本を書きたい少女が本を書くまで   作:華のすずらん

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疲れたときは甘いもの

ぺら……ぺら……

 

ぱらぱらぱらぱら

 

図書館で本を読んではみたものの、飽きたなぁ。それに心なしか体も凝り固まってる気がするしそろそろ切り上げたいな。

 

「んーっ、つかれた!」

背中をぽきぽきーっと体を伸ばすの気持ちがいいんだよね。

 

「つかれたーってまだ30分も経ってないよ?」

 

「えーまだ30分?もう本読めないよー」

 

「堪え性が無いなぁ。まぁ普段本を読まないから仕方ないか」

 

「普段はどれだけ読んでるの?」

 

「私?うーん…ライトノベル程度だったら1日2冊くらいかな。ちょっと凝ってるミステリー系だと数日はかかるし読む本によるかな。」

 

「ほえー、やっぱり本の虫なんだね」

 

やっぱりというか、小学生の頃からずっと本読んでたしすっかり生活の一部になってるんだなぁ。ちょっと羨ましいかも。

…うん。そんなこと考え始めてるのは脳が疲れてる証拠!疲れたときはー…!

 

「甘いもの食べたい!」

 

そういうと苦笑しながら、飴玉を差し出してくる。

「唐突だね。あっそうだ飴玉いる?いちご味の。」

 

いちご味!私の好物!!さっすがわかってる♪

 

「食べる食べるー!」

 

そう言って受け取って、口に放り込む。

ほのかな甘みといちごの風味が口の中に広がっていくこの感触、美味しいんだよねぇ

ってそういえば行きたいところあったんだった。

 

「そうだ!近所にクレープ屋さんあるから行こ!」

 

「クレープ屋さん?どこにできたの?」

 

「ほら、近くの山に空き地あったでしょ?そこだよ」

 

「あーあそこなら近いし時間かからないね。いいよ。」

 

「やったぁ」

 

「ただし」

 

ただし?淡雪ちゃんの目がちょっと悪戯気に見えるような……?

 

「せっかく行くんだから本を書くためにも、感想を文字に表してみようね」

 

「えー…わかった!がんんばってみる!」

 

感想を文字に表す…難しそうだけど、千里の道も半歩から!

 

 

――――

 

 

アスファルトで舗装された道を、2足のローファーがコツコツと音を鳴らして歩く。

1人はリズミカルに跳ねるような音。もう1人は規則正しく。

全く正反対だが、傍から見ると仲つむまじく道を歩いていた。

 

「それで山の近くまで来たけど…」

 

周りを見渡してもクレープ屋さんらしき建物はない。

間違えちゃったかな?

 

「たしかここらへんのはず…あった!」

 

見つけた先は移動販売車らしきもの。人の良さそうな店員さんがこっちをみてニコニコしている。

 

「ほーあそこね。あんまり家から出ないから知らなかった。」

 

ここまで来たら、注文しちゃおう

 

「すみません!クレープ2つおねがいします!」

 

「クレープねはいよ、大きいから溢さないようにね」そういってクレープというには大きい代物を手渡してきた。

 

流石におっきいなぁ、特大サイズとはクラスで噂になってたけどここまでとはおもわなかった。

 

「ありがとうございまーす!」

そう言ってお金を置いて受け取る。

 

「これって本当にクレープ?私にはクレープ生地にソフトクリームを乗せたアイスクリームに見えるんだけど。」

 

一理しかない。私もここまで大きいとは思わなかった。

 

「でもクレープはクレープだよ!」

 

「まぁそれもそうか。流石にここでは食べられないし、近くの神社にお邪魔して食べない?大きな木があるから日焼けしないし。」

 

神社?ここら辺にあったっけ。でも日焼けしないのは嬉しいかも。お日様は女子の敵だよ!

 

「そうだね。ならいっちゃおうか!」




今回は書くのが難しかったです。心なしか1話と書き方変わってるような気がしますが本筋は変わらないので安心(?)してください。
それにしても仲がいいですね羨ましいです。
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