角から雷を放つが、スピカのラウンドシールドにより防がれる。
「ブリザードストリーム・フレッシュ!」
「ソーラーパワー・フィニッシュ!」
ネッシーは体に水を纏い、蛇行するように激流のような勢いで突進を仕掛け、ランスロットは背中に蝶々の羽の模した光の羽を展開し、光の速さで突進を仕掛ける。
ネッシーとランスロットはアルマージの腹に青い光のレイピアと金の光の剣で突き刺す。
アルマージはネッシーとアルマージの攻撃による衝撃で吹き飛ばされる。
アルマージは直ぐに立ち上がり、耳のハサミでゼロを挟み切ろうとする。
「そんなんで俺を切り裂こうとするなんざ、2万年早いぜ!」
ゼロはアルマージの耳を受け止め、そのまま持ち上げた後、地面に叩きつける。
その後、ゼロはアルマージの背後から上下逆様にするように抱えた後、持ち上げて、上空に飛び上がり、そのまま地上に落下し、その勢いで地面に叩きつける。
「へっ!どうだ!」
「い、いててて・・・よ、よくもアルマージの耳を粉々にしてくれたピョンね・・・!もう許さないピョ~ン!」
起き上がったアルマージの耳が完全に割れており、挟み切ることができなくなった。
「さっきも言ったよな?許して貰うつもりはねぇってな!」
ゼロはアルマージにそう言って挑発する。
ゼロ達がアルマージを相手にしている頃、なのは達はそろそろアルケオエイビスと決着を付ける時が来た。
「ディバインバスター!」
なのははディバインバスターでアルケオエイビスを狙撃する。
アルケオエイビスはなのはの魔法により、地上に落とされる。
「ストラグルバインド!」
ユーノはストラグルバインドでアルケオエイビスの動きを封じる。
「今だ!」
フリオニール達はこの機を逃さないと言わんばかりに追い打ちをかける。
まず、フリオニールとマリアが矢を放ち、フリオニールはその直後に弓をしまい、剣を抜いて走り出す。
マリアはフリオニールと同時に放った矢がアルケオエイビスに命中したのを確認した後、サンダガを放つ。
アルケオエイビスがマリアのサンダガを浴びられた瞬間、フリオニールは剣で斬りこむ。
ガイは早い回転で斧を斬りかかる。
止めにフリオニールは前方直線状に多数の武器を降らせ、アルケオエイビスにダメージを負わせる。
アルケオエイビスはフリオニール達の猛攻により、消滅される。
「ありがとうございます。あなた達が来なかったら危ないところでした。」
「うふふ、どういたしまして。」
「俺達こそ、君達のサポートがなければアルケオエイビスを倒せなかった。」
「あり、が、とう。」
なのはとユーノはフリオニール達にアルケオエイビス討伐の協力を感謝する。
「あとはシン君達だね・・・」
なのは達はアルマージと対峙しているゼロ達の方を見る。
ゼロ達の方にもアルマージとの決着がつきそうだ。
「ブレイブハート!」
『Meteor Strike!』
スピカはアルマージの目の前に静止し、ブレイブハートを構える。
「ミーティアストライク!」
スピカは巨大な青い光弾を発射する。
アルマージは顔面に直撃されたので、仰向けに倒れる。
「ゴールデンペタル・スラッシュ!」
ランスロットは金色の球を形成し、それを投げると、種から一気に開花するように花弁が展開し、その上で回転し、アルマージの角を切断する。
「フガ~ッ!耳だけじゃなく角まで・・・!もう容赦しないピョ~ン!」
アルマージは地上1000mの高さにジャンプし、そこからキックを繰り出す。
「へっ!レオの真似か?」
「ゼロ!一緒に決めましょう!」
「おう!」
ネッシーはゼロと一緒にアルマージに止めを刺そうとする。
「行くぜ!ウルトラゼロキック!」
「アイスバーグ・ブレイク!」
ゼロはウルトラゼロキックを繰り出し、ネッシーは自身を巨大な氷山に身に纏い、青い光のレイピアをアルマージに向けると、まるでロケットのように飛翔する。
ゼロとネッシーの同時攻撃がアルマージに直撃すると、アルマージの胴体に風穴が空けられる。
「そ、そんな・・・あの巨人なら兎も角、人間の小娘にやられるなんて・・・納得いかないピョ~~~~~ン!!!!」
アルマージはそう言って、地上に叩き落されると同時に爆散される。
「へっ!呆気なかったぜ。」
「シンさん!」
ネッシーはゼロに対し、シンと呼んだ後、サムズアップをする。
ゼロもネッシーに対し、サムズアップをする。
アルマージとアルケオエイビスとの戦闘を終えた後、変身を解くシンとエクセル達となのは達。
城下町に徘徊している魔獣達もすでに討伐を終えていた。
「早乙女、ご苦労様ね。シン兄さん達も。」
避難所で再会する真理奈達とミコト達。
「あなたも無事でよかったです。真理奈さん、ううん・・・」
「?」
「無事でよかったわ、真理奈ちゃん。」
真理奈達はミコトが突然首を横に振った事に気になってたが、直後にミコトが真理奈に対してちゃん付けする事に多少は驚く。
フーカとリンネは事情を知っている為驚きはしなかった。
真理奈は時間が止まったように固まった。
「・・・フゥ、そう呼ばれる程の仲じゃないって言ったでしょうがよ・・・」
「私はそれ程の仲になりたいの。」
ミコトは真理奈にそう告げる。
真理奈はフーカとリンネの方を振り向くが、リンネは笑顔で見守られており、フーカは「いい加減、受け入れろ」と言わんばかりの表情を見せる。
「まぁ、友達になるには名前を呼べって言われたしな。今日から呼ばせとくわ。」
「本当!?」
「後ろの奴らに私の過去を話したわけだし、そうするわ。ミコト。」
「これからもよろしくね。」
ミコトは真理奈の手を取り、握手する形になる。
「・・・ったく、こっぱずかしい事を・・・」
真理奈は照れくさそうに言う。
その後、ミコト達はサーゲイト城に戻り、シメトリの事やアルマージの事、アルケオエイビスの事を含めて、城下町の被害や国民の無事の事を情報交換していた。
被害はそんなに大きくなく、負傷した人はいたが、重傷ではなく、魔法を使えば治せる程度の怪我の為、大事には至らなかった。
「皆様のご協力がなかったら、このサーゲイト国は焼き払われる所でした。ありがとうございます。」
「当然の事をしただけだよ、ミコト。」
「えぇ、ミコト殿。どうか頭を上げてください。」
「フリオニール達もご苦労様。」
「ありがたきお言葉。」
「お役に立てて光栄ですわ。」
「・・・」
サーゲイト国が平和になったことに喜びを浸るミコト達。
しかし・・・
(シメトリ・・・どこかで聞いたような・・・)
真理奈はシメトリの事を聞いて、複雑な心境になっていた。
「真理奈さん?」
「難しい顔をしてどうしたの?」
アミティエとキリエはそんな真理奈の事が気になって声をかける。
「あ、いや、何でもないわ。」
真理奈はアミティエ達に対し、何でもないと答える。
日暮れになった頃、ゼロ達がアルマージと戦った場所にアカデミックドレスの少女・タロットがいた。
「シメトリ・・・あのような異形の姿に変えられたとは・・・」
タロットはシメトリの事を哀れむように言う。
「奴め・・・何を企んでおる・・・」
タロットは誰に対しての問いなのか、口惜しそうに言う。
「星に住む精霊達よ。我らの手を取りて、新たなる地へと導き給え。テレポ!」
タロットはテレポを唱え、この場から消え去る。
タロットとシメトリの関係とは・・・?
そして、タロットが言う「奴」とは誰なのか・・・?
マヤ編、ミコト編とタイトルつけていましたが、タイトル変更しようかと思います。