世界で1人の呪術師は世界最強   作:はるなが

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遅くなりました。15話です!


第15話 ギルドへ行こう。

 

「……なんとかなったな…」

 

門番がアホで助かった。もうちょい上の層の人物なら即刻アウトだっただろうな。

 

さて、まず最初に向かう場所は冒険者ギルドだ。

門番に魔物の素材を換金する場所を聞いたら、そこを勧められたのだ。

 

そしてその冒険者ギルドへ向かっている途中…

 

 

「そういえばなんですけど、自己紹介がかなり遅れましたね。私の名前はミラ•ティスロードと言います。鬼族の次期統括です!」

 

この女…ミラは急な自己紹介を始める。

俺とシロもそれを聞いて今まで自己紹介をしてない事を思い出した。

 

「かなり遅くなった。俺は百鬼ハルだ。」

 

「私はシロ。よろしくねミラ」

 

「ハルさんにシロさんですね!よろしくです!」

 

簡易的な自己紹介を終え、さっきの発言から気になった事を聞いた。

 

「ミラ…お前本当に次期統括なのか…?」

 

「やだハルさんったら///いきなり呼び捨てなんて…//仕方ないですね」

 

「うるせぇ」

 

「そうですよ私は次期統括です。」

「なんで落ちこぼれのコイツが…?て顔してますね。」

 

「……」

 

「確かに私は落ちこぼれです。ですがそれは極一部の部分がですね。」

 

「私のステータスは基本的に鬼族でも随一を誇ります。流石にハルさんの足元には及びませんが……。」

 

「そのステータスで何故落ちこぼれなのか。────それは私が魔力を一切所持していないからです。」

 

「私の体質というかなんというか…生まれてこの方ずっとなんです。

何せ生まれつき体に“縛り″があるらしくて。『フィジカルギフテッド』というらしいですね。」

 

………フィジカルギフテッド……。

俺のステータスで表示されていた「後天性天与呪縛」に似たもの。

厳密にはミラの持ってるものこそが本来のものであり、俺のものは紛い物だ。だがこれは…あっちの世界での話。

 

「このせいで私は一切魔力を持たないんです。その代わりとして超人的な身体能力が手に入ります。まあ、前にも言った通りなんですが私血とか苦手なんですよ……暴力なんかも。だから合ってないようなものです。」

 

……第一にだ。この世界にそんなものが存在するか?

フィジカルギフテッドは「呪力や術式を代償としたもの」だ。

 

考えられるのは………ミラは元々、呪力もしくは術式を所持していた。

だが「フィジカルギフテッド」という言葉がこの世界で使われているのもおかしい。

まさか呪術師は俺以外にも存在するのか…?

……………あぁ段々わからなくなってきた。

この世界には謎が多すぎる…。

 

「なんでフィジカルギフテッドなんで言葉を知ってるんだ?」

 

「…?常識じゃないですか?」

 

「…………。」

 

常識ね……。

 

「ミラの言っていることは間違っているから訂正しておく。……フィジカルギフテッドとは「呪力もしくは術式を代償としたもの」だ。魔力を代償にするものではない。」

 

「……呪力?…術式?何のことですか…?」

 

「…知らないならいい。」

 

 

呪力、術式は知らない様子。

だがフィジカルギフテッドという言葉が伝わってるってことは赤坂が広めたってことでいいのだろうか?

 

「ハル、難しい顔してるよ」

 

「…すまん。」

 

「大丈夫。ハルのその顔好きだよ?」

 

「シロ……。」

 

難しいことはほっといて目の前にいるシロに視線を向ける。

上目遣いで目をうるうるとさせて見てくる。

その姿には誰も敵わない。そっと手を伸ばしてシロの頬へ持っていく。

 

 

「あの〜私いるんですけど。」

 

その行動は叶わず、ミラが口を挟んだ。

くそっ!!!

 

 

 

 

比較的平穏な空気が流れる俺の周りに、突如として侵入者が現れる。

その侵入者はまさに「よく肥た豚」。格好からして貴族か何かだろう。

 

興奮か疲労か。常に「はぁ…はぁ」と息を切らしている。まぁ、明らかに前者だが。

 

「そこのお前…はぁはぁ。100万やる。その女を渡せ。」

「はぁはぁ。そこの銀髪の奴は俺の妾にしてやる。来い!」

 

「………。」

 

気づけば人だかりができていた。

「なになに?」「うわっ。あの上流貴族じゃん。」「豚かよ」

 

一般人の反応を見る限り、コイツはどうなっても良さそうだ。

 

「早く…来い!」

 

その豚の手がミラとシロに触れようとしたその瞬間───────!!

殺気を込めて豚を睨む。

 

「ッ!!!!!」

 

驚きと恐怖のあまり、後ろは飛び退いてしまう。

ジタバタと地面を這いつくばりながら後ろへ下がる姿は酷く滑稽だ。

 

「ひ、ヒィッ!!!!!」

 

ついには過呼吸になり始め、はぁはぁという吐息が加速する。

 

「お、おいっ!!早くラガルドを読んでこい!!!」

 

「お呼びかい?豚さん」

 

声にすぐさま呼応するように人混みから出てきたのは、軽装を身に纏ったおっさん戦士。ガタイの良さは一流だ。

 

「え?ラガルド?」 「あの黒ランクの?」「あのガキ死んだな」

 

いつの間にかできていた人だかりから聞こえてくる声に耳を傾けてみたが……。黒ランクがそんなに凄いのか?

 

「早く!!あのガキを殺せっ!!!!」

 

「……ああ言われたらしょうがない。坊主、お前に恨みはないが死んでもらうぞ。」

 

「…………。」

 

「…チッ。反応なしかよ楽しめねぇな。目の前でそこの女ども犯したら少しは反応するのか?」

 

………どいつもこいつも。性欲しか頭にない劣等種が。

こんな奴らを見てると人間どもは滅んでもいいんじゃないかと思う

 

「……黙れよおっさん。」

 

 

ラガルドが反応できる速度を有に超えた速度の蹴りを鳩尾に放つ。

最初に胃液、次に血を吐き出して壁に吹っ飛ぶ。

 

「……?ッ!ぁ…かッ…。ひ…ゅ…ひゅ…ーッ」

 

肋骨を砕きながらそのまま横へ凪ぐ。

民衆の間を綺麗にすり抜けて、建物の壁へと激突する。

 

激痛のあまり、声にならない声をあげ内臓もやられてるので息がまともに出来ない。だがそれ以前に…。

ラガルドは何が起きたかを把握できていない

 

民衆はザワザワと声をあげ始める。

 

「あの黒ランクのラガルドを一発で!?」

 

「何者だよあいつ…。」

 

 

 

「それで?俺のシロをどうするって?」

 

「ひ…ひゅ……ぅ…ッ!!」

 

「何を言ってるかわからないな」

 

俺はそれと同時にラガルドの腕を踏み折る。

 

「…ッ!!!ひゅ…ッ!!!」

 

骨を踏み砕く感触が伝わり、ラガルドの顔には悲痛な表情が浮かぶ。

 

「何か言えよ。もう一本「ちょっと待った。」…?」

 

声の聞こえた後ろへ向くと、3人の男が立っていた。

 

「それ以上の暴行は認めない。君が何故この行為に至ったかはこちらで確認済みだ。」

 

「……。」

 

「すまないがこちらのギルド本部へ来てもらえるか?」

 

「…ああわかった。」

 

少しだけやり過ぎたか…??




かなりゆっくりめに進んでます!
今後の展開考えるのに必死です。
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