スピリタス・リコイル   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお読み下さい。


四杯目 ダブルス 後編

  side たきな

 

 さぁ、見せてください、千紗さん。歴代最強のリコリスの力を。

 

「ゲーム開始‼︎」

「おらよぉ‼︎」バシン!

「君、そんな甘いサーブ余裕だから。」バシン‼︎

「「なっ⁉︎」」

「0-15。」

 

 おお、流石です!千紗さんは目がいい。それに、運動神経も抜群。来た球を見て、相手の居ない方にすぐに返す。

 

「ならば………っ!」バシン!

「くっ………!」バン!

 

 次はフキさんのサーブ。それを愛菜さんが返す。

 

「おっと、私っスね!」バン!

 

 サクラさんが返した後、愛菜さん………

 

「ごめん千紗、間に合わな………っ!」

 

 は間に合わなそう………っ!これは一点取られ………

 

「任せて!」バゴン‼︎

「くそっ!」

「0-30。」

 

 てない‼︎流石千紗さん‼︎

 

「おお!古手川の奴、いいとこに居たな。」

「見事なカバーでしたね。」

「2人とも、いいバディ関係ね〜。私もバディの男が欲しい!」

「ミズキ、見苦しいぞ………」

「やかましいわ、クルミ!」

 

 客席も大盛り上がりです!

 

「とりあえず声出しましょうか!俺に続いて下さい!」

 

 とりあえず、伊織さんがコールをするみたいです。それに合わせましょう‼︎

 

「千紗、ナイスバディ‼︎」

「ナイスバディ、古手川‼︎」

「ナイスバディだよ〜、千紗‼︎」

「千紗、ナイスバディだ。」

「千紗さん、凄いナイスバディです‼︎」

 

 なんか皆で応援してる感出てますね!この感情………初めての感情、知りそうです!

 

「ねえねえ、すっこいスタイルの子が試合してるみたいよ〜?」

「マジ〜?どの子〜?」

 

 観客席も盛り上がってきました!ここはさらに盛り上げましょう!

 

「「「「千紗、千紗、千紗、ナイスバディー‼︎」」」」

「………///」

「やめてあげて‼︎」

 

 愛菜さんに怒られました。何故でしょう?

 

 

 

 

  side フキ

 

 流石に千紗はきつい………。幸い、もう1人の方は運動苦手そうだし、そっちに多く球を飛ばすか………

 

「サクラ、作戦変更だ。」

「分かりましたっス!」

 

 すまんな………

 

 

 

 

  side たきな

 

 さっきから、フキさんとサクラさんが………

 

「おらよっ!」バシン!

「きゃっ………!」ポトっ

「15-30。」

 

 愛菜さんばかりを狙ってきます。

 

「おいおい、危ねぇだろうが‼︎」

「アレはボディ狙いだな。テニスの立派な戦術だ。」

 

 確かに、作戦の一つですね。

 

耕平(おまえ)、運動音痴のくせによくそんなこと知ってるな。」

「テニスの女王様で知ったのさ♪北原と井ノ上もやるか?」

「やらん。」

「やりません。」

 

 そういえば、耕平さんはオタクだそうです。わたしアニメやゲームは見たことないので、彼が時々呟いていることが全く理解できません。

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

「愛菜の分の仕返しだぁぁぁ‼︎」バシン!

「うわっ………!」ガッ

「30-45。」

 

 千紗さんがやり返しました。同じボディ狙いで‼︎ここはコールですね!

 

「千紗、ナイスボディ!」

「千紗さん、最高のナイスボディでしたよ‼︎」

「………///」

「ホントにもうやめてあげて!」

 

 あれっ、また愛菜さんに怒られてしまいました。何故でしょう?

 

 

 

 その後、試合は………

 

「ウォンバイ、リコリコ!」

 

 わたしたちの勝ちでした‼︎しかし………

 

おい伊織、たきな。ちょっとこっちに来い。

「どうした、千紗?」

「何かありました………?」

 

 千紗さんにキレられた挙句、

 

「うわぁ〜!なんか可愛い服着てるじゃないっスか〜⁉︎」

「うるさいですね………」

 

 わたしは裾の短いテニスウェアを着せられ、

 

「伊織、服はどうした?」

「楠木さん、お気になさらず。」

「コイツは裸がユニフォームみたいな男なので。」

 

 伊織さんは全裸になりました。

 

 

 

 

ーーー第三試合(男女混合)ーーー

 

リコリコ陣営 たきな&伊織

DA陣営   楠木&真島

 

 そして、ついにわたしの出番がやってきました。しかし、対戦相手の人が分かりません。知らない人です。

 

「その人は司令の愛人ですか?」

「そんなわけないだろう。今回特別参加する一般男性の真島だ。」

「男の俺も参加して、バランスを取らなくっちゃなぁ⁉︎」

 

 一般人が何故参加しているのでしょうか?というかここはDA本部。よくわかりません。

 

「何故一般人がここに?」

「自販機業者のバイトをしていたから、声をかけたんだ。」

「なるほど………」

 

 真島さんもびっくりでしょうね。あと、司令はなんかアホになってません?お酒の飲み過ぎですかね………

 

「それでは、ゲーム開始!」

 

 そんなことを思っていると、試合が始まりました。

 

 

 

 

 まずはわたしがサーブする番です。

 

「はっ!」バシン!

 

 そして、レシーブは司令。

 

「射撃は流石だな。」バシン!

 

 普通に返してきました。伊織さんの方に飛んでいきましたね。

 

「しゃあ!」バシン‼︎

 

 おっ、流石伊織さん!運動神経は抜群のようです!向かったのは真島さんよりさらに右。真島さんも、この球には対応できないでしょう。逆サイドにいる司令はもってのほか………

 

「分かるぜぇ、テメェの球!」バシン!

 

 嘘でしょ⁉︎返せるんですか、それ⁉︎

 

「くそっ!」バシン!

「目をつぶっても返せるぜえ‼︎」バシン!

 

 この真島って人、強すぎません⁉︎目で見ずに返すなんて………。意味が分かりません!

 

「私の出番は無いようだな。」

 

 司令は優雅に後衛でくつろいでいますし………っ!

 

「くそっ!」バシン!

「おらよっ!」バシン!

「「あっ…………」」

「15-0。」

 

 真島さんに点を入れられてしまいました。くっ、なんとかしないと………っ!

 

「くそっ、こうなったら………K・Oしかない‼︎」

 

 伊織さんは何を言ってるのですか⁉︎

 

「テニスにそんなルールはありませんよ!」

「殺るぞ、たきな!」

「殺りません‼︎」

 

 いくらリコリスに殺人が許可されてるとはいえ、テニスでそんなことをする必要ないでしょう⁉︎

 

「おらぁぁぁぁぁ‼︎」バシン!

「おっと危ねえなぁ⁉︎」

「30-0。」

 

 真島さんめがけて思いっきりサーブを放つ伊織さん。しかし真島さんは回避し、ボールはノーバンで壁に当たりました。相手の得点です。

 

「たきな、今の惜しかったよな。」

「バカなのですか⁉︎」

「そんなはずないだろ‼︎」

 

 なんかムカつきました。狙いがK・Oというなら、やってあげましょう!

 

「とりあえず、次はわたしがやります。」

「頼んだぞ、K・O。」

「はい、そのつもりです‼︎」

 

 そして、今度はわたしのサーブ。天高く球を打ち上げ、

 

「はぁ‼︎」バシン‼︎

 

 思いっきりラケットに当てて………

 

「グハァ………」バタン

 

 伊織さんの後頭部にぶち当て、K・Oさせました。

 

「よっし、命中です!」

「「は?」」

 

 約束通り、K・Oさせてあげましたよ‼︎このアル中め‼︎

 

 

 

 ということで、

 

「不慮の事故で欠員が出てしまったので、選手交代でよろしいですよね?」

「あ、ああ………」

「ちゃんとバランスを取れよ………」

 

 ということで、わたしは気絶した伊織さんをコートの外に運んで、

 

「それでは代打、千紗さんお願いします!」

「は、は〜い‼︎」

 

 千紗さんを召喚しました。その結果、テニスはリコリコの勝利で幕を閉じました。やったね‼︎

 

 

 

 

 テニス後、

 

「おいたきな。俺の記憶が無いんだが………」

 

 伊織さんが目を覚ましました。

 

「さあ?酒でも飲んでたんじゃないですか?」

「なわけあるかぁ‼︎俺はそう簡単に記憶飛ばさないぞ‼︎」

 

 この人は本当にアホですね。なんかさん付けするのもバカらしく思えてきました。

 

「本当にうるさい人ですね、伊織は。」

「なんだとたきな⁉︎お前がK・Oさせたって聞いたんだが⁉︎」

「もう一回スピリタスでK・Oさせてあげましょうか⁉︎わたしのDA復帰を潰しやがって‼︎」

 

 こうして、この後私は伊織たちとお酒を飲みまくりました。もちろんスピリタスです。最終的に、お互いの記憶が消し飛んだため、引き分けに終わりましたが…………

 

 

 

 

 

  side 野島

 

 んんんん、匂うなぁ。告白された、縁結ばれた、婚姻的で不健全な恋の匂いだ。バランスを取らなくっちゃなぁ‼︎

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