スピリタス・リコイル   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお読み下さい。


二杯目 ケバ子とミズキとウォールナット ミカ店長も添えて

  side たきな

 

 この店でまともな人は千紗さんしかないのでしょうか?

 

「ねぇ千紗、この子が新しい子〜?」

「そうだよ。たきなって言うの。」

 

 おっ、まともそうな人2号発見。

 

「初めまして!吉原愛菜だよ〜。」

「井ノ上たきなです。」

「あのバカたちのことは気にしないでね〜。」

 

 良かったです。男たちが頭おかしいだけで、女性はまともなのですね………

 

「おいたきな、今ケバ子のことまともだと思っただろ?」

「ケバ子言うな‼︎」

「ちなみに、これがコイツの化粧姿だ。」

 

 そんなことを思ってると、伊織さんと耕平さんが写真を見せてくれました。そしてそこにいたのは…………化け物でした。

 

「えっ…………⁉︎」

「ちょっと、ドン引きしないで〜‼︎」

「ちなみにコイツは酒乱でな〜。」

「酔うとこうなるんだ。」

 

 そして、2人は動画を見せてくれました。何やらオトーリというイベントが行われているみたい………ってパンツを脱がした⁉︎めちゃくちゃ暴れ回ってるじゃないですか⁉︎この人、全然まともじゃないです‼︎

 

「えぇ…………」

「2人とも、今すぐ潰す‼︎」

「やめろケバ子!早まるな、酒を向けるな‼︎」

「俺は『命大事に』をモットーにしてるからな。耕平の命を差し出して、自分の命を大事にするぜ‼︎」

「奇遇だな、俺も同じモットーなのだ。だから死ね‼︎」

「愛菜、もう台無しだよ…………」

 

 まあ、男2人に比べればまともですが。いや、そうでも無いのかな………?

 

 

 

 

 しばらくすると、

 

「相変わらず凄まじい酒盛りだな。」

「クルミ、やっと来た。」

 

 幼女がやってきました。*1流石にお酒は飲んでないみたいです。

 

「ねぇクルミ、アイツらとっちめるのに協力して‼︎」

「いいぞ〜。」

「「おいケバ子、クルミを使うとは卑怯だ!」」

「相方の身柄を差し出そうとしてる人に言われたくない‼︎」

「というかクルミ、実は飲める歳だろ………?」

「僕の年齢は秘密だ。」

 

 もしかして、この人も成人してる可能性があるのですか?不思議です………

 

「女性に年齢を聞くとは失礼だな、北原?」

「女性の前で全裸の奴が言うな‼︎」

「ケバ子、全裸は正装だろ?」

 

 そんな正装、あってたまるか‼︎

 

「ごめんね、たきな。この人たちアルコールで脳が萎縮してるの。だから多めに見てあげて。」

「関わらないようにするので大丈夫です。」

「「それでよし!」」

「「良くない!」」

 

 とりあえず、わたしは千紗さん愛菜さんクルミさんとだけ関わるようにしましょう。伊織さんと耕平さんと関わったら、DA復帰が遠ざかりそうなので。

 

「おっ、お前が例の新人か。僕はクルミだ。よろしく。」

「井ノ上たきなです。よろしくお願いします。」

 

 あと、飲み会はこの人のそばにいる方がいいですね。あと千紗さん。飲まずに済みそうなので。

 

 

 

 しばらくすると、

 

「ただいま………相変わらず飲んでるな。」

 

 背の高いおじさんが帰ってきました。

 

「よしっ、私も混ざるか。」

「来たぜ、ミカさん!」

「今日は野球拳、負けないですからね‼︎」

 

 そして、全裸酒盛りに混ざっていきました。あの人は見なかったことにしましょう。

 

 

 

 

 しばらく、わたしは千紗さん愛菜さんクルミさんと飲んでいました。飲み物はもちろん非可燃性のウーロン茶です。

 

「なんか、すごいところですね………」

「でしょ〜!ホントバカばっかりで困るよね〜!やりたいこと最優先でダイビング始めたのに、やってるの酒盛りばっかりで困っちゃう‼︎」

「千紗、なんかテンション高くない?酔ってる?」

「酔ってない。」

「別人みたいだな。」

 

 それにしても、千紗さんの二重人格は不思議ですね。わたしと話す時だけテンション高いの、良くわかりません。

 

 

 

 それはさておき、本題に入りましょうか。

 

「それにしても、こんなんで仕事が務まるのでしょうか?というかしてるんです?」

 

 こんなに酒盛りばかりする人たち、不安しかありません。

 

「それは大丈夫!あの人らアレでも強いんだよ。」

「えっ?」

「まあ、そうは見えないもんね〜。」

「そうですね。」

「正直だな………」

 

 あの人たちが強い…………?信じられませんね。

 

「まず耕平は、スピリタススナイパー専門だ。」

「スピリタススナイパー?」

 

 そして、クルミさんの口から知らない単語が出てきました。ここは日本ですよね?言ってる意味が全くわかりません。

 

「遠距離で敵の口に正確にスピリタスを発射する人のことだよ。」

「耕平は運動音痴だから、それしか出来ないんだよね〜。」

「すごいですね………」

 

 射撃専門………なんだかわたしみたいで癪です。

 

「次に伊織は、普通のスピリタスガンマンね!」

「普通という単語を辞書でもう一度引き直してはどうでしょうか?」

「たきな〜、意外に生意気だな〜。だがそれもよし!」

 

 スピリタスガンマンのどこに普通の要素があるのでしょうか?

 

「普通に前線に出て、普通に相手に酒を飲ませて気絶させる人のことだよ。水鉄砲ならぬ酒鉄砲を使って倒すから、ガンマンなんだよ。」

「馬鹿らしい戦法ですが、それをできるだけの強さがあるのですね。」

「その通りその通り‼︎」

「おい愛菜、千紗(コイツ)誰だ?テンション高すぎだろ。」

「さあ?」

 

 とりあえず、戦いの場を見ないことには分かりませんね。その時まで待ちましょうか。

 

 

 

 

 そんなことを思ってると…………

 

「お前ら、早く逃げろ‼︎」

()が来るぞ‼︎」

 

 伊織そんと耕平さんが死にそうな顔をしながら、わたしたちの方にやってきました。

 

「はい?どういうことです?」

「たきな、逃げるよ!」

「奴はマズい!」

「あのトラウマが蘇るぅぅぅ!」

 

 女性陣も必死です。そんなに恐ろしい人が来るのでしょうか?というか、そんな人が店の中にいるって、厄介すぎませんか?

 

ねぇアンタたち、私から逃げるとはいい度胸ね?

「「「「「「ひぃ⁉︎」」」」」」

 

 そんなことを考えてたら、その人がやってきました。どうやら両手にスピリタスを持っているようです。確かに、恐ろしい酒豪ですね………。ただ、何者か分からないので、聞いてみましょう。

 

「この人は誰なんです?」

「Peek a Boo歴代最強にして…………」

「喫茶リコリコの酒番人…………」

「奴と酒盛りをして………」

「生還できた者は誰一人として居ない………」

「鋼鉄の肝臓を持つ女………」

「その名は…………」

 

 その名は……………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「中原ミズキ。」」」」」」

 

 ミズキさん………とんでもない方なのですね。

 

「アンタたち、人を化け物呼ばわりするんじゃないわよ‼︎罰として水責めよ!もちろん可燃性の、ね♪」

「「「「「「嫌ぁぁぁぁぁ!」」」」」」

 

 こうして、伊織さんたちは全員まとめて潰されました。

 

「あら〜、初めまして!中原ミズキ、27歳彼氏募集中よ!よろしくね!」

「井ノ上たきなです。よろしくお願いします。」

 

 そして、その会話を最後に………わたしの記憶は途絶えました。

 

 

 

 

 

 あれから数日後、健康診断の日がやってきました。最近は記憶が途切れ途切れなのもあって、正直健康状態が怪しい予感がしています。わたしは全く飲む気は無いのですが、気がついたら飲まされてるのです。本当に、傍迷惑な話です。

 

 そんなことを考えながら、久々にDA本部に戻った私に、試練がやってきました。

 

「テメェら模擬戦でぶちのめして分からせてやるよ。」

「お〜お〜、いいじゃん!やろうやろう!」

 

 模擬戦。しかも…………

 

「それでは、テニスでダブルスの試合を行う。」

「ちょい待てや!」

 

 テニスです。

*1
原作に比べて登場を早めました。




肝臓の強さは、だいたいこんな感じです。弱い順に並べます。
また、サクラは19歳のため載せてません。クルミも年齢不詳なので載せてません。

・F 一杯飲んだだけで酔う
フキ 真島

・E 普通の人より弱い
エリカ ヒバナ 

・D 普通の人並み
愛菜 千紗(千束) 楠木 

・C 普通の人より強い
ミカ 吉さん 野島たち

・B 普通の人では酒豪、PaBでは標準クラス
伊織 耕平 たきな PaBその他先輩

・A PaBの中でも強い
時田 寿 梓 奈々華

・SSS 最強
ミズキ
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