未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお読み下さい。
side たきな
DA本部からの左遷命令。本部に来たばかりなのに、正直辛いです………。でも、No.1のリコリスと特殊な武器を使う部隊『Peek a Boo』から学ぶいい機会。ここで戦果を上げて、本部に戻れるよう頑張りましょう。
わたしは井ノ上たきな。この春からDAリコリコ支部に所属します。親元のようなDA本部を離れて暮らす浅草の街。修行に満ちた、新たな出会いと新たな生活は…………
「「「「「アウト‼︎セーフ‼︎よよいのよい‼︎」」」」」
入店と同時に灰色に染め上げられていた。
店内にいたのは、全裸で酒盛りをしながら野球拳をする20人もの男たち。なんなのでしょうか、この人たちは⁉︎ここ本当にリコリコで合ってます⁉︎
「ちょっと待て北原、あの子新人の子じゃないか?」
「確かにそうだな、耕平。ちょっと話しかけてくるか。」
「頼んだ。」
「お前も来いよ。」
「俺は人見知りだから………無理………」
酒を片手に話しかけてくる男2人。撃ち殺した方がいいでしょうか?
「えっと、君が新人の井ノ上たきなかな?今は喫茶リコリコ………」
「リコリスには殺人が許可されてます!」
「待て待て、銃を向けるな!」
「ならば服を着て下さい‼︎今すぐに‼︎」
「わ、分かったよ………」
何故不服そうに着るのでしょうか?変態の嗜好は分かりません………
「たきな、めちゃくちゃ緊張してるのか?」
「違います。」
「なら、なんでそんなにピリピリしているんだ?」
「店に入ったら、いきなり全裸の人たちが居たからです。」
とりあえず、犯罪者の集団は警戒しなければ。それがリコリスとして当然のことです。
「なんだ後輩?お前もしかして、俺たちが好き好んでこんな格好をしてると思っているのか?」
「違うんですか?」
「否定はしない。」
やっぱり変態だ………
「まあ聞けたきな、この格好には理由があるんだ。」
流石にありますよね………
「俺とここにいる耕平は、店のレジ締めをする係をジャンケンで決めていたワケだ。」
まあ、ここは表向きには喫茶店。ですからそういう仕事もありますね。ただ、理由はそれだけじゃないでしょう。
「それで、理由とは…………?」
「それで、とは……?」
「いや、レジ締めは分かりましたけど、全裸とは何の関係が………?」
「何を言っている?野球拳をしたら全裸になるのが常識だろ?」
「貴方がたは野球拳以外のジャンケンを知らないんですか⁉︎」
本当に頭が悪すぎます‼︎なんなのです、この人たちは⁉︎
「まあ、俺は北原とは訳が違うがな。」
「嘘つけ、耕平。あと人見知りは?」
「目の前の人をららこたんだと思えば。」
「気持ち悪すぎだろ。」
なんかもう1人の金髪も出てきました。
「俺は服を脱ぐつもりは無かったんだが………ただ自然と脱げていたんだ。」
「頭冷やして下さい。」
こっちもアホみたいです。
そんなことを思ってると、
「伊織に今村君、知らない人にそんなことしちゃダメでしょ。」
「どうした千紗?いつもの光景じゃないか?」
「それがおかしいって言ってるの。」
「それとな古手川、この人が例の新人だ。」
奥からまともそうな女性が出てきました。茶髪で髪の毛が短め、そして少しダウナー系の感じの方です。
「この子がぁ〜⁉︎千紗で〜す!*1」
「「「⁉︎」」」
「井ノ上たきなです………」
「たきな!初めましてよね⁉︎」
「はい。去年京都から転属になって………」
「おお〜、転属組!優秀なのね、歳は⁉︎」
「20歳*2………」
「おぉ〜、じゃあ私が1つお姉ちゃんかぁ〜。でもさんは要らないからね、ち・さ、でオッケー♪」
「はぁ………」
前言撤回、とてもハイテンションな方です。
「千紗、どうした⁉︎テロリストに人格乗っ取られたのか⁉︎」
「違うよ伊織、後輩には優しいだけ。」
「別人過ぎるだろ………」
「仕方ないでしょ。」
前言撤回?どちらだかよく分からない方です。
そういえば、千紗さんがリコリスなのは分かりますが………後の2人は何なのでしょう?あと、店にいる大量の男の人は?
「あの、質問なんですけど………」
「どうしたの〜、たきなぁ〜?」
「この人たちって、どういう人たちなんです?」
「あぁ〜、それね〜!Peek a Boo、通称PaBの人たちだよ!」
「お前もだろ。」
「私はリコリスと掛け持ち!」
この人たちが噂の特殊部隊なのですね………。一体どういう人たちなのでしょう?
「俺たちPaBはな、表向きにはダイビングサークルなのだが………」
「裏では、酒で犯罪者を潰す治安部隊なんだ。」
「は?」
意味がわかりません。むしろ治安を悪くしてませんか?
「度数の高い酒を相手の口にぶち込んで、酔わせて確保するんだ。」
「その戦法、通用するのですか………?」
「通用するから、こうして軍隊になっているのだろう。ちなみにこれは度数96%のスピリタス、俺たちPaBのメインウエポンだ。」
「凄いですね………」
「とりあえず、お前も20なんだから飲んでみないか?」
「結構です。」
酒で敵を潰す………。そんな人たちのところで、何が学べるのかと思いましたが………よくよく考えると、これ強くないと出来ませんね。確かに、そういう意味ではありかもしれません。
そんなことを考えてると、
「なら、他に何か飲みたいものは?」
「井ノ上の歓迎会も兼ねてるからな。好きなものを飲め。」
伊織さんと耕平さんから提案されました。とりあえず、無難なソフドリにしますか………
「ウーロン茶でお願いします。」
「分かった。」
そうして耕平さんは、ウォッカ9:ウイスキー1の比率で混ぜました。
「ほい、ウーロン茶。」
「これはわたしの知ってるウーロン茶じゃない‼︎」
お茶要素がここまで無いウーロン茶は初めて見ました。
「何を言っている?きちんとウーロン茶の色がしてるだろう?」
「それに色だけじゃなく、火もつくんだぞ〜。」
「火がつく時点で、大部分がアルコールでしょうが⁉︎」
こんなもの、飲めませんね。
「ならば水をやろう。」
「ありがとうございます。」
そうして伊織さんは、私に水をくれました。ありがたいので、わたしが持ってたライターで火をつけると………着火しました。
「どうしてこの水、火がつくんですかね?」
「可燃性なんだろ。」
「色は水だから気にすんな。」
「貴方がたは飲み物を色でしか識別できないんですか⁉︎」
こんな脳内酒浸しの空間で、わたしはやってけるのでしょうか?些か不安です。
「まあ、あんまり飲まない子もいるからさ!私みたいに!だからたきなはこっちで!」
「え〜!」
「ケバ子は頑張ればこっち側なのに………」
「愛菜も基本こっち側。無理させないで。」
ただ、千紗さんのお陰でなんとかなりそうです。そんなことを思いながら、入店初日は過ごしました。
以下ちょっと設定をいじってます!お酒が飲めるように!
・伊織&耕平&ケバ子→リコリコの店員。21歳。
・千紗&千束→声が同じ&名前が似てるので、同一人物に。身体は千紗、人格は2人のをごちゃ混ぜ。歳は21歳。(リコリスはJDでもイケるっしょ!)
・たきな→20歳。