昼のサスペンスドラマってなんでサブタイが長いんだろう…
ラノベタイトルが長すぎるとツッコまれるのに
「と、いうことがこれまでわかったことだ」
「そうかそうか、ご苦労であったぜ!」
「アキオっちは何もしてないッスよ。ほとんどうちとノブちゃんの仕事だったじゃん」
「あとから活躍すんだ!見てろよ崇め讃えよぉ?」
「……」
「レキ、まだ待っててくれな?」
「というかノブちゃん、みんなを集めて会議するのは構わないッスけど…なんで焼肉屋?」
夜、アキオと鳰を呼んで報告とこれからのことについて話すことにしたのだが集まった場所は焼肉屋だ。これには深ーい訳があるのだ。
「レキ大明神のご希望である」
まさか腹を空かせたレキが焼肉屋をチョイスするとは…しかもそこそこ高い所だし!?無論、支払いは俺だ。
「あざっす!流石はレキレキ!」
「よおぅし!めっちゃ食うぞ!」
「お前らは割り勘だからな!」
話を聞かない二人はどんどん肉を頼みやがる。あぁやめてくださいレキさま!上カルビ10人前とか鬼畜すぎますぅ⁉俺のお金がとぶぞぉ!
「に、鳰、事件についてあれから情報は集まったか?」
「あれッスか?爆弾魔と襲撃犯は別人だけど繋がりはあったッスよ」
武偵殺しの3件目の事件と接点があっただけだが他に収穫があったか。
「裏市で仕入れた情報によると襲撃で奪われた銃器や盗まれた車輌を大量に買い取った輩がいるっス」
「銃器だけでなく車輌もか…また近いうちに事件を起こすなぁ」
それが明日だったりしてな。しかし爆弾魔の方はかなり仕込んでやがる。
「売り捌いてた連中は買い取ってくれる顧客を武偵殺しに絞ってたらしいッスよ。買い取られた直後は行方をくらましたし、罪を武偵殺しに擦り付けたみたいッスね」
武偵殺しと襲撃犯は仲が悪いようだ。手を組まれてたら厄介だったがそうでなければ楽だ。
「しかしまあなかなか尻尾を掴ませてくれない奴らッスねぇ」
「だったら武偵殺しを捕まえて吐かせるのはどうだ?」
「アキオ、一筋縄じゃいかねぇだろ」
手掛かりの収集はまだもっと探った方がいいかもしれないな…
「まだ手掛かりを集めるとしよう。レキ、俺達も裏市ってとこ探ってみるか」
「明日、探しますか?」
「おう、てなわけで明日はレキと一緒に学校さぼる。鳰は引き続き情報と平行して証拠集め、アキオは…適当にしててくれ」
「任せろ!ごろ寝してて待つ!」
いや、ごろ寝じゃなくていつでも出られるよう待っててほしいんだが…
「そんなわけで会計を……」
「すみません、タン塩10人前」
「うちはパフェとケーキ、メニュー載ってる味1つずつッス」
「ごはん特盛り‼あとビビンバ特盛り‼」
「お前ら……」
この日、たくさんの諭吉が天に召された。そして俺は悲しみを抱いて不貞寝した。
____
ベッドの隅に置いた携帯がやかましく音を鳴らす。
ああ、五月蠅い。この電話は鳰からか…何時だと思ってんだ。朝の8時じゃねえか、またモーニングコールかよ。
「どしたー、こちとらねむいんじゃ」
『ノブちゃん‼起きてッスよ!』
「いや、お前のせいで目が覚めたんだけど?」
『違うッス‼バスジャックッスよ!』
ハア!?さっそく起きたんですかい!?あれか、俺がフラグびんびんに立てたせいか!?俺はキンジのようにフラグを建築するような輩じゃなかったのに…
「都合がいいな、おい。状況は?」
『バスに爆弾が仕掛けられているのと、UZIをつけた無人ルノーに追い回されてるッス』
セグウェイの次はルノーか。壊した後、拾えるかな?証拠としてすぐに回収されるだろうし今回はくすねるのはあきらめるか。
「ほんで、応援は?」
『今のところ、遠山とアリアが向かってるみたいッスよ?』
「あいつらか…キンジがターゲットなら寄ってくる可能性はあるな。…鳰、その任務はSランクか?」
『え、まあ緊急のSランクがたった今ついたッスけど?』
今日は金曜だし…丁度いい。ちゃちゃっと片づけてやるか。
「鳰、俺の名義で書いといてー」
『あ、まさか遠山達から横取りッスか!?せこいっス!』
「勝てればよかろうなのだ‼」
電話を切ってすぐさまアキオに電話を掛ける。あいつ起きてるか?
『ふがほは‼ひっひゃいふぉいあしたこわ‼(訳:おはよう‼一体どうしたんだ‼)』
「…飯食いながらでもいいや。すぐにヘリを用意してレキを乗せてってくれ」
『ふぉうひゃい‼ふぉふぉへへ、ふぁひふぉへry(訳:了解した!ところで何の話ry)』
「うっさい、詳しい事はレキに聞け!」
何言ってるのかわからないので速攻で切る。そして黙々と電話をかけた。
『ノブツナさん、どうかしましたか?』
「レキ、今すぐ出れるか?キンジがピンチだから助けにいくぞ」
___
「アリア‼しっかりしろ!」
状況はまずい。爆弾はバスの機体の下に仕掛けられアリアはその爆弾の解体を試みていた。だが、俺がバスの屋根に取り付けられていた通信装置を外していたところ一台の無人ルノーが来てUZIで俺を狙撃。そしてアリアが俺を庇って負傷した。
「アリア、アリア‼」
アリアの身体を揺らすが気を失っている。アリアが捨て身で撃ち無人ルノーを落としたが未だ爆弾は解除されていない。
焦りは募るばかりでどうすればいいか戸惑う。そんな最中にバスに接近してくる車が。
「‼まさかもう一台いたのかよ…」
本当にヤバイ。今度はフェラーリか。今の俺にあれを撃ち落とす腕はないし、バスに乗っている生徒たちも負傷していて応援要請することもできない。
「このままじゃぁ…」
「うおぉぉぉぉ!キンジぃぃぃぃっ‼」
…ん?なんか遠くから誰が叫んでいるのが聞こえてくるぞ…?
目を凝らして視るとフェラーリを追うように何か来ている。あれは…セグウェイ!?そしてそれを運転しているのは…
「キンジィィィィっ‼」
「ノブツナ!?」
武偵庁指定の防弾制服を着て、左腰に刀を提げたノブツナが大音量で曲を流しながらこちらに向かっている。
平賀さんからノブツナが事件のセグウェイをくすねたって聞いたがなんつう魔改造してんだあいつは!?
あれ、ノブツナが腰のポーチから何か取り出したぞ?あれは…M24型柄付手榴弾!?さっそくフェラーリに向かって投げやがった!
「みんな、伏せろ‼」
すぐさまバスの中にいるみんなに叫ぶ。その後、手榴弾はフェラーリに当たり爆発を起こす。爆風が通り過ぎ、アリアを守りながらしゃがんでなんとか事なきを得る。顔を上げて様子を見ると、ノブツナはセグウェイを加速させこちらに近づいてくる。
「よいしょーっ‼」
セグウェイを踏み台にして大きくジャンプをし、俺がいるところまで着地した。
「おいおい、なんだその顔は?」
「ノブツナ…助かった」
「バカヤロウ、運が良かっただけだ。下手すりゃミンチよりひでえことになってたぞ?奴の武装がポンコツでよかったな。」
ノブツナは俺とバスに乗っている生徒たちにゲラゲラとゲスな顔で笑いながら言う。少し腹立つが今は心強い。
「で、爆弾は?」
「バスの下に仕掛けられている。アリアが解除に試みてたんだが…」
俺はアリアが負傷する経緯まで話した。ノブツナはため息をついて呆れるように俺をみた。
「先にアリアに伝えとけ。独断の行動は時に死にも繋がんだぞ?」
「…すまない」
「しゃあねえ…ここはレキに任せるか」
そうつぶやいたノブツナは無線機を取り出した。
「レキ、行けるか?」
『…ノブツナさん、いつでも行けます』
通信が終えてトンネルを抜けると、ヘリが飛んでいる音が聞こえた。大型ヘリがレインボーブリッジの横を飛行している。ドアが開いており、そこからドラグノフを構えて狙いを定めているスナイパーの姿が…
「あれは…レキ?」
____
『それじゃあ頼むわー』
ノブツナさんの軽い感じがしつつも私を信頼してくれる声を聞く。私は何も言わず無線を切り、狙いを定める。
標的はバスの下に取り付けられている爆弾…見つけた。照準を更に絞り込み狙いを定める
「私は…一発の銃弾」
銃弾は人の心を持たない。故に、何も考えない―
―ただ、目標に向かって飛ぶだけ
引き金を引かれ、銃弾は飛ぶ。風のように速く飛ぶ銃弾は、バスの下にしかえられた爆弾の留め金を貫通。爆弾は転がってそのまま海の方へ落ちていく。
そして、水中で爆発を起こし大きな水柱を立てた。その様子をスコープから覗く私は息を吐く。
「…任務、完了」
無線で伝えてスコープで覗くと、ノブツナさんはいつもの優しい笑顔で私に手を振る。
ノブツナさんの笑顔を見ると時折感じるこの感覚…何なのだろうか…
『サンキュー!じゃあ次に備えてくれ』
「わかりました。…アキオさん、後はお願いします」
「合点承知の助‼」
_____
大きな水柱が起きて雨のように海水が降りかかる。気を失っているアリアにも当たり、彼女についている血を流してくれる
「…」
なんとか爆弾を解除し、バスに乗っている皆を助けることはできた。…だが、俺とアリアの初めての事件の結果としては最悪だ。結局、俺は何もできないまま、アリアを傷つけてしまった…
「おい、武藤!なにぼさっとバスを止めてやがる!走らせろ‼」
ノブツナが運転席にいる武藤に怒号を飛ばすのが見えた。
「なんでだ、ノブツナ?もう爆弾は取り除いたし、大丈夫だろ?」
「武藤の言う通りだ。やることは終わったんだ」
「バカ、アレが見えてねえのか?」
ノブツナが指さす方には黒のハイエースバンが3台近づいてきている。ノブツナはLARグリズリーを抜きリロードをした後、バスの中にいる生徒に指示を出す。
「いいか!死にたくない奴はしゃがんで頭と上半身を撃ち抜かれんようにしとけよ!」
そうしているうちにバスの両サイドに並んだ2台のバンは窓からアサルトライフルを覗かせ乱射してきた。
「あぶないっ!?」
俺はアリアを守りながらとっさに身をかがめる。
「HK416か。なかなかいいもん持ってんじゃねぇか!」
ノブツナはにやけながら狙いを定めて拳銃を撃つ。銃弾はバンのタイヤに当たり、バンはピンして転倒した。
ノブツナはすぐさまリロードして2台目のバンも同じように撃った。追ってくる3台目のバンはしつこく乱射をしてくるのでノブツナは身をかがむ。
「しっかり目を隠して耳塞いで、口を開けとけ!」
ノブツナはそう言ってバンに向かってスタングレネードを投げた。道路に大きくバウンドしたスタングレネードは閃光と爆音を発した。バンは大きく左右に揺れて柱に衝突して止まる。
「さてと、キンジ。バスの方は頼むわ」
「え?ちょ、ノブツナ、どうするんだ!?」
「殿は任せとけ。お前は頑張った。怪我人をちゃんと手当しておけよ?」
ニッと笑ったノブツナはそのままバスから飛び降りた。転がってうまく着地。あいつは振り返らず俺に手を振る。
…ほんとに無茶苦茶するやつだ
____
さて、いきなりやって来た連中のお顔を拝見する前にもう一度確認しよう。残数6発、予備カートリッジ3つ、スタグレ4つと刀、まあ十分かな?
転倒した車2台、衝突した車1台から、たくさんの武装した黒ずくめのがドアを開けて出てくる。
後詰めで来やがったのはキンジを狙うためか…?それとも武偵殺しと手を組んだか、或いは獲物を横取りして高く売りつけるためか…まだわからねえな。
「ま、こいつらをとっちめたらわかるか」
ようやく戦闘に……描写はイメージしても語彙力が下手っぴかもしれません……(焼き土下座