異世界転生とは!
ある世界の住人が、死後に別の世界に何らかの力で転移することである!
基本は赤さんから始まり成長していくのだが、ある程度成長した段階での始まりもある。
異世界転生を大まかに分けると「転生」と「憑依」のどちら。
その世界で新しい命として育つのが「転生」、
元ある命に自分の意識が入り込み自由に動けるのが「憑依」だ。
そしてこの男、百鬼ハルは一度転生を経験しているのである。
「学校とは憂鬱なものだね。」
「そうかもね…。」
さらに、月曜日というのが憂鬱さを、最大限引き出している。
俺、百鬼ハルは友人の南雲ハジメと一緒に歩いていた。
小さい頃からの友人で趣味も合い、高校生の今でも一緒にいることが多かった。
しかし、そんなハジメにも明かしていない秘密はある。
俺は一度死を経験し、別世界への転移…所謂異世界転生をした。
その世界では、人の負の感情から生まれる存在「呪霊」を呪術で祓う現代とはまた別の世界へ転移した。
そしてその世界で何年かの時が過ぎ、またこの現代へ戻ってきて数年という感じだ。
過去の思いに耽っているとハジメが話し出す。
「どうしたのハル?寝不足?」
「…いや、今日の昼ごはん何食べようかなって思ってな」
苦し紛れの言い訳。
あまりこのことは知られたくない。
もし、それでハジメと疎遠になったらと考えるとな…。
「あ、南雲君と百鬼君おはよう!」
教室へつき、ドアを開けるとそこに立っていたのは白崎香織。
クラスメイトのひとりの少女で容姿端麗な外見で、分け隔てなく接するその姿から、男子からはマドンナ的存在だ。
……そして俺個人からの意見は、鈍感過ぎる。
「おはよう白崎さん。」
「お、おはよう。」
俺は別にクラスの連中からどう睨まれようと気にはしないが、ハジメは違ったらしい。
クラスメイトからの嫉妬の視線をハジメは怯えるようになって、白崎に対する挨拶も少し躊躇ってしまう。
これに白崎は気づいていない。これが鈍感たる所以。
ハジメが挨拶を返すとニコニコと嬉しそうに笑う。
ハジメは何回か僕のこと好きだったりする!?と帰り道言っている時があった。
「香織また彼の世話を焼いているのか?」
けど本人曰く、自惚れるつもりはないらしい。なぜなら──
天之河光輝。
「全く香織は優しいな。」
八重樫雫。
「南雲君おはよう」
坂上龍太郎。
「全くだぜ。やる気ないやつに何言っても無駄だと思うぞ」
この3人がいるからだ。
この正義感のつよいイケメン、剣道の大会で負けなしの美少女剣士、
190㎝を超える身長を持つ熊のような体格の持ち主はクラスの中でも特に目立っている。
俺は、厄介なことになる前に俺はそそくさと自分の机へ向かおうと思い教室へ入っていった。だがその時…。
「「「「……!!?」」」」
耳をつんざく高音と共に床に、魔法陣が描かれる。
「な…」
「何だこれは…!!」
「みんな教室から出───っ!!!」
八重樫が困惑する皆へ声を掛けるがそれが届くこともなく俺たちは謎の光に包み込まれていくのだった……。
いかがだったでしょうか。誤字脱字あったら報告よろしくお願いします!!