ねぇ、知ってる?
かつて━━━━━━━━この世界は闇に覆われていたんだよ?
遠い遠い昔。
遥か昔のおとぎ話。
最初の人間が生まれる前のお話。
厄災の箱の中から冥い冥い星久の彼方から悪い神様達がやって来ました。
悪い神様は地球でたくさんの悪さをしては・・・皆を困らせました。
みんなみんな泣きました。
だけどその悪い神様達はとても強くて誰も敵いませんでした。
みんな・・・祈る事しか出来ませんでした。
だけど、悪い事をしているのは神様でした・・・。
一体誰に祈れば良いのでしょうか・・・?
だけど、祈りは確かに届きました。
ある日、空が輝きました。
そんな空をみんなが見上げました。
誰もがそれを見ました。
憎しみに燃える空から、血を舐める地上に降り立った一人の光輝く善い神様。
空を大地を・・・輝かせて彼はやって来ました。
神様は、荒れた地球を見てとても怒りました。
そして、悪い神様達を懲らしめようと、その手に剣を握り締めました。
善い神様と悪い神様達との闘いが始まりました。
実の所、善い神様は大して強くありませんでした。
悪い神様達に負けてしまいました。
宇宙には悪い神様達しか居なかったのです。
悪い神様達はやはり強かったのです。
善い神様は何度も何度も闘い、その度に傷つき、倒れました。
傷だらけになっても、なおも悪い神様達に戦いを挑みました。
そんな善い神様を見て、悪い神様達は怖くなりました。
もの凄く痛いはずなのに、どうして何度も何度も立ち上がって来れるのかと?
悪い神様達は次第に追い詰められ始めました。
いつか悪い神様達は思うでしょう。
善い神様に倒されながら・・・怒りながら、嘆きながら、憎しみながら、妬みながら・・・
そして━━━━━━━━憧れながら。
どうして、こんな事になったのだろうか?
一体誰が、どんな願いが、この世の心理すらも曲げて、善い神様を創ったのだろうかと。
これは御伽話です。
だけど、それは・・・かつてこの世界で起こった事です。
この世全てを創った神様ですら・・・決して・・・消し去ることが出来ないそれは・・・
刹那の愛を紡いで、永遠の時を刻み続ける。
生命の歌。
side out
何故だ!!
何故!
どうして!?
シャルバ・ベルゼブブであるこの俺がどうして、魔王の座を剥奪されねばならない!?
確かに、少しばかりの『遊戯』は行ったが、人間なんぞは吐いて腐る程居るだろう?
そう、シャルバ・ベルゼブブは人間の死の瀕した・・・絶望に染まる顔が大好きだった。
しかし、彼がそうした遊びもするのも無理は無い。
彼はあまりにも強大な力を持ちすぎた・・・常人では測りしれない力を。
そんな彼だったからこそ・・・壊れるのは簡単だった。
彼は人間の命を虫を殺すように、プチプチと刈り取って行った・・・。
そんな彼を他の魔王達は許す筈も無く、魔王の座を剥奪し、国外への追放を行った・・・。
しかし、彼の家は魔王の家系で・・・様々な物が有った・・・。
彼は国外へと追放される際には家の中からいくつかの魔法アイテムを持ち帰った・・・その中には電車の玩具が有った・・・。
そう、牙王であった。
彼は持ち出したアイテムを物色している最中に牙王を見つけ出し、子供の頃に遊んだ玩具か・・・気分を変える為にと・・・魔力を込めた。
それが魔王達への復讐━━━━いや、終わりへの始まりとは露知らず・・・。
「━━━━!?何処だ・・・此処は?」
シャルバ・ベルゼブブともあろう者が・・・意識が飛んでいたとは・・・情けない・・・と思ったが・・・此処は・・・先ほどと場所が違う?
彼は何故、自分が此処に居るのかを思い出そうとし・・・気がついた・・・。
とても凶悪なナニかが・・・とてつもなく大きなナニかが居ると。
「なんだ!?あの大きな化物は・・・ドラゴンのゾンビ・・・と・・・顔が逆さまにある貝と・・・光の巨人!?」
彼は目の前の光景が信じられず、目を背けようとしたが・・・光の巨人が放った光線がドラゴンと貝を倒し・・・彼は・・・その返り血を浴びた・・・。
「ぐ・・・・ぐぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁがぁぁあああああああぁぁぁあぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉ!?」
彼は叫んだ。
力の限り・・・。
そうして、のたうちまわった。
確かに、光線を浴び・・・噴き出した血は熱かった・・・しかし、悪魔である自分にとっては効かない程だった。
では、何故・・・彼は叫んだのだろうか・・・?
光の巨人が・・・二体を屠ると・・・光の粒子となって消えた・・・。
彼はのたうち回るのを辞めてゆっくりと起き上がった・・・。
「許さない。」
と、怨嗟を漏らしながら・・・。
「良くも私を━━━━私達を倒したな・・・ガタノゾーアを、デモンゾーアを!!」
この二つの名前は何なのだろうか・・・?
彼は・・・ベルゼブブは自分の体内からナニかに代わり新たな存在になるのを感じながら・・・消え去る意識の中でそう思った・・・。
私達は何処かへと飛んだ。
どうやら、この体の持ち主の世界のようだ・・・この世界には光の巨人は居ない。
しかし、それに匹敵するナニかが居た。
私達はソレを観察した。
名前は兵藤一誠と言う。
彼の中にはドラゴンが居た。
私達の世界にもドラゴンは居たが、あの様な形では無かった・・・。
私達はこの世界の事を調べた・・・私達が完全復活する際に邪魔になるドラゴンを宿した人間を殺す為に・・・ドラゴンを憎むドラゴンと接触を行った。
頑丈な場所に守られていたが、私達からすればどうと言う事は無い。
ドラゴン・・・サマエルと会い、私達はサマエルの遺伝子を貰い受け、私達との血を混ぜて・・・より強固な合成ドラゴンを創った。
そうして、いつ兵藤一誠に使用するかと思案していた矢先に・・・牙王と呼ばれるアイテムが反応をし、魔力を込めてその存在の後を着いて行くと・・・私達が狙っていた標的が二体とも居た。
私達はその標的達が闘い終わるその瞬間にサマエルの毒を流し込んだ・・・、そうして私達は仮の根城である・・・『禍の団』に戻った。
私達が仕込んだ毒は奴等の体内を駆け巡り・・・身体を・・・ドラゴンをズタボロにしている頃であろう・・・。
奴を殺した時・・・私達は完全復活をし、この世を闇に覆う。
side out
「いや、いきなり御伽話語られても・・・意味が分からんとですなんですが、ヘラ姉ちゃん?」
どうも、兵藤一誠です。
何故、俺たちが魔界の・・・レーティングゲームの選手控え室に居るかと言うと・・・。
何かエキシビジョンマッチを・・・ディオドラ・アスタロトとやろうと・・・言われたからである。
まぁ、それを受理したのは俺じゃなくてゼウスの爺なんだけどな、まじで怒っちゃうZO☆
・・・本人はそんな俺を恐れてか・・・この場には居なかった・・・。
「いやいや、坊や?貴方もそろそろ其処の三人との子供を儲けるんでしょ?その時に聞かせてあげなさいな。」
ここで、其処の三人・・・を補足すると、猫姉妹とハーフ堕天使・・・つまりは黒歌、白音、朱乃の三人だ。
三人はヘラ姉ちゃんの言葉を聞いては子供は何人欲しい・・・とか腰をクネクネさせながら語っている・・・。
いやいやいやいや、まだ高校生だぜ?俺。子供は早いぜよ?日本の夜明けより早いんじゃね?と思っていると・・・。
「間もなく試合が始まりますので、選手の方たちは試合会場へとお急ぎください。」
「んじゃ、行くか?」
俺は・・・俺の彼女を・・・家族を見回して・・・そう告げると、三人は頷き、会場へと向かった。
何というかアレです。
そろそろ・・・アレを出そうかと思い・・・でも、普通の敵だと弱いし・・・って事で自分のトラウマ(20代の人なら分かる)・・・アイツ等を仄めかしました。
無論ティガなんて出さんけどな。
後は補足すると牙王使って時間では無く・・・世界線が変わってまた戻ってきた・・・と考えて下さい。
って事で次回も割かし真面目に書きます。
であー。