ガンダムビルドブレイカーズ:Code:ヴァル 作:Wandarel
新たに学校生活を始めた、ダイドウ・トキメ。
トキメ「ここが、天ノ玉原学園かぁ。」
アービィ「何とか編入出来たけど、すごいわねあのユウって人。」
トキメ「………ユウさん、どこかで見たことある気がするのよね。」
トキメはどことなくユウに似ている人物が思い浮かんだ。
正直に言えば、妹に絡む嫌な男だったが死んで欲しいわけでもなかったが……。
トキメ「……アルマ市長。」
今は亡き父と母の親友で妹のイチカにとって最愛だった人
トキメ「気に入らないわね、本当にあの人は。好き勝手してその上で勝手に手の届かないところに行って……。」
やはり、ソウゲツアルマのことは嫌いだ。
でも、もっと嫌いなのは誰かの為に尽くしていたアルマを殺したソウゲツトモコだ。
アービィ「トキメ?」
トキメ「いえ、なんでもないわ。」
トキメは前へと進み、学園に入っていった。
そして、靴を入れ上履きに変えて教室の手前まで来た。
既にホームルームは始まっているが後から入ってくる方がいいだろうと判断したユウさんが上手く仕込んでくれた。
タイミングも完璧。さぁ、新しい学生生活を始めましょう。
アービィ「しっかりね?」
トキメ「えぇ、もちろん。」
???「入ってきてくれ!」
その掛け声と同時に………
トキメ「えい♪」ベキャァァァッ!!
トキメは扉を蹴破った
その瞬間に悲鳴が上がり、ホームルームの先生であろう断末魔(?)が響いた。扉はかなり飛んでおり、ホームルームの先生に直撃していた。
トキメは生徒全員が唖然としている中つかつかと教壇に進み、チョークを手にして綺麗な文字で自分の名前を書いた。
トキメ「初めまして皆さん、私はダイドウ・トキメ。トキメさんでもトキメちゃんでもなんでも呼んでください。よろしくお願いしますね♪」
思わずウィンクを飛ばしたが、生徒一行は苦笑いしながら拍手していた。
トキメ「……アービィ、私何かしたかしら。」
アービィ「あなた、一回教室の入り方をwikiとかで調べた方がいいわ。」
アービィに細目を向けられそう言われた。
その時だった。
???「コォォラァァッ!!学校の備品を壊すんじゃなぁーい!!」
そう言って立ち上がってきたホームルームの先生はかなり筋肉質だった。
トキメ「あ、おはようございますえーと、ゴリラ先生?」
生徒の一部がぶっと吹き出す。
ゴリラ「おう、俺は
トキメ「はーい。」
そんな事で生活は始まったのだが……。
トキメ「あら、靴がないわ。」
やはり、学生で少々人間関係などが未熟な面もある人間がいる為、トキメは虐めを受けていた……が。
トキメ「予備の靴あるし別にいいか。」
トキメは予備の靴を使って帰った。
トイレにいる時も、水をかけられた。
トキメ「あら、ここでは
だが、それは油掌底の練習にされた。
教科書が無くなった時も……。
トキメ「はい、そこわかりますよー。」
事前に予習をこなしていたトキメにとっては無意味に等しかった。
???「ねぇ、トキメさん大丈夫?」
トキメ「どうしたんですか、ユリナさん?」
ユリナ「だって……椅子も机もないんですよ、どうやって勉強するんですか?」
トキメ「あらほんと。まぁ大丈夫よ。」
トキメは空気椅子の姿勢で座り、そのまま教科書とノートを開いた。
その姿はまるで見えない机と椅子があるかのようだ。
ユリナ「ど、どうやってそんなふうに……。」
トキメ「修行の一環よ〜。こういう姿勢のキープってなかなか精神力使うからいい修行になるの。ユリナさんもやってみる?」
ユリナ「……遠慮しておきます。」
そんなこともあり、トキメは呼び出しを受けた。
わざわざ体育館に呼ぶなんてなかなかの事をする。
???「来たか、ダイドウトキメ。」
トキメ「あのー、放課後で部活も所属していないから帰りたいんですけど……ハマノヤさん。」
呼び出したのは
聞いたところ、一連のあの流れの主犯らしい。噂ではこういう風にちょっかいをかけてガンプラバトルをする流れを作るらしい。
ミナト「私には私なりのプライドもある。そのアンタの生意気な口を今すぐ黙らせてやるわ!」
どうにも、普通には通してくれないらしい。
トキメ「……ガンプラ。」
ミナト「は?」
トキメ「ガンプラ忘れてきちゃった……。」
ミナト「………なんですって?」
トキメは肝心のガンプラを忘れてきていたのだ。
トキメ「ちょっとまってて。」
トキメはダッシュで職員室に向かった。
ゴリラ「何?トレーニング用のリーオーを貸してほしい?」
トキメ「はい、ちょっとガンプラバトルしたかったんで。」
ゴリラ「………壊すなよ?」
トキメ「もちろんです!」
トキメはダッシュで体育館に戻ってきた。
トキメ「お待たせしました。」
ミナト「遅い!何してたの!」
トキメ「リーオーの貸出許可もらってきたんです。」
ミナト「舐められたものね、転校生相手に!」
ミナトはシャルドール改のカスタマイズした
「シャルドールカスタム」を取り出した。
トキメ「……アービィ、接続出来そう?」
アービィ「完璧よ。」
トキメ「プラモトレースシステム、セットアップ。」
トキメはコントローラーから手を離した。
ミナト「何?もう降参?」
トキメ「いいえ、これからですよ。」
トキメの目が輝く。
バトルスタートの音声が響いた瞬間にシャルドールカスタムがドッズライフルを打ち込んでくる。
トキメ「ヤタノカガミあってのビーム湾曲だけど、実はなくても出来るのよ。」
トキメはドッズライフルのビームを弾き受け流した。
ミナト「は?」
流石のミナトも呆然としていた。
トキメ「じゃ、行こうかな。」
瞬間、ミナトのコクピット視界からリーオーが消えた。
ミナト「どこに!?」
トキメ「うーしろ。」
直後、背後から蹴りの一撃を貰い大きく吹き飛んだ。
訓練用リーオー故に攻撃力は低い……はずだった。
ミナト(一発でイエローライン!?)
トキメ「私のこの手が深淵に染まる……」
ゆっくりと掌を蠢きさせながら近づいてくるリーオー。
ミナト「くそっ!!バーニアが!!」
スタンラインまで貰い、行動不能である。
トキメ「全てを呑めと蠢き唸る……」
どんどん近づいてくるリーオー。
ミナト「やめ……やめろぉっ!!」
トキメ「アァァァセナルッ!フィンガァァァァァァッ!!」
深淵の一撃がシャルドールカスタムの胸部に直撃する。
トキメ「終わりよ、砕け散りなさい。」
引き抜いたその手には、シャルドールカスタムの胴体。
それを握りしめ、破壊した。
バトルエンドの音声が流れる。
ミナト「こんなことが………。」
トキメ「あなた、結構筋はいい方だよ。慢心せず努力を重ねていけばきっと上手くいく。あなたはあなただけの才能があるんだから。」
うなだれているミナトを背に、トキメは去っていった。
ゴリラ「トキメ君……いくらユウさんとこの子だって言ってもねぇ……。」
リーオーは右手が使い物にならないレベルでぶっ壊してしまった。
トキメ「すいません、壊しちゃいました。てへ。」
アービィ「この子ったら………。」
波乱万丈の学園生活が始まった。
ミナト「アンタなんにも知らなそうだからアタシが手伝ってやるよ。」
ユリナ「あ、あのトキメさん……。」
トキメ「あら、これどういう状況?」
ガンダムビルドブレイカーズ:Code:ヴァル
第4話「戦女神の凱旋」