世界で1人の呪術師は世界最強   作:はるなが

2 / 16

どうも二話目です。
さっきすだちと蜂蜜をお湯で混ぜたやつ飲みました。
結論あれはお湯じゃなくて水で飲んだ方が美味しい。異論は是非認めます。僕はホットレモン派です。



第二話 天職

 

 

目を開けるとそこには玉座みたいなものがある広い部屋にいた。

さっきまでいた教室とは異なる場所に皆は驚きを隠せないでいる様子…。

 

「一体…何が…。」

 

横を見るとハジメもいる。

その隣には白崎も、天之河も。

 

「みんな落ち着け!まずは全員が無事か確認を…!!」

 

流石は天之河。自分の持つ正義感からか、もしくは使命感からか率先してクラスを鎮めている。

 

「ハジメ、無事か?」

 

「うん、大丈夫だよハルは?」

 

「俺も何もない。……それにしてもここは「ようこそ、トータスへ。勇者の皆様」」

 

 

俺の言葉は人の言葉によってかき消された。

その男は聖教教会教皇、イシュタル・ランゴバルドと名乗り、訳もわからないまま、用意された一室へ案内されていくのだった。

 

 

その一室ではなされた内容は、聞いてて長かったから手短に言うと

この世界のことについてだ。

 

トータスと呼ばれるこの世界には三種の種族があり、「人間族」「亜人族」「魔人族」に分けられる。

 

昔から人間族と魔人族の争いが続いているがここ数十年は大きな戦争は起きなかった。

 

だが、魔人族は魔物を使役するようになって戦況が大きく変化。

その状況を打破するべく、エヒト様と呼ばれる神様が俺たちを召喚したらしい。

 

そして今、さっきまでいた世界とは別の世界と確認させるため、外へ出されている。

 

 

開かれた大きな扉を潜り抜け見えた光景は大自然。

 

これで異世界ということが証明された。

衝撃のあまり、その場にへたり込むうちの担任の畑山先生。

そして1人の歓喜の眼差しが感じられる。

横で驚いていたハジメは質問をイシュタルへ投げかけた。

 

「召喚ができるなら…その逆のことは出来ませんか?」

 

異世界に憧れるハジメも流石に怖かったのか帰る方法を聞き出すが…。

 

「残念ですが…それはできません。」

 

その方法は無いらしい。

 

「あなた方を召喚したのはエヒト様です。我々にそのような力はありません。」

 

無慈悲に突きつけられる言葉はクラスメイトの怒号を生み出す。

そんな中悠々とイシュタルは続ける。

 

「あなた方が帰還できるかどうかも、全てはエヒト様の御意志次第です。」

 

ここまで勝手な神様もいるんだな。

それにここまで崇拝されているときた。

 

確実にこの世界は何かがおかしい。

 

 

 

 

一週間後、

俺たちは壁で囲まれた中庭のような所へ呼ばれた。

そこで指揮をしているのはメルド・ロギンスと呼ばれる王国騎士団長。

 

「早速だが全員に渡すものがある。」

 

そう言って手渡された、カードのような物。

薄くて、曲げてもびくともしない頑丈な物だった。

 

(何だこれ…)

 

俺は不思議に思いながらメルド団長の話を聞いていく。

 

「これはステータスプレートと呼ばれ、自分のステータスを数値化してくれる優れものだ。身分証明書にもなるから絶対無くすなよ?」

 

「やり方は簡単だ。一緒に渡した針で血を一滴ステータスプレートに垂らしてくれ。」

 

「痛いのは嫌なんだけどな…。」

 

「一瞬の我慢だよ。我慢してハル。」

 

ハジメの方を見ると躊躇なく刺してる。

俺も仕方なく指に針を刺し、血を垂らす。

 

「おぉ…。」

 

血を垂らすとプレートに小さな魔法陣が浮かび上がる。

これだけでいいのか?

 

「原理は俺に聞くなよ。俺も知らないからな。」

 

「これはアーティファクトと言ってな、まだ神様が地上にいた時の道具で唯一聖教教会が作成できる物だ。」

 

 

メルド団長の話を右から左に聞き流しながら、表示されたものを見る。

 

========================

 

百鬼ハル

 

17歳 男 レベル1

 

天職・呪術師

術式:雷操術

技能:雷[+白雷][+黒雷][+赤雷][+紫雷]言語理解

筋力:10

体力:10

耐性:10

敏捷:10

魔力:10

魔耐:10

 

========================

 

 

呪術師って……。

まさか前の転生の影響でか?

しかも当時と比べるとすごく弱体化されているような気がする。

 

「ねぇ、ハル。どうだった?」

 

ワクワクとした目で語りかけてくるハジメ。

ここで呪術師というかを悩んでしまう。

この世界に呪術師という存在がいるのか分からないので、不審に思われるのも無理ないんじゃ無いかな?

 

迷うな…。

 

「…普通のステータスだったよ。一般人とかわらないってさ」

 

さっきメルド団長がしれっと言っていたのだが、トータスでの一般人のステータスは10が基本らしい。

 

前の転生で有利になるかなって思ったけどそうはならなかったみたいだ。

まぁ仕方が無いな。地道にレベルを上がるしかないだろう。

 

「ハルも?…実は僕もなんだ…」

 

「ハジメもなのか?奇遇だな。」

 

周りのみんなが続々と異常っぷりを発揮していく中、俺とハジメはステータスオール10。似た者同士だ。

 

すると突然誰かから肩を組まれ…

 

「おい南雲、百鬼、お前らの見せろよ」

 

そう言って俺とハジメのステータスプレートをぶん取る檜山。

こいつ…。

檜山は俺とハジメを確実に下に見ている。

 

「あー、なんだよコレ!お前らクソ雑魚じゃねぇか!」

 

この言動が既にそれだ。

けどこれはなぜか…。そう。こいつは自分の好きな人がハジメと良く話すからだ。子供かよ。

 

「メルドさーん!錬成士ってなんですかー?」

 

「錬成士?…鍛治職だな。戦闘向けでは無いな、」

 

「だってよ?ハジメは頑張って武器でも作れや。」

 

それに合わせて、取り巻きの2人が「南雲の作った武器なんて使いたくねー。」とか「そんな欠陥品とか死ぬだけだろー!」とか言って馬鹿にしてる。流石に腹立つ

 

「じゃあ呪術師ってなんですかー?」

 

「呪術師……?聞いた事ないなそんな物…」

 

「ギャハハ!!お前は無名の職業かよ!ま、無理せず死なない程度に頑張れよ?お前みたいなクソ雑魚に何ができるかはしらねぇけどな?」

 

言いたいこと言って嵐のように去っていく檜山。

散々人の馬鹿にして自分のは見せないのか。さぞお強いんだろな。

それか自分の職業、ステータスが大した事無くて虚勢を張ってるからのどちらかだ

 

「ハジメ、あいつらはほっといていいからな。お前は自分のオリジナルの武器でこの戦うことができるんだ。武器だけじゃないだろ?戦闘面や生活に困った時はなんでも活用できる。俺は案外凡庸な職業だと思うぞ。」

 

「ハル…。ありがとね。」

 

「大丈夫だ。一緒に頑張ろう。」

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか。
誤字脱字あったら報告お願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。