Fate/bloody Battle   作:にっすいい

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勝手気ままに行きます


第6話

第四話

 

day1 20:18 quarter“caster”

(な、何という)

アサシンが吹き飛ばされた様子を見た飛車丸の感想は、

(何という威力!!)

というシンプルなものだった。

壁面までの距離は目測で約百メートル。

バーサーカーのパンチはアサシンを約百メートル先の壁面まで一瞬で吹き飛ばした。

その威力はその距離、壁面の破損具合、そしてアサシンの再生能力による修復の遅れが物語っている。

「よっこらしょっと」

さらにバーサーカーは妙な掛け声とともにランサーのいる上空まで跳躍し、拳を放つ。

それに反応し、腕と翼で防御するランサーだが、あえなくその防御ごと吹き飛んだ。

 

20:27 quarter“lancer”

バーサーカーの出現からおよそ十分。

戦況は打って変わりランサー‐ウルキオラ・シファー、アサシンの両陣営は防戦一方となっていた。

それほどまでにバーサーカーの力は他を圧倒していた。

バーサーカーにはウルキオラの虚閃も、アサシンの刃も通用しない。

攻撃が当たっても全く堪えていないのだ。

再び跳躍してくるバーサーカーと、飛車丸へのけん制として、下方へと無数の閃光を放つウルキオラだが、その全てを躱されてしまう。

ウルキオラは放たれるバーサーカーの拳を全力で回避し、再度小さめの閃光‐虚弾を放つ。

「へっ…こんなもんか?」

しかし。バーサーカーは。

その全てを一撃で弾き飛ばす。

バーサーカーの拳によっておこされる『拳圧』が虚弾をかき消してしまったのだ。

そしてウルキオラに叩き込まれる一撃。

「普通のパンチ!!」

とっさに右へと回避するも、間に合わず左手の付け根から先が消し飛ばされる。

再度拳を振るおうとするバーサーカーの腕が急に停止した。

 

20:28 quarter“rider”

「ふっふふんふふーん」

ライダーこと真奥貞夫はノリノリで愛自転車・デュラハン弐号を漕いでいた。

何処とも知らぬ場所に毒舌少女と共に放り出された真奥は、今朝見つけたマグロナルドでもらったまかないと、今日一日働いた分と同じだけのお金を催眠を用い、無断で『拝借』したのだ。

真奥貞夫は基本的に社会的な悪は侵さない。

お金の無断拝借は悪行ではあるが、現在お金が一銭もない魔王城(仮)の面々からすれば背に腹は代えられなかったのだ。

無論、借りたお金は必ず返すつもりでいる。

ともかく、現状の最優先事項であった、『お金』に関する問題はとりあえず解決した。

これであの少女の毒舌も少しは収まるだろうと思った矢先の出来事だった。

上空から光の雨が降り注ぐ。

すんでのところでそれを躱す真奥。

「あっぶねーな。なん…ん?」

尻餅をついた真奥の眼前には…

「ん!?」

無残にも破壊の限りを尽くされた愛騎・デュラハン弐号の残骸があった。

しばらくの間呆然と立ち尽くした真奥の顔は

「ぶっ殺すッ!!!!!!」

まさに魔王と呼ぶにふさわしい形相であった。

 

20:30 quarter“rider”

「おいっ!光の雨を降らせた奴出てこい!!!」

咆哮する魔王サタン。

突然現れたその男に、ランサーが飛びかかる。

そのランサーを魔王は魔力を使い、動きを止める。

そう。

バーサーカーと同じように。

「てめぇか…?」

静かに、かつ激しく怒気を含んだ声とともに魔王はランサーの前に無数の魔法陣を展開する。

「よくも俺のデュラハン弐号を…!」

そして、叫ぶ。

「また買い直しじゃねぇかぁぁぁぁぁ!!!!」

真奥の拳が魔法陣と共に炸裂しようとした、その時だった。

ランサーが横へと避けている。

魔王は魔力を緩めていないのに、である。

 

20:31 quarter“????”

どこかで男が呟いた。

「仕方がない。私が力を貸そう」

 

20:30 quarter“lancer”

ウルキオラ・シファーは、心臓や脳などの内臓系を除けば、その体の全てを再生することができる。だが、

「よくも俺のデュラハン弐号を…!」

(この一撃は…)

「また買い直しじゃねぇかぁぁぁぁぁ!!!!」

(この一撃は不味い!!)

謎の大男‐ライダーの放とうとしている一撃は、自分の全身を消し飛ばして余りあるほどの威力があることを直感的に感じ取ったウルキオラは焦りを感じていた。

ここで死ねば。

自らの主の命令を遂行できなくなる。

しかし、なぜかライダーの攻撃は当たる寸前で止まる。

あらぬ方向に攻撃を繰り出しているライダーを見ていると急に体が動くようになる。

「ランサー、撤退しろ!」

マスターの命令に従い、ウルキオラは響転を使い、撤退した。

 

20:32 quarter“caster”

「逃がすか!」

撤退するランサーを追う飛車丸は赤い光を見た。

 

20:33 quarter“rider”

ランサーに逃げられた。

アサシンや、魔力で捕まえていたはずのバーサーカーもいない。

ぶつけようのない怒りと、疑問を持ったまま魔王は途方に暮れていた。

その魔王の目の端にケモ耳美女が映る。

なにかの手掛かりになるかもしれない。

そう思った魔王はケモ耳美女を追跡する。




今回は分かりにくい書き方かもしれません
ごめんなさい
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