本を書きたい少女が本を書くまで   作:華のすずらん

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クレープを食べる

クレープを食べるために近くの神社に来た。

おっきな鳥居に石畳の道が伸びていて質素な本殿があり、道から外れると小さな石がごろごろしている砂利がつまっている。

また、山際にあるから後ろには木が生えていて、心地よさそうな木漏れ日が降り注いでいるのが良さそう。

 

「ここがその言っていた神社?」

「そうだよ。こぢんまりとした所だけど、人は少ないし風も穏やかだから結構お気に入りなんだ。」

「そうなんだ〜。じゃあさっそくクレープ食べちゃお!」

 

ちょっと移動に時間がかかっちゃったから直ぐに食べちゃいたい!

「いただきまーす。」そう言って淡雪ちゃんと一緒に口に入れる。

 

甘い。クリームたっぷりで口から溢れそうでおいしい!

 

「おいしいね。やっぱり私の目に狂いはなかったよ。」

「こういうものに目敏いもんね。流石だよ。」

「ふふーん。ほめても何も出ないよ。」

「じゃあ、食べる前に“やる”って言ったこと覚えてる?」

 

“やる”って言ったこと?…なんだっけ?

 

きょとんとした顔を浮かべているといたずらっ子のような笑みをして

「ふーん?じゃあクレープの感想を教えてもらおうか」

「クレープの感想?それは……甘い・クリームたっぷり・おいしい、だよ!」

「三段落ちみたいに言っているけどそれ、成功してないから。」

 

クスッと笑ってくれた。それにつられるように私も笑う。

ちょっとボケて大成功だね!

 

「まぁそうじゃなくてね?どんな甘い〜とか、クリームはどう〜なのとかそういうの。」

「んー…そういう感じ?もういっかい食べてみるね」

 

はむっと二口目を頬張る。

クリームは…バニラアイスのようなほのかな甘さと、牛乳特有のまろ甘さが口に広がって……

生地は上質な小麦粉の味で簡素な味。

でも逆にクリームの良さを引き立てていて絶妙な味を醸し出している。

つまり、

「おいしい!」

 

「うーんだめだこりゃ。」

苦笑いしながらそう言ってきた。

 

「だっておいしいのはおいしいんだもん。」

「それはそうだけどね?舌がきめ細かいクリームに包まれてほろ甘〜!!とかあるでしょ。」

「なるほどそう言ったらいいんだね。」

 

そうわいきゃいしながら食べていると、カサっと音が鳴った。

気になって見てみるとそこには白っぽい蛇がいた。

 

「ねぇねぇ、あそこに白っぽい蛇さんいるよ?」

「蛇?うぇ、私ちょっと苦手かも。」

 

蛇さん、ちょっとかわいく見えるけどどうしてだろ?

 

「どうして?」

「うーん、単なるイメージなんだけど、蛇って再生の象徴だったり水神とか良い面もあるけど、祟られたりする話もあるでしょ?正直、神の使いだーとか言われる生き物に関わりたくないよねって。」

「蛇さんそんな話があるんだね。」

「まぁ、昔の人の話だからどうでもいいところはあるけど……普通に苦手なんだよね。」

「じゃあいこっか。クレープもたべちゃったし!」

 

そう言って私は淡雪ちゃんの手を引いて外に出た。




今回はクレープの味が難しかったです。あと眠たいです。無限に寝れます。
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