ガンダムビルドブレイカーズ:Code:ヴァル 作:Wandarel
初めまして。
私の名前はアービィ。
ここから先のお話は私からする必要があるわね。
あなたは……生きているわ。
そして、いつか起こりうる災厄の為にここから貴方の物語が始まるわ。
あの時、勝ったと確信した。
そして、私は頭を撃たれ息を引き取った。
………はずだった。
気がつけば、私は見知らぬ天井を見ていた。
???「ここは………。」
???「目が覚めたみたいね。」
誰か分からない人が私に声をかける。
???「あなたは?」
ユウ「ユウ。ヒサイ・ユウよ。そして貴方を狙撃した張本人。」
そう言われ、私は即座に身構えた。
だが、それを手で制された。
???「私、確実に死んだはずだったんだけど?」
ユウ「正直に言えば死ぬことは無い。何せ私が撃ったのは仮死薬が入った弾丸。要は死ぬはずがないの。想定外だったのはライフルの火力が高くて、後遺症こそ残らなかったものの、弾丸が貫通したところね。」
彼女はそう言うと、私にコードを渡してきた。
???「何かしら?」
ユウ「……今、あなたにはここにいるサポートAI「アービィ」と共に生活して欲しいの。その為のGBNでの偽名とこの町での偽名を決めておこうと思ってね。」
???「サポートAI?」
疑問に思い、手渡された鳥のようなメカを見ると声をかけてくれた。
アービィ「初めまして。私がアービィよ。」
???「丁寧にどうも。」
だけど、それはいいが心配なことも何点かある。
???「私は今、どういう扱いになってるの?」
ユウ「死人…だね。カモフラージュとはいえ君は死んだ事になってる。」
???「そう……。」
大切な人を何人も置いてきた。
正直後悔してる。
そんなことを思ってるのを見透かされて、ユウが声をかけた。
ユウ「大丈夫、君はまだチャンスがある。」
???「そう……ね。」
ユウ「いい、貴方はこれから天ノ玉原市で機会を伺って裏からの攻撃後、あの子達と合流するのよ。」
アービィ「えぇ。その方がきっと上手くいくわ。」
???「分かりました。でも、どうやってあの黒組織の中に紛れ込んだんです?」
ユウ「あの女の手駒である養王田組なんて指揮系統もバラバラなアホばっかりだから余裕で入れるもの。」
???「結構辛辣ですね……。」
ユウ「安心して、こっちにはちょっとしたコネクションだってあるもの。それと今は事情があって居ないけどもう一人、心強い味方がいるから。」
どうやら私はとんでもない所に入ったようだ。
ユウ「あ、そうか。説明してなかったわね。今、貴方や貴方の家族を暗殺しようとしたりしてたのはソウゲツ・トモコ。私達のサポートが遅れたせいで貴方のお父さんとお母さんは救えなかった。妹の方は何とかなったわ。」
???「それなら良かった……でも、終わるまでは私はあの街には戻れないのよね……?」
ユウ「そうなるわ。過酷な運命を、私達のエゴをあなたに押し付けるようで本当に申し訳ないけど、やらねば次はイチカちゃんが危ないのよ。」
???「なら、私はあの子の為にも、そして彼女の為にも頑張らなきゃ。」
ユウ「そう言ってくれると思った。さっそくだけどGBN内でのCodeはどうする?」
???「そうだなぁ……あの時の異名を借りようかしら。」
ユウ「なら、コード:ヴァルっていうのはどうかしら?」
???「なかなかいいわね!」
アービィ「それで、偽名の方はどうするのかしら?」
???「そうねぇ……。」
ユウ「さて、どんな名前にする、デンノ・レイカ?」
レイカ「うーん……。決めた。」
レイカは、戦女神のゼロは生きていた。
トキメ「
ユウ「ふふ、レイカちゃん改め、よろしくねトキメちゃん。」
トキメ「えぇ。よろしく。」
戦女神は翼をもがれながらも立ち上がった。
トキメ「さてと……軽く一泡吹かせてみるのもいいね。」
トキメは
トキメ「行くよ、アービィ。」
アービィ「えぇ。よろしくね。」
私、レイカ改めトキメは天ノ玉原市での空白の期間をここに記そうと思う。
いつか、帰ってくる時の為に。
トキメ「……アイツ、ヤンデレを拗らせてなければいいんだけど。」
私はふと心配事を言ったが、大丈夫と割り切った。
「学校生活かぁ〜……。」
「ガンプラと勉強は大丈夫?」
「大丈夫、流派冥王不敗に不可能はないもん。ブイッ。」
「今日からお世話になるダイドウ・トキメです。」
「そう……。」
(威圧的だなぁ。)
ガンダムビルドブレイカーズ:Code:ヴァル
第一話「天ノ玉原の女王(?)」
アービィ「さぁ、どんどん行くわよ。」