虚飾の魔女に憑依した事に気付いていないおバカ一般女性 作:ヤン基地
はーいちょっと前に異世界デビューした私でーす。いやね、エルフの里に来て1ヶ月くらい経ったんですけど、エルフって良いね!イケメンも多いし美少女がいっぱいで最高ですわ。んで、この辺の情報とか色々聞いたんだけどこの森は『エリオール大森林』ってバカ広い森らしい。...そりゃどんだけ歩いても出られんわ。サテラちゃんに会えてホント助かった。
そしてよ!この世界魔法あるんだってさ!なんか色々属性が分かれててサテラちゃんの属性は『陰』らしい。ちな私は『陽』って属性らしいけど私魔法使えん体質なんだってさ。悲しい...マナとかゲートとかよく分からんけどとにかく私は全く魔法が使えないんだと。落ち込むよねこれ。
『魔女』についても聞いたんですよ。自分魔女っすよって言ってしまったから最初変な顔されたけど、詳しいこと知らんから教えてって言ったら教えてくれた。『魔女因子』ってやつに適合した人が魔女って呼ばれるんだって。んでその魔女は固有の能力を持ってるらしい。...私魔女因子とかいうやつに適合した覚え無いんですけど、まあいいか。私の能力ってなんだろ。都合良く服落ちてたり、サテラちゃんに会えたりしたから『運がめっちゃ良い』能力とかかな?
そうそうあとサテラちゃんが私を今日魔女達が集まる『お茶会』ってのに招待してくれるんだって。魔女達皆キャラ濃ゆいらしくて正直不安だけどまあ営業トークで何とかなるでしょ。
「準備は良い?」
おっけーっすよ!ドンと来やがれってんだ!
「じゃあ行くわよ」
うおっ眩し!
「さあ、着いたわよ」
うわマジで一瞬じゃん。魔法ってすげー!
「あーっテラテラだぁ、やっと来たんですねぇ。...成程ぉ、この人がテラテラの言ってた新しい魔女なんですかぁ。」
えぇ...脚の生えた動いてる棺...?に拘束されてる目隠しした少女?いやキャラ濃ゆいとは聞いてたけどここまでとは思わんやん。
...いやーっ見た目凄いっすね。カッコ良さを感じますわ。
「まさか私を見て驚かないとはぁ、面白いですねぇ」
「ふふっ自己紹介は席に着いてからやりましょう?」
あっそっすね。...ここの席で良いのかな?にしても地面に寝っ転がった人が居たり困惑しちゃうよこれぇ。
「さて、皆集まった様だね。さて、まずサテラが見つけた魔女に自己紹介をして貰おうか」
喪服みたいなの着た美人さんが取り仕切ってるのね、了解。
私パンドラって言います〜皆さん宜しくお願いします〜
「ふむ、パンドラと言うのだね。ワタシは『強欲の魔女』エキドナ、宜しく頼むよ」
喪服みたいなの着た人がエキドナさんと。なんか出来るOLって感じするなあ。
「私い〜『暴食の魔女』ダフネって言いますぅ〜」
凄い見た目のインパクトあるし絶対名前覚えられる自信あるわこの人。
「はあ、『怠惰の魔女』セクメトさね、ふぅ。」
めっちゃダルそう。ていうか地面に寝っ転がってるけど大丈夫?汚れない?
「『傲慢の魔女』テュフォンだぞー、宜しくなー」
あら可愛い。幼女まで居るんすねー。
「えっえっと...『色欲の魔女』カーミラ...だよ?貴方は優しい人...だよね?」
庇護欲掻き立てられますねぇ。同級生にこうゆう子居るよね。
「『憤怒の魔女』ミネルヴァよ。怪我しないなら何でも良いわ」
おや?ツンデレか?この人も可愛いねえ。
「これで皆自己紹介は終わったわね。改めて宜しくね、パンドラ」
おう。不安だったけど、皆人が良さそうだし杞憂だったかな。
「これでまた賑やかになったわね。私とっても嬉し...」
サテラちゃん俯いてどうしたん?...えっなんかか黒いモヤみたいなのが出てきたんですけど。何?何が起こってんの!?
「はぁ、最近頻度が多くなってきたさね、ふう」
「まずいね..セクメト、相手を頼めるかい?」
「はあ、まあやれるだけはやるさね、ふう」
えっエキドナさんとセクメトさんめっちゃ深刻そうにしてるんですけど!?他の皆も真剣な表情して離れてるし...ホントにどしたの...。
「キミも権能次第ではあるけど、出来るだけ離れた方が良いと思うよ」
だから説明してくれよエキドナさあん!!