特典が発動する度にトラウマと胃痛が増えるのだが・・・   作:修道女は正義

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勢いで開始しました。
書くのは久々ですので色々拙いところもありますがよろしくお願いします。


胃痛開始

転生したら女の子になっていました。

ただし就職先は暗殺機関のエージェントとする。

やったね!! 国のために四六時中、凶悪犯罪所と戦うよ!!

 

「嫌じゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

 

 

 

 

拝啓、前世のお母様。

生んでくれてありがとう。そして勝手に死んでごめんなさい。

約20年ほどの短い人生に幕を閉じ流行りの異世界転生(強制)をした私こと遠山 金衛(とおやま かなえ)(偽名、本名は知らない)は今日も今日とて国の平和を守るために悪い人と戦っていたのであった。

最悪の転生特典を授けられて・・・。

 

 

 

 

 

都内某所の倉庫にて。

私は今日も勤務中。

「いたぞ敵だ!!」

「撃ちまくれ!! 仲間の仇だ!!」

(それ私じゃないんですけどごめんなさいやっぱり言い訳ですよねそうですよね助け母さああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん)

 

絶対転職しよう。そうしよう。

 

そうしないと、ストレスで、死ぬ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで私が銃弾の雨を物陰でやり過ごしているか。

事態は数分前に戻る。

最近別の同期が任務でやらかし、大量の銃器が行方不明になってしまった。

その銃器の一部がこの倉庫に保管されていると情報を受けた私は(表面上出してはいないが)嫌々仲間と共に現場へと向かった。

(ガセですようにガセですようにガセですように)

生きるため、転職するため、何が何でも戦闘に巻き込まれたくなかった私はとにかく何事もなく平和に終わることを望んでいた。

 

案の定、それはフラグだったらしい。

 

こちらの人員は6人。

2人ずつチームを組み、建物の各所から中を調べることにした私達。

私を含むチームは少し離れたところから建物に出入りする人物がいないか監視をしていた。

このまま何事もなく平和に終わる。

そう思っていた。

 

『こちらa1、敵と交戦開始。相手は10名でアサルトライフルを・・・』

最後には敵の危険さを証明するかのように銃声が大量に聞こえてきた。

 

(あ、これヤバイ)

 

緊張で視界が狭くなるのを必死でこらえる。

こちとら完全な一般人だったんだ。なんでこんなことに巻き込まれなくちゃいけないんだ。

そんな考えが頭を支配しかけていると、追い打ちをかけるように出来事が起こった。

『こちら司令本部。監視チーム応答せよ』

 

(勘弁してくれ・・・)

 

増えるストレス。止まらない銃声。苦手な上司からの指示。

三拍子そろった時、私の体はキャパオーバーを起こした。

具体的に言うと胃のあたりから激痛が発生し始めた。

そして頭に熱がこもり始めた。

 

「こちら監視チームです。」

 

同期が司令部と会話をし始めた。

私はその間建物から目を離さず監視を続けた、風に見せかけストレスを抑えることに専念した。

 

(落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け。あ、ダメだこれシンジ君モードになりかけてる。ああ、暴走状態になって何もかもきれいに終わらないかな終わらないですよねそうですよね!!)

 

このままでは『アレ』が来た瞬間確実に転生特典が発動する。

ヤバイ。

それだけはダメだ。

(『アレ』が発動した瞬間に居場所がなくなる!!)

そう『アレ』はこの組織とは相性が悪すぎる。

確実に居場所がなくなる。

(最悪クビ・・・いやダメだ情報漏洩を防ぐために殺される)

COOLに、COOLになろうぜ『俺』。

必死に抑えてきただろ。

 

「了解。それでは私達は建物内にいる仲間の援護を行います。」

(あ、これ死んだ)

 

 

建物内に突入した私達は他のメンバーと合流し敵を素早く撃破していった。

(と、なればよかったんだけどなああああああああああああああああああああああああ)

作戦とは基本的に上手くいかないもので、今回もその理論が当てはまってしまった。

 

敵はそこそこ頭が回るらしく、突入した私達は味方と合流することはできたものの、あっという間に囲まれてしまった。

「このままじゃじり貧だ!! 救援はまだか!?」

『現在付近のリコリ・・・そち・・・ジャミ・・・ン』

「ジャミングかけられた!! 全員声が聞こえる距離にいろよ!!」

「言われなくてもわかってる!!」

「遠山!! 負傷はないか!?」

「大丈夫です!!」

物陰に隠れながらハンドガンで敵をけん制している私に赤服、今回の任務のリーダーが声をかけてきてくれた。確か名前は『春川 フキ』と言っていたかな?

「ッ!! 大空!!」

突如、春川さんが私に覆いかぶさる。

その瞬間私の頭があった位置に銃弾が当たる。

「す、すみません・・・」

「大丈夫だ!! お前、戦闘任務初めてだからあまり無茶はするな!!」

(何この娘滅茶苦茶イケメン)

立場が上でちょっと目つきが怖いなー、と思っていたが前世の『俺』よりも確実にイケメンだよ。

というか、

(アレ? この態勢不味くね?)

がっつりと春川さんに抱き抱えられている『俺』。

身長が春川さんよりも低いためちょうど顔に女性の象徴が当たってしまっている。

「先輩、そろそろ弾がなくなりそうです!!」

「場所を移動するぞ!! 武器は最悪敵から奪え!!」

「この状況で動けと!? ハチの巣にされますよ!!」

「動かないと死ぬって言ってんだ!!」

指示を出しながら的確に敵を打ち抜いていく春川さん。

そのたびになんかいい感じに『揺れる』。

(身長低いけど結構立派なものをお持ちで、てヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ)

女性特有の甘い匂いと柔らかさ。

何よりも母性の象徴とも呼ばれる『ソレ』に顔を挟まれた状態。

感じないはずがない。

 

 

脳の普段使われていないところが無理やり開かれていく。

血流が加速し体温が上がっていく。

意識が遠のき、幸福感に包まれていく。

 

(あぁ、ダメだはコレ)

 

なってしまう。

 

ヒステリア・サヴァン・シンドロームに。

 

 

 




感想とかお願いします。
主に私のやる気につながります(切実)。
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