拙い文章かもしれませんが、楽しんで読んでいただければ幸いです。
気が付くと、知らない場所にいた。周りは真っ白で、他には何もない。
「……どこだ?ここ……」
俺は自分の記憶を辿るが、いくら考えてもなぜここに来たのか思い出せない。俺はただ、高校から下校していただけのはずだ。なのに、家に着いた記憶がない。
「目を覚まされましたか?ここは導きの間。神である私たちが死者の魂を導く場所です」
誰もいなかったこの場所に、突如人が現れた。一体どこから……いや、それよりも、死者?この人今死者って言った?……え?
「い、今、死者って言いませんでした……?」
「はい。あなたは死んでしまったんですよ。
「お、俺が、ビルから落ちて、死んだ……?」
「はい。即死でしたね」
そ、即死……?嘘、だろ……?
じゃあ、家に着いた記憶が無くてここにいるのは、死んだから、なのか……?
「俺が、死んだ……」
「だからそう言ってるじゃないですか。……あの、そろそろ受け入れてくれません?早く転生させて休みたいんですけど……」
「えっ……。て、転生……?あ、頭が追い付かない……」
死んだという重すぎる事実の上に、新しい情報が入ってきた。俺の頭じゃ、理解が追い付かない。
そのせいで、目の前の人が困っているようだ。
「あーもう!これ以上時間をかけたくないので早くしてください!転生先はラノベ作品でランダムでいいですよね!?ラノベが好きなのは確認済みなので!転生特典はどうしますか!?」
「て、転生特典!?ちょっ、これ以上情報を増やさないでくださいよ!」
「はあ……。あなたは本当に優柔不断ですね!……あ。じゃあ転生特典はアレにしましょう!それに、アレなら私も楽しめますし……」
「アレ!?アレって何ですか!?」
そんな言い方されたら、気になって仕方ないんですけど!?せ、せめて名称ぐらいは教えてほしいんだが……。
「まあまあ。気にしなくていいですから。そこでじっとしておいてくださいね~」
「ちょっ、ちょっと待っ――」
「……はい。準備ができました。それでは、良き第二の人生を~!」
「お、おい!やめっ、ヤメロー!!まだ、何も分かってないんだよおおお!!」
俺のそんな切実な叫びは一切届かず、俺の体がどんどん浮いていく。そこから見えたのは、自らを神と名乗った女性がものすんごい笑顔を浮かべて手を振っている光景だった。
何でそんな笑顔なんですか!?いや可愛いけども!でもなんか怖いんだよ!何!?俺の転生特典ほんとに何なの!?
……あ。なんか意識も遠くなってきた。クソっ……!結局何も分からず仕舞いのまま、転生かよ……!
そんな俺が最後に見たのは、手を振り終えて欠伸をしていた神様の姿だった。
あっ……。ほんとに休みたかったんですね……。
初めましての方は初めまして。辻谷戒斗です。
今回、初めてオリ主ものを書かせていただきました。
今話はプロローグで、次話からありふれた職業で世界最強の世界でのお話となります。
続きを楽しみにしてくだされば幸いです。
オリジナル作品も小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+で連載中なので、興味がある方は作者名でお調べください。
それでは、読んでくださりありがとうございました!また次話、もしくは別の作品でお会いできると嬉しいです。