スピリタス・リコイル   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまで物語としてお読み下さい。


七杯目 テロリスト野島 

  side たきな

 

 いつものように二日酔いが酷いある日、わたしはリコリコで働いていると………

 

「もしもし、私だ。」

「司令、どうされました?」

 

 司令から電話が入りました。DA復帰の連絡でしょうか?

 

「最近リア充を妬んだ非リアテロリストによるテロが相次いでいる。その対処として、リコリコ支部もあたってくれ。」

 

 ただのイタズラ電話でした。

 

「悪ふざけなら切りますよ。こっちも忙しいんで。」

「これは悪ふざけではない。近年リア充の集う渋谷や横浜で*1、リア充を狙ったテロが相次いでいる。」

 

 しかも司令は大真面目な口調で言ってます。そんな貴方に声を大にして言いたい。『貴方、酔ってますよ。』って。

 

「具体的には、カップルに向かって『○○ちゃん、おはよう!昨日はすごかったね♡』と間男のフリをしたり、デートスポットに1週間風呂入ってない状態で滞在してリア充たちを萎えさせたり、他人が開催した合コンに無断で参加したりなど、悪質な行為が相次いでいる。」

「しょうもないですね。」

 

 こんなのでテロリストって、よく言えましたね。小学生のイタズラじゃないですか。

 

 あと、

 

「というか、そんなのでわたしたちを呼ばないで下さい。」

 

 正直、こんなのの相手したくないです。馬鹿は伊織だけで充分です。

 

「女だらけの空間で育ったリコリスを充てるわけにはいかないからな。その分お前はリコリコで男を知っただろう?」

「その言い方はやめて下さい。心外です。」

 

 それだと伊織とわたしが付き合ってる、みたいなことになるんで。なんだかこの間の吉松を思い出してイライラします。

 

「ということで、是非そのテロリストを炙り出して、処分してくれ。」

「はぁ………。仕方ないですね………」

 

 まあ、仕方なく対処しますか…………。これもDA復帰の一歩だと思って、頑張りましょう。

 

 

 

 

 閉店後、わたしたちは作戦会議をすることになりました。

 

「なにその下らない集団………わざわざ私たちでやる必要なくない?」

「ですよね、愛菜さん。わたしも断ろうかと思いました。」

「そのまま断っちゃえ〜、たきな〜♪」

「千紗さん、出来ることならそうしたかったんですよ………」

 

 女性陣はわたしと同じ反応です。そして、男性陣は………

 

「リア充の討伐か…………もしやこんなところに同士が居るとはなぁ。」

「北原、今すぐそいつらと合流するぞ!」

「耕平、俺も同じこと考えてたぜ‼︎」

 

 テロリストに加担するんですか⁉︎

 

「ちょいちょいちょいちょいちょい!そっちの味方になっちゃダメでしょ〜!」

「仕方ないだろ、千紗。彼女持ちは誰だってボコりたくなる。」

「そんなんだから彼女出来ないんですよ、伊織!」

「なんだと、たきな⁉︎」

「全く………バカばっかり………」

 

 全く、本当にバカですね。仮にも治安維持部隊の一員でしょう?

 

 

 

 

 そんなことを思っていると…………

 

「…………素晴らしい作戦を思いついた。」

「「「「何(です)?」」」」

 

 耕平さんが何か思いついたようです。多分下らないことなので、スルーしましょうか。

 

「北原と井ノ上が恋人のフリをして、奴らを誘き出すんだ。」

「「絶対に嫌です(だ)‼︎」」

 

 下らなすぎてスルー出来ませんでした。

 

「なんでわたしがこんなのと一緒にいなきゃいけないんですか⁉︎」

「それはこっちのセリフだ‼︎テロリストとコイツの両方に殺されるだろうが⁉︎」

「それで俺の命が助かるんだから、安いもんだろう。」

「「ならば貴方(お前)も犠牲になってください(なれ)‼︎」」

 

 耕平さんも頭吉松なんですか⁉︎

 

「確かに、その2人って似合うかも!」

「いいねいいね〜!私は応援するよっ♪」

 

 愛菜さんに千紗さんまで‼︎

 

「皆さん、忘れてませんか⁉︎リコリスには殺人が許可されてることを⁉︎」

「ちょいちょいちょいちょい!たきなぁ⁉︎」

「お前までテロリストになるな。」

 

 もう怒りました!絶対に許しませんからね!

 

「とりあえず、囮になるなら全員でやりましょう!」

「「「えっ?」」」

 

 こうなったら、全員巻き添えです‼︎

 

「たきな、それは俺も賛成だ‼︎バランスを取らなくっちゃなぁ‼︎」

「まずは耕平さんと愛菜さんペアで‼︎」

「ケバ子とか………まあいいだろう。」

「ちょっと、いいの⁉︎///」

「私は余ったから出番なしか〜。」

「千紗さんは司令とペアで‼︎」

「司令と?それアッチが羨むの………?」

「あの人男みたいな見た目なんで、大丈夫でしょう!」

「ナチュラルに失礼だね………」

 

 ということで、全員で囮になることにしました!まあ小学生みたいなイタズラしかしない奴らなんで、大丈夫でしょう!

 

 

 

 

 

 ということで、いよいよ囮作戦決行の時がやってきました。

 

「たきな、楠木さんは居ねぇのかよ?」

「バカなことを言うな、で断られました。ですので次会った時は、頭から酒を浴びせます。」

「分かった、俺も協力しよう。」

「俺は楠木を知らんが、面白そうだから協力しよう。」

「3人とも、バカなこと言わないの!」

 

 サボった司令以外は全員来ています。ただ、余った千紗さんは隠れています。テロリストが来た時に、陰から対処する役目ですね。

 

 

 

 そんなことを思ってると………

 

「やあ、多分同い年の野島だ。」

「同じく山本だ。」

 

 如何にもモテなそうな男2人がやってきました。多分この2人がテロリストでしょう。

 

「一つ聞きたいことがあってだな。」

「どうした?」

 

 ただ、テロリストは普通自己紹介なんてしません。やっぱり違うんですかね………?

 

「「お前らみたいな変態でも彼女を作れる催眠術はあるのか?」」

「「喧嘩売ってんのか⁉︎」」

 

 確信しました。コイツらがテロリストですね。幸い、伊織と耕平さんだけが標的みたいなので、わたしは失礼しますか。

 

「愛菜さん、ここは2人に任せて帰りましょう。」

「えっ、いいの………?」

「おい待て井ノ上、失礼するんじゃねぇ‼︎」

「これから変態の処理をしなきゃならねぇだろうがぁ⁉︎」

「チッ…………面倒くさいですね………」

 

 失礼できませんでした。全く2人とも、自分の命を重く考え過ぎです。

 

 ちなみにテロリストは………

 

「お〜いお前ら、催眠術は無いらしいぞ〜。」

「とんだ期待はずれだな。」

「で、どうする?アイツらの処分場所。」

「ここから20分歩いたところに山がある。そこなら人が来ないぞ。」

 

 伊織たちを埋める場所を仲間と相談していました。どうやら、野島と山本以外にも2人いるようです。

 

「よし、そこの黒髪男。俺たちとかくれんぼしようぜぇ‼︎」

「しねえよ怖えよ‼︎」

「お前もしようぜぇ、イケメン‼︎」

「何故に俺まで⁉︎」

「その顔だけで理由は充分だぁぁぁぁ‼︎」

 

 ちなみに2人は相変わらず殺されかけてます。なんか面白いですね。

 

「お、俺たちを殺ったら損だぞ‼︎」

「考え直せ‼︎」

「ほぅ、命乞いですか………惨めですねぇ。」

「「お前もそっち側行くんじゃねぇ‼︎」」

 

 わたしもノってみました。DAをクビにされた憂さ晴らしです‼︎そんなことを思っていると………

 

「「合コン組んでやるよ‼︎」」

「「「「今日から俺たち親友だぁぁぁぁ‼︎」」」」

 

 伊織と耕平さんがテロリストと親友になりました。それにしても、合コンってどこから女の人を連れてくるのでしょうか?まさかDA?司令やフキさん、それに生意気な刈り上げ*2に参加してもらいますかね。

 

 

 

 そんなことを考えてた数日後………

 

「合コンのメンツを発表する。相手は4人なので、たきなとケバ子と千紗とミズキさんだ。」

「「「はぁ⁉︎」」」

「よっしゃぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 わたしたちは合コンに招待されるハメになりました。最悪です………。どうやらミズキさん以外、同じ感想のようですね………

*1
作者の偏見です。

*2
サクラ




次回、合コン!お楽しみに!
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