ULCF エクストラストーリー   作:JINISH

8 / 23
今回のは今までの中で最長の文章ですな・・・(汗)
これからは一万文字を目指すつもりで執筆しようかな・・・


九尾の狐の恩返し 後編2

九尾の狐のダイアンから明かされたのは、ロックスレイ・グリーンアローの真実。

ロックスレイは謎の魔物・ヨハンによって殺され、ボムの指輪でカルナックの町を焼き払った。

そして、ヨハンが使用したボムの指輪はアーシア山を焼き払うのにも使われていた。

再びヨハンがアーシア山に足を踏み入れた時、フルーラは行動に出る。

フルーラはなんと、キュアエスニックに変身したのだった。

ヨハンと対峙した時、スピカ達も乱入する。

その時、ヨハンが魔物に姿を変えた直後にサイボーグ魔導怪獣ドムズデを呼び出した。

そのドムズデに対し、ゼロが参戦する。

その頃、ゴブリンとゴブリンメイジの襲撃に加え、ミニドラゴンやグランドドラゴンが乱入する。

その時、ルナが黒い光に包まれ、キュアナインテイルに変身した。

そんな中、ゼロがドムズデと交戦し、スピカ、ネッシー、ランスロット、エスニックがボムの群れと交戦している。

 

「ハッ!ヤッ!フッ!」

「セイッ!テヤッ!ハァッ!」

 

ボムを相手にネッシーは光のレイピアで突き刺し、ランスロットは光の剣で斬り崩す!

スピカとエスニックも近寄ってくるボムにパンチやキックをお見舞いする。

その途端、スピカのファンタジラインから着信音が鳴る。

 

「何よ!こんな時に!」

「!それは・・・」

 

エスニックはスピカが取り出したファンタジラインを見て心当たりがあるかのような目をする。

スピカはファンタジラインに通信を入れる。

 

『スピカ、聞こえる!?』

「どうしたのよ!?今、それどころじゃないんですけど!?」

 

電話の相手は真理奈である。

スピカ達は戦闘中の為、連絡取り合ってる場合ではないが、一応聞くことにした。

 

『それは分かってるわ!それより、フルーラの妹がプリキュアになったのよ!しかもアンタとネッシー達と同じファンタジラインで!』

「なんですって!?」

「ルナがプリキュアに!?」

 

スピカは真理奈の口からルナがキュアナインテイルに変身した事を聞いて驚く。

近くにいたエスニックも話の内容が聞こえていたので、驚いていた。

 

『あの狐小娘はプリキュアに変身したばかりだから戦闘経験浅いけど、こっちはなのは達が付いてるから心配ないわ!そっちは?』

「ボムってのが沢山いるけど対処できないことはないわ!怪獣の方もゼロが付いてるし、こいつらを片付いたらすぐ戻ってくるわ!クゥラ達の事、頼んだわよ!」

『あいよ!』

 

スピカは互いに状況を説明した後、真理奈との連絡を切る。

 

「エスニック!」

「えぇ!とっとと片付けないとね!」

 

スピカとエスニックは周囲に囲んだボムを睨みつける。

 

(キュアエスニック・・・改めてお話を聞かせる必要があるわね・・・)

(スピカにネッシーにランスロットか・・・あの子と同じ物を持ってるなんて、なんだか面白くなってきたわね・・・)

 

スピカはエスニックを見て、アーシア村の人達にも知らない秘密を知りたくなり、エスニックはスピカを見て、ネッシーとランスロットを含めて色々聞きたくなってきた。

 

 

 

 

 

 

一方・・・

 

「ハアァァァァァッ!!!!」

 

フーカとリンネは得意の格闘技でゴブリンとゴブリンメイジを一網打尽にする。

 

「行きますよ!キリエ!」

「えぇ!お姉ちゃん!」

「アクセラレイター!!」

 

アミティエとキリエはアクセラレイターを使い、超高速でミニドラゴンを撃ち貫き、切り裂く。

 

「チェーンバインド!」

 

ユーノとなのははチェーンバインドでグランドドラゴンの動きを封じようとするが、グランドドラゴンは鬱陶しそうにバインドを力技で引きちぎる。

 

「ええーい!」

 

ナインテイルはグランドドラゴンに突進するが、大したダメージはなかった。

グランドドラゴンはサンダガを放ち、ナインテイル達だけでなく、フーカ達とアミティエ達と戦闘していたゴブリン、ゴブリンメイジ、ミニドラゴンまでも巻き込む。

グランドドラゴンの攻撃によってゴブリン、ゴブリンメイジ、ミニドラゴンは全滅。

しかし、なのはとユーノは咄嗟に発動したラウンドシールドでナインテイル達を守るようにグランドドラゴンのサンダガを防いだ。

 

「ナインテイル!ファンタジラインを使って!画面を右に動かしてアプリをタッチするんだ!」

 

真理奈はナインテイルに指示を出す。

 

「えっ?画面を?」

 

ナインテイルは真理奈の言われた通りにファンタジラインの画面を右にスライドし、アプリをタッチする。

 

「その後、画面の裏のレンズをブローチに翳して!技は自分のイメージした奴で発動できるわ!」

「ブローチに・・・はい!」

 

ナインテイルはファンタジラインをブローチに翳す。

 

「ノナプル・ウィルオウィスプ!」

 

ナインテイルは9つの青白い火の玉を召喚し、それをグランドドラゴンに飛ばす。

ナインテイルの技を受けたグランドドラゴンはダメージを負い、当たった箇所に青白い炎が燃え上がる。

グランドドラゴンはその炎に苦しむ。

 

「ケイジングサークル!」

 

ユーノはケイジングサークルでグランドドラゴンの動きを封じる。

 

「今だ!」

「了解!ユーノ君!」

 

なのははレイジングハートを構え、アミティエとキリエはヴァリアントザッパーを2丁拳銃連結形態にして銃口を敵に向け、ナインテイルは9つの青白い火の玉を召喚してそのまま一点に集中する。

 

「ディバインバスター!」

「ダーク・ファントムフレア!」

 

なのははディバインバスターを放ち、アミティエとキリエはグランドドラゴンに狙いを定めて発射し、ナインテイルは一点に集中した事で巨大化した青白い炎を発射する。

4人の攻撃はグランドドラゴンに命中し、青白い炎に包まれ、消滅していった。

 

「フゥ・・・思ったより強敵だったね・・・」

「でも、これで残るはボム達とヨハンだけだよ。」

 

なのは達はグランドドラゴンが消えたのを見た後、息をつく。

 

「だったら、私も!」

 

ナインテイルはすぐにゼロのもとへ行こうとする。

 

「待って!」

 

ダイアナはナインテイルを止める。

 

「それには及ばないでしょう。彼ならばやり遂げてくれます。」

 

ダイアナはゼロがヨハンを倒してくれることを願い、ナインテイルはその場で待つことにした。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ゼロはゼロスラッガーでドムズデのミサイル攻撃を防いだ後、接近して腹部に蹴りを入れる。

ドムズデは鋏で鋏み切ろうとするが、悉く躱される。

これでは埒が明かないと判断したドムズデは鋏から火炎弾を放つ。

しかし、ゼロはドムズデの攻撃を回し蹴りで打ち破る。

 

「へへっ!なんてことねぇな!」

 

ゼロはドムズデの相手に余裕綽々である。

その一方、スピカ達はボム達に苦戦し、地面に膝をついている。

 

「くっ!近づいてきたと思ったら自爆するなんて!」

 

スピカ達はボムの群れに対し、魔導やプリキュアの技で対抗していたが、ダメージを受ける度に体が膨張し、自爆寸前になると敵に近づいて爆発に巻き込むことができるので、防御魔法を唱える余裕はなかったのだ。

 

「爆発する前に倒せば、巻き込まれずに済みますが・・・」

「これだけ攻撃しても倒されないという事は、余程体力があるという事ね・・・」

 

ボムはスピカ達にファイアを繰り出そうとする。

 

「無念の響き、嘆きの風を凍らせて忘却の真実を語れ!ブリザガ!」

「空の元なる我が手に、祝福の風の恵みあらん!ケアルガ!」

 

ファイアを唱えようとしたボムに強力な氷の魔法によって消滅する。

そして、スピカ達の体が光に包まれ、傷が治っていく。

 

「回復した!」

 

スピカ達は包まれていた光が消えた後、立ち上がる。

 

「大丈夫かい?」

 

スピカ達に声を掛けられ、振り向くと、セシル、ローザ、パロム、ポロムがいた。

 

「セシル陛下!ローザ陛下!パロムさん!ポロムさん!」

 

ネッシーは4人の事を面識あるそうだ。

 

「姿は違うけど、君はミコトだね?ラーサー殿下から聞いたよ。」

「セレナちゃんもプリキュアになったんですって?立派になったわ。」

「あ、いえ・・・」

 

ランスロットはローザの言葉に照れ気味に返事する。

 

「バロン王国の王様と女王様がこんな所に来るなんて・・・」

「そこの二人は双子かしら?」

 

エスニックはセシルとローザがここに来ることに驚き、スピカはパロムとポロムを見て双子だと断定する。

 

「まっ!この天才の俺が来たからには朝飯前だぜ!」

「こら!パロム!驕り高ぶっちゃいけないって言ったでしょ!」

 

パロムはスピカ達に格好つけると、ポロムはそんなパロムに拳骨を喰らわせる。

 

「ボムの指輪・・・僕が暗黒騎士だった頃、僕のせいでミストの町を焼き払ってしまった禁じられた産物・・・こんな形でまた繰り返すなんて・・・もうこれ以上誰かを苦しめるようなことはさせない!」

 

セシルは自分の過去を悔いつつ、剣を抜く。

スピカ達は直ぐに体勢を立て直すと、複数のボムが融合し、巨大に膨らんだモンスター・マザーボムが誕生した。

 

「ボムが合体して大きくなった!?」

「マザーボム!?」

「こんな大きさで自爆されたら、アーシア山が跡形もなく吹き飛んでしまう!」

 

マザーボムへと姿を変え、さらに強力になり、スピカとネッシーとランスロットは慌てる。

 

「落ち着いて!まずは取りこぼれのボム達を一掃しよう!ローザ!ポロム!白魔法でサポートを!パロムは黒魔法で迎撃してくれ!」

「分かったわ!」

「はい!セシル様!」

「任せとけ!あんちゃん!」

「ネッシー!ランスロット!エスニック!私達も行くわよ!」

「うん!」

「えぇ!」

「勿論!」

 

スピカ達はセシルと共にボム達を一掃する。

ローザとポロムは白魔法でスピカ達に補助し、パロムは自爆しそうになっているボムに氷系の魔法で一掃する。

 

「おのれ!しぶとい奴め!」

 

ドムズデ(ヨハン)は鋏でゼロを挟み切ろうとするが、ゼロはゼロツインソードとウルトラゼロランスでドムズデの攻撃を捌き、その隙をついてドムズデの腹に蹴りを入れる。

ドムズデは頭部のコアからレーザーを発射する。

 

「エメリウムスラッシュ!」

 

ゼロはゼロツインソードを元のゼロスラッガーに戻し、ウルトラゼロランスをウルティメイトブレスレットに収納した後、エメリウムスラッシュでドムズデのレーザーを相殺する。

 

「ワイドゼロショット!」

 

ゼロは立て続けにワイドゼロショットを放つ。

ドムズデはゼロの攻撃に後退る。

ゼロはゼロスラッガーをカラータイマーの装着する。

 

「ゼロツインシュート!」

 

ゼロは間髪入れずにゼロツインシュートを放つ。

ドムズデはゼロの光線に吹き飛ばされるも、爆破には至らなかった。

 

「チッ!頑丈なだけは取り柄みてぇだな?」

 

ゼロはゼロツインシュートをも絶えたドムズデを見て舌打ちをする。

一方、スピカ達の方はもうすぐボムとマザーボムとの戦いが終わろうとしている。

 

「ネッシー!ランスロット!後は任せて!」

「これで決めるわ!おいで!レレリー!」

「レレ!」

 

スピカはブレイブハートを構え、エスニックはレレリーを嵌められたキュアモジューレを構える。

エスニックはキュアモジューレを吹き、奏でる。

 

「与えましょう!癒しのメロディ!」

 

エスニックはまずト音記号を描き、その後にハートを描く。

 

「プリキュア・ミステリアスラプソディ!」

 

ハートのト音記号から光のシャワーが溢れ出し、ボムを包み込む。

 

「三拍子!1、2、3!フィナーレ!」

 

エスニックは指揮棒のように三拍子を振った後、指パッチンをした。

すると、ボムは包まれた光と共に弾け、消えていった。

 

「流石ね。こっちも負けてられないわ!」

 

スピカは足元に魔法陣を展開し、ブレイブハートの先端に光を集約する。

 

『ディバインバスター!』

「シュート!」

 

スピカはディバインバスターを放ち、ボムを一掃した。

 

「ローザ!」

「えぇ!」

「行くぜ!ポロム!」

「分かったわ!」

 

ローザはセシルの剣に白魔法による聖なる力を与える。

 

「夢に抱くは天の願い・・・光よ、我に力を!ホーリーブレード!」

 

セシルは聖なる力を帯びた剣、ホーリーブレードをマザーボムに切り刻む。

 

「パワーをメテオに!時は来た!許されざる者達の頭上に星砕け降り注げ!メテオ!」

 

パロムとポロムはふたりがけでWメテオを放ち、マザーボムに降り注ぐ。

よってマザーボムは消滅される。

ゼロの方も決着が付きそうだ。

 

「喰らえ!」

 

ドムズデ(ヨハン)は殻のミサイルや鋏からの火炎弾、そして頭部からのレーザーを一斉放射する。

 

「ウルティメイトイージス!」

 

ゼロはウルティメイトイージスでドムズデの攻撃を全て防ぐ。

防ぎ切った後、ウルティメイトイージスはファイナルウルティメイトゼロモードへと変形し、ゼロはそれを装備する。

 

「ファイナルウルティメイトゼロ!」

 

ゼロはファイナルウルティメイトゼロを放つ。

ドムズデはゼロの攻撃により、胴体が貫通される。

 

「お、おのれ・・・私は、まだ、死なん・・・全ての、命を、焼き払うまでは・・・死ねんのだぁ・・・!!」

 

ヨハンはそう言った後、仰向けに倒れると同時に爆散される。

ゼロとスピカ達はなのは達と合流し、変身を解いた。

その後、ユーノの回復魔法でクゥラの怪我を治した。

 

「皆さん、本当にありがとうございました。あなた方がいなければアーシア山やクゥラ達がどうなっていた事か・・・」

「ありがとう、お兄ちゃん、お姉ちゃん。」

 

ダイアンとクゥラはシン達に感謝する。

 

「気にすんなよ。」

「でも、これであなた達は安心してこの山で暮らせるようになったわね。」

 

アーシア山の一部を焼き払った真犯人であるヨハンをドムズデと共に倒され、平和になり、九尾の狐達はこのアーシア山を安住の地として過ごす事になった。

 

「あ、折角だから、お祭りを見に行かない?夕方から始まるの。もちろん、ルナがメインのね?」

「私の?」

「そりゃそうでしょ?私が態々帰ってきたのは、アンタの為なのよ?変化の数珠の事もあるしね。」

 

フルーラはダイアン達にアーシア村の祭りを見に行かないか誘う。

ダイアン達は賛成し、アーシア村に訪れた。

行方不明になったルナの帰還に安堵する村人達だったが、村の宝物である変化の数珠がルナが掠め取ったことを理由に村長に叱られる。

そして、夕方になり、祭りが始まる。

 

「けどさ、フルーラは祭りの仕事やらなくていいの?」

「やーよ。あんなダサいの、着たくないわ。それに巫女の仕事はルナが引き継いじゃってるし。」

(どんな衣装なのよ・・・?)

 

村の広場にある舞殿、その付近にいくつかの天然石風のテーブルやイスが並べられ、シン達は舞殿に最も近い席に座っている。

 

「ルナの奴、遅いな・・・」

 

テッドはまだ来ていないルナを気にする。

ちなみにダイアン達は皆、人間の姿になっている。

その時、神秘的な音色が耳に入る。

 

「笛の音?」

「リコーダー・・・オカリナか?」

 

フルーラ以外の皆は神秘的な音色に不思議そうに聞く。

舞殿の奥からシースルーのベールにオレンジの花冠を被り、首に花の首飾りを掛け、白いスカートタイプの袴を穿いていた清楚な雰囲気をした少女である。

先程の笛の音は彼女が吹いたものだろう。

彼女が吹き鳴らしている笛は、一見オカリナに見えるが、普通のオカリナと違い、穴が4つあるのと、音を調整するために作られた回転式の蓋が嵌められていた。

 

「雰囲気違うけど、ルナ?」

「そ。言ったでしょ、ダサいって?」

「えー?私は可愛くて綺麗だと思うけど?」

 

真理奈は彼女を見てルナだと見抜く。

祭りが始まる前は異国情緒な雰囲気をしていたが、エクセルは今のルナを見て、可愛くて綺麗だと評価する。

 

「ま、いいわ。ああいう風に笛を吹き終わったら、この広場にいる人を推薦して、供え物を渡すの。ここからが巫女の本当の役目。変化の数珠で大きな鳥に変身して、推薦した人を乗せて、アーシア山の山頂にある祭壇へ行き、供え物を置かせるまで見届けて、それを実行した人に笛を聞かせて、それでおしまい。」

「ふーん・・・」

 

フルーラは巫女の仕事の内容を説明する。

 

「あ、そろそろ終わるわね。」

 

ルナは笛の演奏を終えた後、神棚の前に置いてある色とりどりの果物が載せてある供物台を持ち上げ、舞殿から下りる。

その後、ルナはシンの許に歩み寄り、跪く。

 

「シン様、この世に眠る聖獣様達のお告げです。邪の心を持つ魔の存在を滅したあなたをお会いしたいと。」

「俺を?」

 

ルナはアーシア山の山頂にある祭壇へ連れていく人はシンに決める。

シンはルナから「シン様」と呼ばれ、戸惑っていた。

 

「はい。私があなたの翼となり、祭壇へお連れします。」

 

ルナはシンに供物台を渡し、シンを舞殿に連れていく。

 

「今のルナちゃん・・・嬉しがってないかな・・・?」

「どうしてシンさんを・・・?」

「姉であるフルーラを連れていくと思ったのですが・・・」

 

リンネとミコトとセレナはシンを舞殿に連れていくルナを見て不機嫌になる。

 

「リ、リンネ・・・?」

「嫉妬心曝け出してるわね・・・」

「またシン兄さんに好かれてる女の子が増えんのかよ・・・つーか、10歳にも満たないガキンチョが大人のお兄さんに好意を持つな、10年早い。」

「何言ってんのよ?恋に歳なんて関係ないの。」

 

フーカは今のリンネを見て畏怖を感じた。

エクセルはミコト達の様子を見てフーカ同様に困惑していた。

真理奈はシンに好意を持っている女の子が増えた事に溜息を吐く。

フルーラは真理奈の最後の言葉にツッコむ。

そんな中、ルナはシンを舞殿に上がらせて、変化の数珠の力で5m程の大きさをした鳳となる。

ルナはシンに背中に乗るように身振りし、シンはそれに頷き、ルナの背中に乗る。

その後、シンを乗せたルナは飛び立ち、アーシア山の山頂に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

「ヨハン・・・お前もか・・・」

 

ゼロがドムズデを倒したアーシア山の山腹にタロットがいた。

そのタロットは名残惜しい気持ちになる。

 

「あやつめ・・・一体何を・・・」

 

タロットは口惜しそうに拳を握る。

その時、タロットは何かに気付いたのか、空を見上げる。

タロットが見たのは、シンを乗せた鳳である。

 

「キュアナインテイル・・・また新たな戦士が誕生した・・・」

 

タロットはその鳳をルナだと見抜く。

タロットは鳳の姿が見えなくなった後、姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

アーシア山の山頂に到着したシンは鳳から降りて、ルナは鳳から人の姿に戻る。

その山頂にある祭壇にシンが持っていた供え物を置き、それを見届けたルナはシンに聞かせるように笛を吹き鳴らす。

3分後、巫女の仕事を終え・・・

 

「シン様。改めて、この山を守ってくれてありがとうございました。」

「気にすんなって。俺達ウルトラマンは宇宙の平和の為、多くの侵略者と戦ってきたんだ。ルナもここを守る為に体を張ったんだろ?」

「はい。でも、あの怪獣が相手だと、私でも歯が立たなかったんだと思います。あなたが来てくれなかったら、このアーシア山は火の海にされてしまいましたし、ダイアン達の命もありませんでした。」

 

祭壇から離れた所で、ルナはシンにアーシア山やダイアン達を守ってくれた事を感謝する。

 

「あなたを選んで、この祭壇に連れてきたのは、巫女の仕事の為と言うのもありますけど、何より、二人きりで話したかったからなんです。」

「俺と?」

「はい・・・私・・・ゴブリンに襲われそうになった時、シン様に助けられました。それだけではなく、このアーシア山も、ダイアン達を守ってくれました。この恩をいつかお返ししたいんです・・・」

 

ルナは頬を赤く染めて話を続ける。

 

「・・・あの・・・シン様・・・あの時のように私やダイアン達が危ない目に遭って、あなたが助けてくれたように、もしあなたが危ない目に遭ったら、その時は私が助けに行ってもよろしいでしょうか?」

 

ルナはシンに自分の気持ちを伝えた。

 

「あぁ。頼りにしてるぜ。」

 

ルナはシンの返事に内心喜びを溢れていた。

しかし・・・

 

「エクセルにミコト、セレナも協力してくれてるし、フェイスワールドでは多くの仲間達がいるからな。」

「そ、そうですね・・・」

 

ルナは最後の発言にシュンとする。

アーシア山から戻ってきたシンとルナはエクセル達と雑談していた。

次の日、フルーラはシン達より先にフェイスワールドに戻り、シン達は次の旅行先に向かい、ルナ達と別れる。




ルナが奏でる笛は『ポケットモンスター ルギア爆誕』に出てくるフルーラが吹く笛だと思ってください。
キュアエスニックやキュアナインテイルの設定は次に投稿するオマケストーリーを含めて載せようと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。