スピリタス・リコイル   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお読み下さい。


十二杯目 たきなVSサクラ First Round

  side たきな

 

 サクラ………いちいち突っかかってきて厄介な………。どうやらわたしを蹴落として、自分が昇進したいだけのようです。しかし、わたしは本部に返り咲く身。サクラを蹴落として、そのポジションに戻りましょう!

 

 ということで、バナナボートのサクラが座る席にこっそりローションを垂らしておきました。

 

「負けないっスよ〜!」

「望むところです。」

 

 ちなみに両端がわたしとサクラで、真ん中には愛菜さんが座っています。

 

「2人とも、暴れないでね〜。」

「「はい!」」

「心配だな〜。」

 

 安心して下さい。暴れる前に決着しますから。

 

「それじゃあ皆さん、座って下さい。」

「「「は〜い!」」」

 

 そして係員の合図と共に、わたしは自分の席に座って………

 

「「………」」ぬるっ

 

 ローション足を滑らせ、転びそうになったのをなんとか耐えました。これは………サクラの仕業ですね!あの女………わたしの席にローション塗りやがったな⁉︎

 

「サクラ、なんてことをするんですか⁉︎これじゃあ公平な勝負にならないでしょう⁉︎」

「あぁん、それはこっちのセリフっスよ‼︎なんでぬるぬるなんっスか⁉︎」

「自分でこぼしたのでしょう⁉︎」

「こぼしたぁ〜?なんのことだかよく分かんないな〜?」

 

 すっとぼけやがって………っ!もう許しません‼︎

 

「2人とも、暴れないでって言ったでしょ!」

「愛菜さん、暴れてません!騒いでるだけです!」

「そうっスよ!暴れてるのはコイツだけっス‼︎」

「はぁ⁉︎サクラの方だって‼︎」

「どっちもどっちだよ!」

 

 わたしは次期ファースト。こんなに激しい口喧嘩をしても、頭の中では冷静に次の策を巡らせております。あの女を海の底に突き落とすには………

 

「ねぇフキさん、わたしの方が勝ちでしたよね⁉︎」

「えっ、フキ先輩⁉︎」

 

 わたしとは逆向き、いわゆるバナナボートの外側に向かって、あたかもそこにフキさんがいるように話しかけました。何故かフキさん大好きなサクラはこの通り、すぐに振り向きました!あとは今のうちに突き飛ばして………

 

「たきな、暴れるなって言ったでしょ!」

「邪魔しないで下さい、愛菜さん!」

 

 と思ってたのに、愛菜さんに手を止められました。

 

「わたしはソイツを落とさねばならないのです!」

「アンタの評価も落ちるからやめなさいよ‼︎」

 

 確かに、司令はサクラを好いてますからね………

 

「うわ〜、流石北原譲りのバカっスね〜!」

 

 このサクラ(おんな)………なんてことを………っ‼︎

 

「あぁん⁉︎そんなわけないでしょうが⁉︎わたしがあのバカに似てると⁉︎」

「似てる、似てるっスよ〜♪」

「はぁ⁉︎」

「後ろ向いて見て下さいよ〜♪自分にそっくりな北原がいるっスよ〜♪」

 

 後ろ………そしてわたしが伊織の方を見ると………

 

「おい真島、チンスピって何だ?」

「チンコにスピリタスの瓶を装着して吸収する飲み方*1だ。前ロボ太がやってたんでな、俺も試そうと思ったんだ。」

「真島ぁ、僕のこと勝手にバラすなよ!」

「お前………バカなのか………?」

「北原、流石にPaBでもやらない…………よな?」

「耕平、不安になるな。」

 

 頭おかしい会話をしていました。

 

「こら、サクラも!手を出さない!」

「ちぇ〜っ!」

 

 そしてサクラもわたしと同様、愛菜さんに手を止められてました。

 

「サクラは学習能力が無いですねぇ〜!」

「うるせえよ北原たきなぁ‼︎」

「勝手に伊織と結婚させないで下さい‼︎」

「2人とも喧嘩しない‼︎」

 

 全く、本当にムカつく女ですね…………

 

 あと、愛菜さんがストッパーな今、サクラを蹴落とすのは難しいでしょう。だとすると………愛菜さんをどけるのが合理的でしょう。方法としては、彼女はイケメンに弱い。だとすると………

 

「あっ、愛菜さん!海の中に耕平さんが!」

「めちゃくちゃ泳いでるっス!」

 

 イケメンで釣る‼︎サクラも同じ考えだったのが癪ですが、これで1vs1になりますね………

 

「耕平が泳げるわけないでしょうが⁉︎」バシン‼︎

「「うわっ‼︎」」ぬるっ

 

 くそっ、騙されなかった‼︎というか愛菜さんに背中を押されて、足が滑るんですけど⁉︎ヤバい!落ちる落ちる落ちる………っ‼︎

 

「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」バシャーン!

 

 わたしとサクラは愛菜さんによって、海に突き落とされました。これで両方とも負けです………

 

 

 

 

 海上がダメなら、陸上で決着をつけましょうか。確かこの辺に、魚市場があったはずです。

 

「愛菜さん、フキさん、夕食の買い出しに行ってきます!」

「おう。」

「今度はケンカしないでね〜。」

 

 とりあえず、許可はもらえました。後は毒魚を買って、サクラに与えるだけ………そんなことを考えながら、魚市場に着くと………

 

「一口で成人が昏倒するような、毒魚が欲しいっス‼︎」

「ねぇよんなもん。」

 

 サクラに先を越されました。

 

「なっ、たきな⁉︎人の買い物を覗き見るとは、趣味が悪いっスね〜‼︎」

「毒魚を買おうとした奴が何を言いますか⁉︎」

 

 全く、油断できない女です。

 

 

 

 さてと、毒殺がダメとなったら………やはりアレしかありませんね。

 

「よしっ、サクラ!お酒を飲みますよ!」

「今回は負けないっスよ‼︎」

 

 お酒です!わたしはこれならばファーストの千紗さんよりも強い‼︎故に、セカンドのサクラごときなら余裕で潰せます‼︎

 

「おお、いい勝負じゃねえか!俺と耕平も混ぜてくれ!」

「久しぶりに貴様らの肝臓を焼いてやろう。」

 

 ついでに伊織と耕平さんも潰せます‼︎こんな好機はこの先二度と無いでしょう‼︎

 

 

 

 

  side 愛菜(ケバ子)

 

 たきなvsサクラ、結局いつもの飲み会じゃない…………

 

「すまんな、愛菜。たきなとサクラの面倒を見てもらって。」

「いいよ、フキ。後で店長に報告しとくから。」

「司令には私が言っとくよ。」

 

 ただ、フキが一緒なのが本当助かる。千紗とクルミさんは我関せずでツッコまないし、ミズキさんは自分から暴れるし。性格的には頼れる店長も、性癖的には頼れない*2。あ〜あ、フキがリコリコに来てくれないかな〜?

*1
原作で山本がやってたやつ

*2
ミカが野球拳に参加してる理由もこれ




お久しぶりです!忙しくてあまり書けてませんでした!
次回、宮古島です!お楽しみに!
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