未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお読み下さい。
side 愛菜(ケバ子)
私は今困っている。
「愛菜さん、千紗さんを脱がすにはどうすればよろしいでしょうか⁉︎」
たきなに変なことを聞かれてるから。
「えっ、ちょっ、どうしたの、たきな?」
「千紗さんと
なるほど、そういうことね………。千紗は野球拳だけは積極的に参加しているからね〜。ある理由があって。
「じゃんけんするとき、最初はグーでやってない?」
「それはそうでしょう。そういうルールだもの。」
「それなら千紗には勝てないよ。」
「えっ⁉︎」
それは………千紗には必勝法があるから。
「千紗は目がいいから、最初はグーの時の筋肉の動きを見て、次に手を変えるか読むことが出来るんだよ。」
「えっ、そうなんですか⁉︎」
「そうだよ。だからグーから手を変えないと読めればパーを出せばいいし、手を変えると読めればチョキを出せばいい。そうすれば勝率2/3で引き分けが1/3。負けることは絶対に無いってこと!」
手を変えるならチョキかパー。つまりはチョキを出しとけば負けなしだもんね。
「そんなインチキな………」
「絶対に勝てる=脱がないからこそ、野球拳に参加してるよ〜。」
逆にそうじゃなきゃ参加しないよね、私やクルミみたいに。公衆の面前で脱ぐなんて、普通あり得ないもん。
「そうだったのですね………。くっ、千紗さんに勝ちたい……」
「なるほどね〜。」
そして、たきなは単なる負けず嫌いだった。良かった〜、千紗の裸見たい変態じゃなくて。
「そういや、最近千紗さん見ないですね。」
ちなみに、千紗は最近来てない。というより………
「それはね………逃げたんだよ。」
消えた。
「逃げた⁉︎」
「本人からこんな置き手紙が来ててね………」
こうして、私は千紗からもらった手紙を見せた。
『愛菜へ
しばらく戻って来ません。探さないで下さい。
千紗』
side たきな
愛菜さんから手紙を見せてもらった後、わたしは皆さんで作戦会議をしました。
「これ、どういうことですかね………?」
「私の家のポストに入ってたんだけどさ………」
千紗さんの逃亡………きっとこの全裸酒飲み集団に嫌気が刺したのでしょう。
「奴は単純だからな………どうせダイビングだろ。」
「北原の言う通りだ。奴はやりたいこと最優先の女だからな。」
嘘でしょ?伊織や耕平さんが言ってる、そんな単純なことなのですかね?
「確かに!それなら納得!」
愛菜さんも納得するんです⁉︎
「いや、そんなことは………あるんですかね?」
「あるだろ。」
「それに、表向きには、Peek a Booはダイビングサークルだからな。」
「そういえばそうでしたね。」
すっかり忘れてました。一応そんな設定でしたね。
「最近できてなくてうずうずしてたんだろ。」
「なるほど………」
あの人、ダイビングやりたくて入ったんですものね。それならやりたくなるのは自然です。それで全てほっぽって沖縄行くとか、自由人ではありますが。
「ちなみにたきなは潜ったことあんの〜?」
「いえ、無いです。」
なんなら、ダイビングサークルだと忘れているくらいに………
「ならば行くか。」
「行く………まさか………?」
「千紗探しついでに、ダイビング行くぞ!」
な、なんと………っ!伊織の提案で、ダイビングに行くことになりました!
「場所はどうする?」
「古手川の財産的に、宮古島が妥当だろう。」
「去年行って感動してたもんね〜。」
「よし、じゃあ沖縄と宮古島にしよう!」
なんかちょっと楽しみです!わくわくします!
そんなことを思っていると………
「ハッピバースデー、トゥーミーっス‼︎」*1
「サクラ、うるせえぞ。」
フキさんと、生意気刈り上げことサクラがやってきました。
「おっ、誕生日か!いくつになったんだっけ?」
「20っス!フキ先輩の2つ下っスよ〜♪」
どうやら彼女はわたしの1つ下。そして成人。
「ならばお酒を飲む必要がありますね。」
「確かに!でも私はアンタみたいなアル中にはならないっスよ〜!」
「へえ。」
ですので、お酒でキッチリ殺しておきました。
side サクラ
誕生日の翌日………マジで気持ち悪いっス………。ゲロも止まらねえっス………。井ノ上たきなに腐るほど酒を浴びせられたっス………。
「サクラ、二日酔いはまだしんどいか?」
「すいません…………」
「とりあえず水飲め。ほい。」
「これって可燃性じゃないっスよね………?」
「安心しろ。ノンアルコールスピリタスだ。」
あの女、許さねえ‼︎今度会ったら殺してやる‼︎
side たきな
サクラの誕生日から数日後、いよいよ沖縄旅行の日です!
「よし、行くぞお前ら!」
「ちゃんと荷物は持った〜?」
「耕平とたきなというお荷物なら持ったな。」
「1番のお荷物が喋らないで下さい。」
初めてのダイビング、なんだか楽しみです!
ちなみに今回は伊織、耕平さん、愛菜さんだけではありません。
「ういっ〜ス!ど〜も〜!」
「よろしくな。」
フキさんとサクラまでいます。
「それじゃあ皆、行ってらっしゃい。」
「留守番は僕たちに任せろ〜。」
「お土産は泡盛でよろしくな!」
ちなみに店長、クルミさん、ミズキさんは留守番です。どうやら同世代だけで楽しんでこい、という意図らしいです。あと、ミズキさんはなんでも宮古島に行けないらしいので。
ということで、わたし、伊織、耕平さん、愛菜さん、フキさん、サクラによる、千紗さん捜索沖縄旅行が幕を開けました!
実はやりたかったんですよね、たきなVSサクラ。たきなVS伊織VS耕平と併せてお楽しみ下さい!